二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.135 )
日時: 2016/10/12 21:06
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

4・鏡山のターン

「俺のターン、ドロー!」(鏡山手札2→3)

「俺は、『白い忍者』を反転召喚! そして効果発動! 『白い忍者』は裏から表になった時、相手フィールドの守備表示モンスターを破壊する! 俺は裏守備表示の『ニードルワーム』」

「チェーンは無い」

白い忍者がドロンと現れると、クナイを投げて裏守備表示の『ニードルワーム』を破壊した。(志垣墓地6→7)


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『白い忍者』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1500 守備力・800
リバース:フィールド上の守備表示モンスター1体を破壊する。
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「そして俺は『白い忍者』をリリースして、レベル6モンスター『黄昏の中忍ーニチリン』を攻撃表示でアドバンス召喚する!」

忍者が煙の中に消えると、その煙の中から筋骨隆々とした忍者が現れた! 攻撃力は2300と、そこそこである。 (鏡山手札3→2)(鏡山墓地7→8)

「そして俺は、クリムゾン・シャドーからバトルを行う! 月影紅斬り!」

伏せ守備モンスターを忍者刀でぶっ刺すクリムゾン・シャドー。しかし、伏せられていたモンスターは……。

「『ウォームワーム』の効果発動。破壊されたからデッキからカードを3枚墓地へ送れ」

「ん」(鏡山墓地8→11)

「そして俺は『奇跡の残照』を発動。戦闘破壊されたので守備表示で『ウォーム・ワーム』を特殊召喚する」

「ならニチリンで再び攻撃!」

またまた破壊される『ウォームワーム』。

「破壊したな? デッキから3枚墓地へ送れ」

「うむ」(鏡山墓地11→14)

わかっているのかいないのか、それ程気にしていないのか。ただただ言われるがままにカードを墓地へ送る鏡山。

観客席の遊太は、若干心配になっていた。ホントにこのままで良いのかと……。

「菊姫大丈夫なの? デッキがもう20枚になっちゃったけど……」

「心配するな、大丈夫だ」

「で、でも……」

「見てろよ、次の鏡山のターン。凄いことが起こるぞ」

「……」

菊姫にそう言われて、鏡山をじっと見つめる遊太。鏡山は、何も苦にはしていないようであった。

「俺はこれでターンエンド」


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『ウォームワーム』
レベル3
炎属性
昆虫族 効果モンスター
攻撃力・600 守備力・1400
このカードが破壊された場合、
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
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『奇跡の残照』
通常罠
このターン戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
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鏡山

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体『No.12 クリムゾン・シャドー』(攻撃表示) 『黄昏の中忍ーニチリン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚


5・志垣のターン

「俺のターン、ドロー」(志垣手札2→3)

「俺は手札から、速攻魔法『手札断殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を2枚選んで捨てて、2枚ドローする」

「うむ」(志垣墓地8→10)(鏡山墓地14→16)

互いに手札を部分交換する。すると、これまでずっとだんまりだった志垣がいう。

「これでデッキ破壊への布石は揃った!」

「どういうことだ?」

「もう終わりって事だよ……手札から魔法カード『ソウル・チャージ』を発動! 墓地のモンスターを5体まで選択して発動! そのモンスターを墓地から特殊召喚し、ライフを特殊召喚した数×1000失う!」

「む……?」

「俺は、墓地の『シールドワーム』3体と、『代打バッター』と『ウォームワーム』を守備表示で蘇生させる!」

志垣の場に、5体のワームが現れる。すると……。(志垣手札2→1)(志垣墓地10→5→6)(志垣ライフ8000→3000)

「『シールドワーム』の効果発動! フィールドに召喚・反転召喚・特殊召喚された時、場に存在する昆虫族の数だけ、相手はデッキからカードを墓地へ送らなくてはならない! 今場にいる昆虫族は5体……そして『シールドワーム』が場に3体ということは……どういうことかわかるか?」

「むむう……」

この状況に、観客席から龍矢が驚く。

「えっと……5枚墓地へ送るモンスターが3体ってことは……全部で15枚墓地へ送るのか!?」

「ええっ!? それじゃあ鏡山君には後デッキが3枚しか残らないってこと!?」

「恐らく奴はこのコンボを狙っていたんだろう、そうとしか思えん」

「菊姫! 大人しく解説してる場合じゃないよ! これどうするの!?」

「落ち着け遊太。アイツは何か思い違いをしているんだ」

「アイツって……志垣が?」

「そう。志垣の策略でデッキは破壊されたが……鏡山には、既に奴をぶっ倒す術が出来ているみたいだぜ?」

「え、ホント……?」

そしてデュエルリングの鏡山はというと。

「わかった。15枚だな」

そう言って、鏡山はなんのためらいもなくデッキからカードを15枚送った。(鏡山14→29)

「俺は更に、速攻魔法『皆既日蝕の書』を発動! フィールドのモンスターを全て裏守備表示にする。そしてエンドフェイズ時、相手フィールドのモンスターは全て表側表示となり、お前はその数だけドローしなければいけない。ターンエンド」(志垣手札1→0)(志垣墓地6→7)

「ということは……2枚ドローするってことか」(鏡山手札2→4)

「2枚ドローしたな? よってお前のカードは後1枚。ライフポイントが3000になっちまったけど……俺の場には守備モンスターが5体もいるからそう簡単にはダメージを与えられない! さあ、お前のターンだ!」


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『シールドワーム』
レベル4
地属性
昆虫族 効果モンスター
攻撃力・800 守備力・2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する
昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。
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『皆既日蝕の書』
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの
裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、
その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする。
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志垣

ライフポイント3000
手札枚数0枚
モンスター5体『シールドワーム』×3(裏守備表示) 『ウォームワーム』(裏守備表示) 『ニードルワーム』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


「ねえねえ菊姫、やっぱり……」

「大丈夫だろ遊太。1枚ドロー出来るなら、その時で決着つければ良いだけだろ」

「で、でもぉ……」

「まあ黙って見てろよ!」

「……」