二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.137 )
- 日時: 2016/10/13 12:42
- 名前: ロード (ID: rHtcSzQu)
やっと二回戦が終わりそうです……。
第二十四話「アキラの実力」
二回戦。最後のデュエルが、始まろうとしていた。
「さあ……遂に俺の番が来たッスね!」
「岩ノ井……大丈夫だよな」
「大丈夫ッスよアネゴ。俺だってデュエリストのはしくれッス。もし倒してしまっても構わないッスよね?」
「……言うじゃねえかテメエ、もし勝ったら、お前を徹底的に潰してやるからな!」
「う……やってやるッスよ!」
菊姫に強がりを言いつつも、どこか言葉に不安が残る岩ノ井。
それを傍から見守る遊太達。やっぱり不安なのだろうか。
「岩ノ井君……強がってるけど、やっぱり不安なんだね」
「それはそうですよ、だってあんな強敵相手にするのは誰だって緊張しますから」
「だよなー。だってこのトーナメントで一番期待値の高いデュエリストとデュエルするんだから」
「誰だって強いデュエリストと戦うのは緊張すると思うわ」
真薄、龍矢、龍奈も心配する。それもその筈。アキラはこの大会で一番期待値の高いデュエリストとして、他の強豪達からも一目置かれているからだ。
以前遊太がデュエルしたことはあるが、遊太はボロ負けしてしまった。
それに、菊姫すらもアキラに手も足も出なかったため、現時点で勝つのは難しい。
だが、それだけで諦める訳にはいかないのであった。
「じゃあ……俺行ってくるッス!」
「おう! 頑張って来い!」
そう言って、岩ノ井はデュエルリングへと向かって行った。
「大丈夫かな……岩ノ井君」
「心配すんな遊太。アイツはみっともねえデュエルだけはしねえよ」
デュエルリングに来た岩ノ井。アキラは既に来ており、緑色のキャップと青いTシャツはそこにいた。
「お、やっと来たか」
「八神アキラ選手と岩ノ井翔太選手。来ましたね? それではお互いにデッキを交換して、シャッフルしてください」
「「はい」」
互いにデッキを交換し、シャッフルする。そしてその途中、岩ノ井は言う。
「この間遊太君とデュエルしたこと、忘れてないッスよ」
「え? お前あん時いたの? 覚えてねえなあ」
「俺はお前と以前デュエルしたことがある、菊姫の友人の一人ッスよ」
「菊姫って誰だっけ?」
「この大会が終わる頃には、忘れられなくなってるッスよ」
「あっそ」
「両者シャッフルは十分でしょう。デッキを持ち主に返してください」
デッキを返す二人。
「では、ジャンケンをして、先攻後攻を決めてください」
ジャンケンをするアキラと岩ノ井。ジャンケンでは岩ノ井が勝った。
「岩ノ井選手、勝ちましたね? 先攻と後攻どちらを取りますか?」
「後攻を取るッス」
「では八神選手先攻、岩ノ井選手後攻で良いですね?」
「「はい」」
「決まりましたので、両選手デュエルリングに上がってください」
言われてデュエルリングに上がる双方。それを観客席から見守る遊太達。
「頑張って……岩ノ井君」
「ではこれより、二回戦最終デュエル、岩ノ井翔太VS八神アキラのデュエルを始めます!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」