二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.138 )
日時: 2016/10/16 11:47
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

1・アキラのターン

「俺のターン。俺は『黒竜の雛』を召喚する」(アキラ手札5→4)

いきなり出されたモンスターは、黒い卵から生まれたちっちゃなレッドアイズみたいなドラゴンだった。

「この雛はな、成長すれば凄い奴になるんだぜ……俺は『黒竜の雛』をリリースして、手札から『真紅眼の黒竜』を特殊召喚する!」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地0→1)

卵から出てきた雛が急に成長すると、あの時見た事があるレッドアイズへと変わった。


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『黒竜の雛』
レベル1
闇属性
ドラゴン族 効果モンスター
攻撃力・800 守備力・500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から「真紅眼の黒竜」1体を特殊召喚する。
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『真紅眼の黒竜』
レベル7
闇属性
ドラゴン族 通常モンスター
攻撃力・2400 守備力・2000
真紅の眼を持つ黒竜。
怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。
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「そして俺は、カードを2枚伏せてターンエンド」(アキラ手札3→1)


アキラ

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体 『真紅眼の黒竜』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚


いきなりエースのレッドアイズを出したアキラ。だが……観客席の遊太と菊姫はというと。

「アキラ君、なんで僕の時みたいに黒石でレッドアイズを出さなかったんだろう? アレなら、他のレッドアイズも出せたのに……」

「……遊太、アタシは今物凄く嫌な予感を感じているんだが、どうやら嫌な予感は的中しそうだ」

「それってどういうこと?」

「見てりゃわかる」


2・岩ノ井のターン

「俺のターン、ドロー!」(岩ノ井手札5→6)

「俺は手札から、魔法カード『トレード・イン』を発動! 手札のレベル8モンスター『超伝導恐獣』を墓地へ捨てて、2枚ドロー!」(岩ノ井墓地0→2)

「そして俺は、更に魔法カード『古生代の宝札』を発動! デッキから2枚ドローし、その後手札からレベル4以下の恐竜族モンスターを墓地へ送る。送れない場合は手札を全てデッキに戻す。俺は手札から『暗黒ヴェロキ』を墓地へ送るッス」(岩ノ井墓地2→4)


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『トレード・イン』
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
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『古生代の宝札』
通常魔法(オリジナルカード)
デッキから2枚ドローする。
その後、手札のレベル4以下の恐竜族モンスターを墓地へ送る。
手札にレベル4以下の恐竜族モンスターがいない場合、手札を全てデッキに戻す。
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「そして俺は、手札から『俊足のギラザウルス』を特殊召喚する! このモンスターは手札から特殊召喚出来る代わり、相手は墓地からモンスターを特殊召喚出来るッス。『黒竜の雛』を特殊召喚しても良いッスよ」(岩ノ井手札6→5)

「わかった」(アキラ墓地1→0)

「そして俺は、手札から速攻魔法『地獄の暴走召喚』を発動! 攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚に成功した時、デッキ・手札・墓地から同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚するッス! 『俊足のギラザウルス』を2体特殊召喚!」(岩ノ井手札5→4)(岩ノ井墓地4→5)

「なら俺は『真紅眼の黒竜』を2体特殊召喚するぜ。真紅眼を更に出してくれてありがとよ」


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『俊足のギラザウルス』
レベル3
地属性
恐竜族 効果モンスター
攻撃力・1400 守備力・400
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚に成功した時、
相手は相手の墓地に存在するモンスター1体を
選択して特殊召喚する事ができる。
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『地獄の暴走召喚』
速攻魔法
(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、
自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。
その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを
自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、
相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、
そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。
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「そうはいかないッスよ! 俺はレベル3の『俊足のギラザウルス』2体をエクシーズ素材とするッス!」

「紅蓮の恐竜よ、今こそ本能のままに戦場を駆け抜けよ! エクシーズ召喚! ランク3『グレンザウルス』!」

2体のモンスターが重なり合うと、紅蓮の恐竜が現れる!

「攻撃力、2000ね……」

「そして俺は『俊足のギラザウルス』をリリースして、手札から『超古代恐獣』をアドバンス召喚する!」(岩ノ井手札4→3)(岩ノ井墓地5→6)

今度は、まるでドラゴンのような恐竜があらわれる! 攻撃力は2700と、上級にしては中々だ。

「『超古代恐獣』は、レベル8だけど恐竜族1体をリリースすることで攻撃表示でアドバンス召喚出来る!」

「……」

「バトル! 『グレンザウルス』で『黒竜の雛』を攻撃! レッドスイング!」

長い尻尾で雛を吹っ飛ばす。が、アキラは特に気にする様子はみられない。

「……フン」(アキラライフ8000→6800)(アキラ墓地0→1)

「そして、『グレンザウルス』の効果発動! 相手モンスターを破壊した時、エクシーズ素材を1つ取り除くことで相手に1000ポイントダメージを与えるッス! グレン・ファイア!」(岩ノ井墓地6→7)

『グレンザウルス』の口から炎を飛ばす。ダメージを受けるが……。

「で? 次は何かあるのかよ?」(アキラライフ6800→5800)


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『グレンザウルス』
ランク3
炎属性
恐竜族 エクシーズ・効果モンスター
攻撃力・2000 守備力・1900
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
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「そして俺は『超古代恐獣』で『真紅眼の黒竜』を攻撃! ブレスト・バーン!」

「罠カード発動。『炸裂装甲』。攻撃してきた相手モンスター1体を破壊する」

急に爆発が起こると『超古代恐獣』は破壊されてしまった。

「う、ううむ……」(岩ノ井墓地7→8)(アキラ墓地1→2)


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『炸裂装甲』
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃モンスターを破壊する。
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「仕方ない。メイン2で場に2枚のカードを伏せてターンエンドッス」(岩ノ井手札3→1)


岩ノ井

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『グレンザウルス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚


「……やっぱりそうか」

「何がそうなの? 菊姫」

観客席で見ていた菊姫は、遊太に言う。

「遊太、アタシが考えるにはこれはやはり……『ダウナー戦法』だな」

「ダウナー戦法? 何それ」

「ああ、わざわざ上位互換を使わず下位互換のカードで相手をする戦法だ」

それを聞いて、龍矢と龍奈が怒る。

「それってただの舐めプレイじゃねえか!」

「酷い! 対等に戦わないで下に見てるわ!」

これには真薄も苦笑い。

「流石にこれは酷いです……」

そして、遊太も菊姫に言う。

「菊姫、これって……」

「心配するな。舐めプレイしている間ならアイツは勝てるだろうな……舐めプレイしている間なら」