二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.140 )
- 日時: 2016/10/19 14:14
- 名前: ロード (ID: rHtcSzQu)
「そして俺は、ヴォルカザウルスの効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除くことで、このターンこのモンスターの直接攻撃を放棄する代わりに相手モンスターを1体破壊してそのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える! 俺は『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を選択して、破壊する! マグマックス!」(岩ノ井墓地8→10)
ヴォルカザウルスが吐いた赤き炎が『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』に直撃する! 相手は破壊され、2800のダメージがアキラを襲う!
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『No.61 ヴォルカザウルス』
ランク5
炎属性
恐竜族 エクシーズ・効果モンスター
攻撃力・2500 守備力・1000
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターン、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
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「……チッ!」(アキラライフ5200→2400)(アキラ墓地10→11)
「そして俺は『グレンザウルス』で『真紅眼の黒竜』を攻撃!」
「ぐ……」(アキラライフ2400→1800)(アキラ墓地11→12)
「そして、装備されている『生存競争』の効果発動! これを装備したモンスターが相手モンスターを破壊した時、相手モンスターに続けて攻撃出来る! 俺はもう1体の真紅眼に攻撃!」
「……」(アキラライフ1800→1200)(アキラ墓地12→13)
「そして俺は『グレンザウルス』の効果で、エクシーズ素材を1つ取り除いて相手に1000ダメージを与える!」(岩ノ井墓地10→11)
「……で?」(アキラライフ1200→200)
「俺はこれで……ターンエンド!」
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『生存競争』
通常罠
発動後このカードは攻撃力1000ポイントアップの装備カードとなり、
自分フィールド上の恐竜族モンスター1体に装備する。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
装備モンスターは相手フィールド上のモンスターにもう1度だけ続けて攻撃できる。
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岩ノ井
ライフポイント4600
手札枚数0枚
モンスター2体『グレンザウルス』(攻撃表示) 『No.61 ヴォルカザウルス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚『リビングデッドの呼び声』 『生存競争』
墓地の枚数枚
除外されているカード枚
この大攻撃に、観客席の遊太達は盛り上がる。
「おお! これはかなり行けるかもしれないよ皆!」
「ああ! 今なら絶対に勝てる!」
「これなら……いけますね!」
「うんっ!」
しかし、菊姫はというと。
「……やっぱりアキラの手の内だ……」
「ど、どういうことなの菊姫?」
「奴、さっきから笑ってるぞ……」
「え……」
5・アキラのターン
「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)
「俺は手札から『貪欲な壺』を発動。墓地の『真紅眼の黒竜』2体と『真紅眼の黒炎竜』3体をデッキに戻してしゃっふるした後、2枚ドローする!」(アキラ墓地13→8)(アキラ手札1→3)
「そして俺は、場より『レッドアイズ・スピリッツ』を発動! 墓地の『レッドアイズ』を特殊召喚する! 俺は『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を特殊召喚する!」
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『レッドアイズ・スピリッツ』
通常罠
(1):自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
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「更に俺はダークネスメタルの効果で墓地の『真紅眼の黒竜』を特殊召喚する!」
「俺は更に、魔法カード『黒炎弾』を発動! これにより、お前に2400のダメージを与える!」(アキラ墓地8→9)
「ぐっ……けど、なんのこれしき!」(岩ノ井ライフ4600→2200)
「……はっきり言って、エクストラ縛りでここまで追い詰められるとはな……だけど、ここで終わりにさせてもらうぜ!」
「え、エクストラ縛り!? そんな縛りで俺と——」
「『真紅眼の黒竜』をリリースして、俺は手札からこのモンスター……『真紅眼の闇竜』を特殊召喚する! このモンスターの攻撃力は、墓地のドラゴン族モンスターの数×300アップする……よって今の攻撃力は3300にアップする!」(アキラ手札3→2)(アキラ墓地9→10)
(けれど……それぐらい何ともない!)
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『真紅眼の闇竜』
レベル9
闇属性
ドラゴン族 効果モンスター
攻撃力・2400 守備力・2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「真紅眼の黒竜」1体を
リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するドラゴン族
モンスター1体につき300ポイントアップする。
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「と、思ってないだろうな?」
「え?」
「悪いけど、さっき言った通り、俺にはお前なんてエクストラを縛ったって勝てる! 俺は手札から装備魔法『ニトロユニット』をヴォルカザウルスに装備!」(アキラ手札2→1)
急にヴォルカザウルスに妙な拘束具が装着される。
「な、何を……」
「そして俺は、闇竜でヴォルカザウルスに攻撃! ダークネス・ギガ・フレイム!」
漆黒の炎がヴォルカザウルスに直撃!
「ぐっ……けれど、ライフは残る!」(岩ノ井ライフ2200→1400)
「ここで『ニトロユニット』の効果発動!」
「!?」
「コイツを装備した相手モンスターが戦闘で破壊された時、その元々の攻撃力分のダメージを与える!」
「そ、そんな……うわああああ!」(岩ノ井ライフ1200→0)
ヴォルカザウルスに装備された拘束具が爆発し、岩ノ井に直接ダメージを与える。
岩ノ井は負けた。舐めプをされ、エクストラも使わないという縛りプレイの中で……。
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『ニトロユニット』
装備魔法
相手フィールド上モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
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「は、はががが……」
「フッ、消えな……ヘッポコデュエリスト」
そう言って、アキラは去って行った。
岩ノ井は、あまりのショックにトボトボ歩きながら遊太達の所に来た。
「い、岩ノ井君……」
「ご、ごめんなさいッス……」
「岩ノ井、お前は悪くない。相手が強かっただけだ……」
菊姫がそうなだめるも、岩ノ井は顔に涙を浮かべていた。
遊太は、これを見て決意する。
「……やっぱり、アキラ君のデュエルは間違ってる。だからこそ、絶対に勝たなきゃ!」
「お、おう! 遊太の言う通りだ! 絶対に勝って見せるぞ〜!」
「おーっ!」
決意を新たに、打倒アキラを目指し、3回戦にコマを進めた遊太達だった。
第二十四話。終わり。