二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.146 )
- 日時: 2016/10/30 19:55
- 名前: ロード (ID: qRt8qnz/)
6・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「この瞬間! 君はアシッド・ゴーレムで2000のダメージを受ける!」
「ぐうぅっ!」(遊太ライフ7500→5500)
アシッド・ゴーレムの酸にやられ、またしても大ダメージを受ける遊太。
(このモンスターを、なんとかしないと……けれど、リリースは出来ないし、今は破壊も出来ないし……とりあえず、相手の攻撃を止めないと! きっと、このカードの効果が発動される時は、きっと……)
「手札より、魔法カード『英雄騎士への未来』を発動! 手札・デッキから『ロードナイト』を1体墓地に送った後、墓地へ送った『ロードナイト』の属性と同じ属性の『イクスロードナイト』を、このカードが発動されてから2ターン後のメインフェイズ1開始時に『英雄騎士への覚醒』の効果扱いとして、そのモンスターを特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地9→10)
「へ〜、2ターン後って言えば、君のライフが1500になる時じゃん。それで大丈夫なの?」
「なんとか……してみせるよ!」
(とは言っても、ここで特殊召喚する『イクスロードナイト』がどれがいいのかわからない……アルファやマグナじゃどうにもできないし……とりあずデュークかデュナスなら、この状況を大分マシに出来るとは思うけど……)
あれこれ悩んでいる遊太の脳裏に、またしても声が響く。
(待て、遊太君)
(ま、またあの声だ……デュエルしている時、たまにカードから聞こえる、声……)
すかさずエクストラデッキに手を伸ばし、カードを見る遊太。そのカードは……。
(このカードなら……出来るかもしれない! よし、君に賭ける!)
「デッキから、地属性の『ロードナイト』を墓地に落とす! これで2ターン後、僕の場に地属性の『イクスロードナイト』が特殊召喚される!」(遊太墓地9→10)
「更に僕は、手札から魔法カード『ロードナイト・バーン』を発動! フィールドの『ロードナイト』を1体リリースして、その攻撃力分のダメージを与える! テラは攻撃力1500、よって1500のダメージを与える!」(遊太手札1→0)(遊太墓地10→12)
テラがリリースされると、攻撃力分の1500分のダメージを与える!
「ふーん……」(城ケ崎ライフ7000→5500)
(これでとりあえずは、攻撃対象がいなくなってメンタルスフィアの回復コンボは使えなくなるはず……アシッド・ゴーレムはとりあえず3000は攻撃力あるからね……)
遊太
ライフポイント5500
手札枚数0枚
モンスター1体『NO.30 破滅のアシッド・ゴーレム』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード1枚『英雄騎士の兵力維持』
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚
7・城ケ崎のターン
「俺のターン、ドロー」(城ケ崎手札0→1)
「……ふぅ、とりあえずターンエンド。そして『マジカル・アンドロイド』で1200ライフ回復。だってやることないんだもーん」(城ケ崎ライフ5500→6700)
城ケ崎
ライフポイント6700
手札枚数0枚
モンスター2体『メンタルスフィア・デーモン』(攻撃表示) 『マジカル・アンドロイド』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード1枚
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札0→1)
「この瞬間、君はダメージを受けるよ〜ん」
「うっ、く……」(遊太ライフ5500→3500)
「だけど、負けない! 手札より魔法カード『貪欲な壺』を発動! 墓地の『パニッシュ』『スピーダー』『テラ』『アーサー』『ローズ』をデッキに戻してシャッフルした後、デッキから2枚ドローする!」(遊太手札0→2)(遊太墓地12→8)
「更に、『貪欲な壺』でドローした『強欲で貪欲な壺』を発動! デッキから10枚裏側表示で除外した後、2枚ドローする!」
「あれれ〜? 2ドローするために、デッキをそんなに削っていいのかな〜?」
「いちいち五月蠅い奴だね! こんなのすぐに決めれば大丈夫だよ!」(遊太手札1→3)(遊太墓地8→9)(遊太除外0→10)
ドローした3枚のカードを見て、遊太は感づく。
(よし、これなら……行ける!)
「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」(遊太手札3→1)
遊太
ライフポイント3500
手札枚数1枚
モンスター1体『NO.30 破滅のアシッド・ゴーレム』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚『英雄騎士の兵力維持』
墓地の枚数9枚
除外されているカード10枚
9・城ケ崎のターン
「俺のターン、ドロー」(城ケ崎手札1→2)
(アシッド・ゴーレムで拘束されているとはいえ、何かあったら困るのは俺だしなあ……とはいっても、手札に伏せられるカードはないし、もしかしたら特殊召喚されるかもしれないし……一応、せめてもの保険をかけて……)
「『マジカル・アンドロイド』と『メンタルスフィア・デーモン』を守備表示にして、ターンエンド。そしてライフ1200回復」(城ケ崎ライフ6700→7900)
城ケ崎
ライフポイント7900
手札枚数2枚
モンスター2体『メンタルスフィア・デーモン』(守備表示) 『マジカル・アンドロイド』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード1枚
10・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
(予想通り、守備表示にしてくれた! 行けるかもしれない!)
「このスタンバイフェイズ、アシッド・ゴーレムの効果で君は2000のダメージを——」
「させない! リバースカードオープン! 永続罠『英雄騎士の封印術』! 墓地の『英雄騎士』と名の付いた魔法・罠を1枚デッキに戻すことで、フィールドのモンスター1体を対象に発動し、対象にとったモンスターの効果を無効化し、攻撃力を半分にして攻撃を出来なくする! 『英雄騎士への未来』をデッキに戻し、アシッド・ゴーレムの効果を無効化して攻撃力を半分にする! 効果が無効化されたことで、アシッド・ゴーレムの効果は不発となる!」(遊太墓地9→8)
酸の放出が止まり、ダメージを受けなくなった遊太。そして、アシッド・ゴーレムも動き回る。
「や、やっぱり対策はあったのか! これで特殊召喚が……できるようになってしまったじゃないか〜っ!」
「その通り! そして、このメインフェイズ1開始時に、2ターン前に発動していた『英雄騎士への未来』の効果で、墓地へ送った地属性の『イクスロードナイト』を特殊召喚する!」
エクストラデッキからカードを1枚引き抜き、場に出そうとする。
「赤き神馬の英雄騎士よ、今こそ戦場に躍り出て、戦場を暴風の如く駆けまわれ! 魔法進化召喚! 現れろ、レベル8『イクスロードナイト・スレイプ』!」
赤き鎧に身を包んだ、ケンタウロスのような騎士が現れる。そして、右腕に盾を、左腕にボウガンを装着していた。攻撃力は2700と、上級モンスターらしい攻撃力だ。
(行くぞ、我が力を見よ!)