二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.15 )
日時: 2016/03/04 19:39
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」


菊姫、岩ノ井、鏡山という三人組と、広野真薄という新しいデュエル友達が出来た遊太。

しかし遊太にはとある謎が生まれていた。

それは、謎の人物から『ロードナイト』のカード群を貰ってから時折謎の声が聞こえるようになったことである。

最初に菊姫と戦った時、ソリッドビジョンのアルファが自分に語り掛けたこと、そして真薄と菊姫が戦った後、自分の頭の中に謎の声が聞こえたこと。

『ロードナイト』のカードにはまだまだ謎が満ちている…。

「このカード…絶対に何かあるよ、まあ、今これについてどう対応すれば良いのかわからないから…今度デュエルして確かめてみよう」

今日はひとまず寝ることにして、明日デュエルをやることにした遊太。

そして遊太眠りについたその時、エクストラデッキのカードが風も無いのに崩れてその中の一枚が裏返った。

その裏返ったカードには、『イクスロードナイト マグナ』と名前がついていた。



そして三日後の都立新城小学校にて、遊太は真薄と話をしていた。

真薄は遊太とクラスが違うのだが、遊太のクラスと近いクラスにいるため、話をするようになったとのこと。

「で、融合HEROはどれくらい集まったの?」

「うん、お陰様でこれぐらい集まりました!」

真薄は遊太に集めたカードを見せる。

「ふーむ…『E・HERO エスクリダオ』に『E・HERO The シャイニング』…それに『E・HERO ノヴァマスター』、それに『E・HERO Great TORNADO』と『E・HERO ガイア』!大分強力なカードが集まったね!」

「何とかトレードや一点買い等でこれだけ揃える事が出来ましたよ、この間菊姫さんにアドバイスを貰って、それから色々サポートも買いそろえてみたのですよ!」

「…なんかこうして楽しく話すのも久しぶり、僕、あんまり友達いなかったから…」

「え、そうなんですか?」

「どうも皆に声をかけるのが苦手…だったんだけど、デュエルモンスターズを始めてから、デュエルを通じて心が通い合ったというか…」

「…要はデュエルモンスターズがきっかけで友達を作るきっかけが出来たということですか?」

「う、うん…要点を言えばね」

「僕もデュエルモンスターズを始めたお陰で遊太君や菊姫さん達と出会えたというか…ともかく凄いですよね、デュエルモンスターズって」

「思えば、このカードをあの人から貰ったお陰でデュエルモンスターズを始められた…からかな?」

「え?何ですか?」

「いや、何でもない」

その時、学校のチャイムが鳴った。

「あ、チャイムが鳴りましたね、じゃあ僕はこれで」

真薄が自分のクラスに戻った後、先生が入ってこんな事を言い始めた。

「皆おはよう、えー突然だが今日は皆に転校生を紹介する!」

(転校生?一体誰なんだろう?)

「転校生の、榊原龍矢君だ!」

「榊原龍矢(さかきばらりゅうや)です!よろしくおねがいします!」

短く後ろに髪の毛を束ねた男の子が元気良く挨拶する。そのハキハキとした声がイイ感じである。

(龍矢君か…デュエルモンスターズが出来る子だと良いな…)

「えーっと…龍矢君の席は…遊太君の隣が空いてたな」

そう言われて、遊太の隣に座る龍矢。龍矢は遊太の隣に座った後、小さい声で遊太にこう言う。

「おい、これからよろしくな」

「あ、うん、よろしくね」


こうして今日の学校が終わり、遊太は早速帰ろうとする。

「さて、今日も家に帰ったらゲームショップ影沼に行こうっと、今日も菊姫や真薄君とデュエルだ!」

その時、隣の席になった龍矢が声をかける。

「なあ遊太、お前さっきデュエルするって言わなかったか?」

「え、そうだけど…」

「じゃあさ、俺も一緒にデュエルさせてくれよ!向こうじゃあんまりデュエル出来なかったから、こっちでデュエルしたかったんだよ!」

「ええっ!じゃあ龍矢君もデュエル出来るんだ!」

「向こうじゃ俺と龍奈ぐらいしか出来るのがいなくてさ!東京はやっぱりデュエリスト人口が多いんだな!」

「龍奈?誰それ?」

「ああ!榊原龍奈(さかきばらるな)、俺の妹さ!俺みたいにデュエルが出来る妹さ!」

「龍矢ー!」

教室の外から龍矢を呼ぶ声が聞こえた。そこには龍矢を女の子のようにした女の子がいた。

「何してるの?ほら、早く帰るわよー!」

「ああゴメンゴメン…じゃあ、何処でデュエルやってるのか教えてくれないかな?」

「ゲームショップ影沼って所だけど」

「じゃあ俺もそこに行く!龍奈も連れてくるからさ!じゃあなー!」

龍矢はそのまま帰って行った。それを見て遊太も帰った。


その後、家に戻った遊太は早速ゲームショップ影沼に行った。

「こんにちはー!」

「いらっしゃい、遊太君!」

「影沼さん、菊姫達いる?」

「ああ、デュエルスペースのデュエルデスクでデュエルしてるよ」

「ありがとうございます、それで…僕に『ロードナイト』のカードをくれた人について、何かわかりましたか?」

「いや、それが…何もわからない」

「そうなんですか…」

「まあ、今は気にしないでも良いだろう、そんなに重要って訳でも無さそうだしね」

「そうですね、じゃあ僕菊姫達とデュエルしてきます!」

「頑張れー」

そして、デュエルスペースのデュエルデスクでデュエルをしている菊姫達に合流する遊太。

「『古代の機械巨人』で『ベビケラサウルス』を攻撃!アルティメット・パウンド!」

「あ、あぁ〜負けたッス…」

「これでアネゴは3連勝、逆に岩ノ井は3連敗だな」

「やっぱり菊姫さんは模範となるデュエルをしますね」

「へっへーん、どうだ!それにしても、真薄お前結構有能な融合HEROを集めたんだな!」

「はい、何とかこれぐらい集められました」

それを見て鏡山が真薄に言う。

「なぁ真薄、お前融合HERO集めているんだろ?」

「ええ、そうですけど…」

「じゃあこのカードやるよ」

鏡山が懐からカードを出す。そのカードは融合召喚で出せるHEROだった。

「『E・HERO ジ・アース』!?確かこれはマンガ版の遊戯王DXで勇気が切り札としているレアカード…良いんですかこんなレアカードを僕にくれて!?」

「良いんだ、ダブったからHEROを使うのを希望している真薄に渡しておいたほうがそのカードも良いと思うしな」

「ありがとうございます、鏡山さん!」

「こう見えて鏡山はカードコレクターの一面もあるんだ、アタシ達も時々鏡山からカードを貰う時あるんだ」

「ヤッホー!僕も来たよ!」

「おー遊太、ちゃんと来てくれたか!」

「今日は新しい仲間が増えるんだ!これから来る予定らしいよ?」

「それって今日転校して来た奴の事か遊太?」

「アレ、何で菊姫がそれを知ってるの?」

「今日アタシのクラスに転校してきた榊原龍奈って奴がいてね…兄がデュエルするらしいんだが、妹の龍奈もやるって言ってた」

「へぇ、兄の龍矢君は僕のクラスに転校して来て、今日はここに来るって言ってたけど…」

「よぉ!遊太!」

龍矢の噂をしていた所に、龍矢が丁度やって来た。後ろには妹である龍奈がいた。

「龍矢君!来てくれたんだね!」

「ああ!龍奈が菊姫って奴にこの場所教えてもらったらしくてさ、早速来てみたぜ!俺、前の学校じゃあんまり他の人と出来なくてさ…いっつも龍奈とやってたんだ」

「失礼しちゃう、私だって色々考えてデッキ組んでたんだから、そう言われても困るのよね」

「龍奈のデッキはどれだけ改造したって【宝玉獣】だったじゃないか!…そんなことより!遊太!俺とデュエルしてくれよ!デュエリストなら、挑まれたデュエルは買うものだよな!」

「え、僕と?」

「だって、俺色んな奴どデュエルしてデュエルの腕上げたいんだ!」

「…よし!やろう龍矢君!僕も色んなデュエリストとやりたかったし、早速やろう!」

「よーし!デュエルデスクでやろう!」

「おっ、早速デュエルかい?お手並み拝見と行くか!」

そしてジャンケンで先攻後攻を決める遊太と龍矢、遊太がチョキ、龍矢がパーだった。

「先攻は僕が貰うよ!」

「別に良いぜ!」

早速デュエルデスクに向かい合う龍矢と遊太。

「遊太、俺のデッキ、ちょっと凄いぜ!」

「よし!早速始めよう!」

「「ルールはマスターズルール3!ライフポイントは8000!」」


「「デュエル!」」