二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.152 )
日時: 2016/11/05 22:29
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

3・龍矢のターン

「俺のターン、ドロー!」(龍矢手札2→3)

「俺は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいて、自分フィールドにモンスターがいない時、デッキから2枚ドロー出来る!」(龍矢手札2→4)(龍矢墓地4→5)

「そして、俺は『D・モバホン』を召喚! 攻撃表示のモバホンは、サイコロを1回振ることで出た目の数だけデッキからカードをめくることができる。そしてその中に、レベル4以下の『ディフォーマー』がいた場合、めくった中にあった『ディフォーマー』を1体特殊召喚出来る!」(龍矢手札4→3)

ガラパゴスケータイが変形すると、人型になってポーズを取る。

「へえ、運任せのギャンブルカードかよ」

「フン。召喚出来ればギャンブルじゃねえよ。この場合、ソリッドビジョンのモバホンのボタンがサイコロ代わりになる! 行くぜ効果発動! ダイヤル〜オーン!」

ピポパとモバホンのボタンが点滅する。そして、点滅が止まったボタンは。

「4だ! 4枚めくるぜ!」

4枚めくった中に、チューナーがあることを確認した龍矢。すると、不敵に微笑む。

(俺がパワー・ツールだけのデュエリストじゃないってことを、見せてやる!)

「デッキから、守備表示で『D・スコープン』を守備表示で特殊召喚!」

顕微鏡が変形したと思ったら、もう一度顕微鏡に戻った。

「そして、モバホンにスコープンをチューニング!」

「レベル3と1……レベル4か?」

「いいや、レベル5だ! スコープンは守備表示の時、レベル4として扱える!」

「何!? レベルを変動させるモンスターだと!?」

「レベル1のモバホンに、レベル4となっているスコープンをチューニング!」

「悪しき力に屈せぬ戦闘兵器よ! いまこそ同調の力を持って、戦場を平定せよ! シンクロ召喚! レベル5『A.O.J カタストル』!」(龍矢墓地5→7)

四つ足の、金銀の装飾が施された機械が現れる。攻撃力は2200と、半上級にしては中途半端な攻撃力だが……?

「更に、俺は装備魔法『ブレイク・ドロー』をカタストルに装備! この装備魔法は、機械族だけが装備出来る。そして攻撃だ!」(龍矢手札3→2)

「ほう? 攻撃力2800相手に2200で倒せるって思っているのか?」

「『A.O.J カタストル』の効果発動! このモンスターが闇属性モンスター以外のモンスターと戦闘を行う時、ダメージ計算を行わず相手を破壊する! XYZは光属性。よってこのまま破壊する! ダーク・オブテリエーション!」

「な、なんだと!?」

カタストルの体から発射されたレーザーによって、XYZは簡単に破壊される。

「くっ……」(江崎墓地1→2)

「更に、戦闘でモンスターを破壊したので、効果発動! 『ブレイク・ドロー』の効果で1枚ドロー!」(龍矢手札2→3)

「チッ、その上ドローも許すとは……不覚だぜ!」

「カードを2枚伏せて、ターンエンドだ!」(龍矢手札3→1)

「……そっちがドローするなら、俺もドローしてやるぜ! 罠カード『裁きの天秤』を発動! 相手フィールドのカードが俺の手札・フィールドのカードより多い場合、その差だけドローする! 今お前のフィールドのカードは4枚。よって俺は4枚ドローする!」(江崎手札0→4)(江崎墓地2→3)

「そんなにドローするだと!? ……くっ」


龍矢

ライフポイント7500
手札枚数1枚
モンスター1体『A.O.J カタストル』
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚『ブレイク・ドロー』
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


4・江崎のターン

「俺のターン、ドロー」(江崎手札4→5)

「俺は手札から『V−タイガー・ジェット』を召喚!」(江崎手札5→4)

虎にジェットがついたようなモンスターが召喚される。そして、江崎は。

「『前線基地』の効果発動! 手札からユニオンを特殊召喚する! 『W−ウィング・カタパルト』を特殊召喚!」(江崎手札4→3)

更に今度は、飛行するための凄いウィングが召喚される。そして……。

「俺はフィールドからこの2体を除外することで、エクストラデッキから『VW−タイガー・カタパルト』を融合召喚!」(江崎除外3→5)

またしても2体が合体すると、今度はジェットウィングとなって特殊召喚された! だが、攻撃力は2000とイマイチ。

「またそれか! けど、攻撃力を上げたってカタストルの効果が粉砕するぜ!」

「なら、これでどうだ! 魔法カード『地割れ』を発動! 相手フィールドの攻撃力が1番低いモンスターを破壊する! カタストルを破壊するぜ!」(江崎手札3→2)(江崎墓地3→4)

「うわああっ! カタストルが……」(龍矢墓地7→9)

「行くぞ! 『VW−タイガー・カタパルト』で、お前にダイレクトアタック!」

「……本命はこっちだったのさ! 罠カード発動!」

「罠だと!?」

「罠カード『破壊輪』! コイツは相手ターンに相手のライフより低い攻撃力の相手モンスターを1体破壊して、俺とお前にその元々の攻撃力分のダメージを与える! 喰らえーっ!」

手榴弾が大量に装着されたリングがカタパルトに装着されると、爆発しお互いにダメージを与えた!

「ううっ!」(龍矢墓地9→10)(龍矢ライフ7500→5500)

「うおおっ!」(江崎墓地4→5)(江崎ライフ8000→6000)

お互いにダメージを受ける二人。しかも、江崎の方はモンスターも失っているため、二重に痛い。

「チッ、やるじゃねえかよお前……」

「全力でやった結果さ」

「そうかい……カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(江崎手札2→1)


江崎

ライフポイント6000
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『前線基地』
墓地の枚数5枚
除外されているカード5枚


5・龍矢のターン

「俺のターン! ドロー!」(龍矢手札1→2)

「俺はフィールドから永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動! 墓地に存在するモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。俺は、機械竜を特殊召喚する!」(龍矢墓地10→9)

墓地より舞い戻る、黒き力を身に着けたパワー・ツール。そして。

「更に、俺は手札から装備魔法『サイコ・ブレイド』を発動! この装備魔法は、最大で2000までライフを払うことで、払った分だけモンスターの攻撃力を上げる! 俺はライフを2000支払って、機械竜の攻撃力を2000アップする!」(龍矢手札1→0)(龍矢ライフ5500→3500)

「そして、機械竜に装備魔法が装備された時、カードを1枚ドロー出来る!」(龍矢手札0→1)

ブレードが機械竜に装備されると、体力を受けてブレードが巨大化した!

「攻撃力……4300だと!?」

「行くぜバトルだ! 『機械竜 パワー・ツール』で、ダイレクトアタック! 重装解体!」

巨大化したブレードが、江崎を直撃する!

「ぐうぅっ!」(江崎ライフ6000→1700)

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(龍矢手札1→0)


龍矢

ライフポイント3500
手札枚数0枚
モンスター1体『機械竜 パワー・ツール』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚『サイコ・ブレイド』 『リビングデッドの呼び声』
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚


思わぬ大打撃を受けた江崎。すると、顔が笑っていた。

「へへっ、中々良いパンチ持ってるじゃねえかお前……!」

「ああ! すげえ一撃だっただろ!?」

「このままじゃ俺は負けちまうかもしれないがな……だが、俺だってここで負ける訳にはいかねえ! ここで負ける訳にはいかないぜ! 全力を超える全力を、今こそやってみれるぜ!」

「なら、その全力を超える全力を見せてみろよ!」

「ああ! 言われなくたって見せてやる!」