二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.174 )
- 日時: 2016/11/18 21:48
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
やっとの思いで、この物語も三十話まで到達しました。
こうなったら、思い切ってアニメのように百話以上やってやろうかと思っております。
第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」
やっとの思いで準々決勝まで進出した遊太達。
しかし、ここからデュエリストの強さがワンランク上がると、菊姫は言う。
「ここからもっと強くなるんだってね。菊姫」
「ああ、ここまで残って来るようなデュエリストは強い奴しかいねえ。真薄も天羽もアキラも、皆強いデュエリストばっかりだ。今はアタシも遊太も……」
「けどさ、アキラ君は言ったよね? 決勝で待っているいるようなこと」
「だからな……アタシ達もいつも以上の力を出せるように、頑張ろうじゃねえか」
「うん。そう言えば龍矢君も真薄君も、自分のデッキを作る為にどこかに行っているんだよね」
「ああ、龍奈もな……」
「じゃあ僕は……行ってくる」
「ああ、相手はシードの星野星也。そう簡単には勝てないとは思うが」
「けれど、僕は負けないよ」
「ああ……頑張ってくれ」
そう言って、遊太はデュエルリングへ向かって行った。
そしてデュエルリング。リングの前では、星野星也と審判がいた。
「やっと来たみたいだね、遊太君?」
「う、うん……!」
遊太は目の前にいる星野見て、こう思う。薄い金髪と童顔で、穏やかな雰囲気を持ちながらも、どこか鋭い物を感じると。
「君とデュエル出来るのを、ずっと楽しみにしていたんだよ。あのロベルトさんを倒した、君とのデュエルを」
「うん。僕も君のような強いデュエリストとデュエルしたくて、うずうずしていたんだ!」
「じゃあ、そろそろ始めようか」
「では、お互いにデッキを交換し、カットアンドシャッフル!」
そして、デッキをシャッフルする二人。その間も、星野はじっと遊太のことを眺めていた。
「凄いよね……デュエル界に現れてたった2週間だっていうのに、もう会場の人気をかっさらえるぐらいのデュエルをするその実力……君、絶対何かあるよね?」
「え……? ど、どういうこと?」
「そういうのが天才って感じなのかな。きっと凄いデュエルを僕に見せてくれるんだろうなあ」
「な、なにさ……何言っているのさ?」
「まあ、デュエルすればわかることさ。結局はデュエルでしか結果はわからないけどね」
「は、はあ……。ともかく、デュエルすれば皆わかるってことだよね?」
「ああ、そうさ。デュエリストの力量や裁量は、結局の所デュエルでしかわからないからね」
「そ、そうだよね……デュエル……だよね。結局はデュエルでデュエリストは分かり合うってことだよね」
「もちろん。デュエリストがデュエリストである為にはな」
雑談をしつつシャッフルをしていた二人。あんまりにも長いので、審判が止める。
「もう良いでしょう。シャッフルを止めて、じゃんけんをしてください」
「あっ、はい。わかりました」
そして二人は、デッキを持ち主に返してじゃんけんを行う。遊太が勝った。
「先攻後攻どちらを選びますか?」
「先攻で」
「では六道遊太選手は先攻で、星野星也選手は後攻で良いですね?」
「いいです」
「では、双方デュエルリングに上がってください!」
「はい!」
二人はデュエルリングに上がる。そして、デュエル態勢を取る。
しかし、遊太は星也が言っていたことを考える。
(なんか……わからない。あの子僕に一体何を思って言ってるんだい?)
そして、星也の方はというと。
(あの子は、どこか人とは違うデュエリストだ。だったら2週間でこんな実力を発揮出来るはずがない。だったらあの子が凄腕のデュエリストである……その理由を確かめる)
そして、デュエル開始の宣言をする審判!
「それではこれより、六道遊太選手と星野星也選手のデュエルを始めます!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」