二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.176 )
日時: 2016/11/30 09:21
名前: ロード (ID: lSjkm3fN)

3・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)

「僕は手札から、装備魔法『英雄騎士の応急処置』を発動! ライフを800支払うことで、墓地から『ロードナイト』と名のついたモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。僕は『イクスロードナイト・アルファ』を特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太ライフ7500→6700)(遊太墓地5→4)

墓地より、アルファが特殊召喚される。だが、所々包帯や絆創膏などが巻かれていて、いかにも応急処置という感じがにじみ出ている。

「そして僕は、 アルファの効果発動! 墓地の『ロードナイト・ナイトメア』と『ロードナイト・ウェイカー』の2体除外することで、墓地より魔法カードを−−」(遊太除外0→2)(遊太墓地4→2)

「チェーン発動! 罠カード『迷い風』! 特殊召喚されたモンスターの元々の攻撃力を半分にして、効果を無効化する!」(星野墓地2→3)

効果を発動しようとした時発動されたカードから、黒い風が流れる。それにより、アルファの鎧は傷つき、彼の魔法陣も消えてしまう。(アルファ攻撃力2500→1250→2850)

「……なら、ここはカードを1枚伏せて、ターンエンドするよ」(遊太手札2→1)


遊太

ライフポイント6700
手札枚数1枚
モンスター3体『ロードナイト・マグナ』(守備表示) 『ロードナイト・クレス』(守備表示) 『ロードナイト・アルファ』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚『英雄騎士の連合軍』 『英雄騎士の応急処置』
墓地の枚数2枚
除外されているカード2枚


4・星野のターン

「僕のターン、ドロー」(星野手札1→2)

「僕は場から永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動。墓地のデネブを攻撃表示で特殊召喚する。そしてデネブの効果で、今度はベガを手札に加える」(星野墓地3→2)(星野手札2→3)

「そして僕は、手札からベガを召喚する。その効果で、僕は先程手札に加えた『星因士 シャム』を特殊召喚する!」(星野手札3→1)

今度現れたのは、弓矢を構えたテラナイト。すると、シャムは遊太に向かって矢を放った! 

「シャムは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、相手に1000ポイントのダメージを与える。シャム・イズ・アロー!」

「ぐうっ!」(遊太ライフ6700→5700)

しかし、遊太はすぐに反撃に出る。

「『ロードナイト・ボルカ』の効果発動! 戦闘・効果でダメージを受けた時、このカードは手札から特殊召喚できる! そして、このカードが特殊召喚に成功した時、相手のモンスターを1体破壊して、相手に1000ダメージを与える!」

「なら僕は、それにチェーンして手札から速攻魔法『創星の因子』を発動。僕のフィールドの『テラナイト』の数だけ、フィールドの魔法・罠を破壊できる。僕は君の連合軍と伏せカードを破壊させてもらうよ」(星野手札1→0)(星野墓地2→3)

わざわざ全て破壊せず、連合軍と伏せカードだけを破壊することにした星野に、遊太は感づく。

(アルファを残しておくことで、攻撃の的にするつもりか……なら!)

「僕は罠カード『和睦の使者』を発動! このターン、戦闘で受けるダメージは0になり、モンスターは戦闘では破壊されない!」(遊太墓地2→3)

「だけど、破壊はされる」(遊太墓地3→4)

「く……でも、このターン、戦闘ダメージは受けない! そして、デルタテロスを破壊して、1000ダメージを与える!」

ボルカはマグマの塊を発射し、デルタテロスを破壊してしまう。痛いダメージが、星野を襲う! (星野墓地3→6)(星野ライフ8000→7000)

「むう……けど、デルタテロスの効果の効果発動! フィールドから墓地へ送られた時、デッキからレベル4以下の『テラナイト』を特殊召喚できる。アルタイルを特殊召喚。更にアルタイルの効果で、墓地よりデネブを守備表示で特殊召喚。そしてデネブの効果で、『星因士 ウヌク』を手札に加える」(星野手札0→1)

「くっ……倒しても倒しても次々に……」

「うーん、このターンダメージを与えることはできないけど、布陣を崩すことはできる。だから僕は、フィールドにいるベガ、デネブ、シャムの3体で、エクシーズ召喚を行う!」

「また来るのか!?」

「寒空に輝く星達よ、その澄みきった空を目映く照らす大三角形となれ! エクシーズ召喚! ランク4『星輝士 トライヴェール』!」

次に現れたのは、デルタテロスのように、右手に剣を、左手に三角形の盾を持った騎士。しかし、デルタテロスと違い、どこか女性的な印象がある。そのせいか攻撃力も、2100と控えめである。

「一体、何をしようって言うんだ……?」

「簡単なことさ。トライヴェールの効果発動! このモンスターがエクシーズ召喚された時、フィールドのこのモンスター以外のカードを全て手札に戻す!」

「な、なんだって!?」

「君の今のモンスターは、殆どが防御系で今はダメージを受けない。なら全て手札にご退場願おうという訳さ」

「けどそんなことしたら、君のカードも……」

「心配ないさ。別に僕のは戻っても問題ないし。行くよ! ミルキーウェイ・レイ!」

まるで天の川のように星達が流れてきて、モンスターもカードも全て手札に戻ってしまう。

星野のデルタテロスは、エクシーズ素材となっているモンスターを墓地へ送り、そのままエクストラデッキに戻って行った。

こうして、トライヴェールを除いて、フィールドはまっさらになってしまった。

「このターン戦闘ダメージは与えられないけど……十分すぎる働きをしたね。ついでにモンスターも罠カードも回収できたし」(星野手札1→5)(星野墓地3→5)

(くっ……けど、僕も応急処置とクレスが手札に戻って来たぞ。次のターン、これでルナを蘇生すれば……)(遊太手札0→3)

そう思っていた遊太に、星野は言う。

「まさかとは思うけど……君は次のターン、手札に戻ったそのカードで蘇生……なんて考えているんじゃない? 悪いけどさせないよ。トライヴェールの効果発動。 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことで、相手の手札を1枚ランダムに選んで、捨てさせる」

「そ、そんな! ……くっ、選びなよ」

手札をデュエルリングに置いて、手札を写させる。

「そうだね、僕は左のカードを選ぶ」

星野が選んだカードは、先程手札に戻った『英雄騎士の応急処置』。遊太はやむなくこれを捨てる。

(クソッ、当てられるとは……)(遊太墓地4→5)(遊太手札3→2)

「これで、蘇生はできなくなった。僕はカードを2枚伏せてターンエンド」(星野手札5→3)


星野

ライフポイント7000
手札枚数3枚
モンスター1体『星輝士 トライヴェール』(攻撃表示)「素材2つ」
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚


何をしても、徹底的に跳ね返すそのプレイスタイル。

もしかしたら、これこそが、星野が考えた自分への対策なのかも。と、遊太は考える。

そう思うと、遊太は心の中にある物を感じる。

(なんだろう。凄くワクワクしてる。あの子、僕のやることなすことをことごとくかわしてる。対策取ってるって言ってたし、それほど、僕のことを認めているんだ)

(なら、僕はその期待に、全力で応えてあげなきゃ!)

心の中に、そんな感情を抱きながら、遊太はデッキに手を取る。

それを感じ取ったのか、星野も遊太に視線を送る。

(あの子、笑ってる。状況は圧倒的に不利なのに、凄く楽しんでるみたい……まあ、どうせこんなことだろうとは思ってたけど)

(やってやるしかないか。そこまでやってくるなら、僕も徹底的にやってやらないとね)


5・遊太のターン

「行くよ! 僕の、ターン!」(遊太手札1→2)