二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.18 )
日時: 2016/03/07 00:50
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

「ヤッホー!カッコイイー!このシンクロモンスターを見せたかったんだよ〜!」

「凄い!こんなモンスターを持ってるなんて龍矢君凄いよ!…んで、シンクロモンスターって?」

「チューナーモンスターと普通のモンスターをシンクロさせて召喚出来るモンスターのことだぜ!」

「それで…そのモンスターにはどんな効果があるの?」

「あ、そうだった、『パワー・ツール・ドラゴン』は1ターンに1度、デッキから装備魔法を3枚選んで相手にランダムに選ばせる!そして相手に選ばせたカードを手札に加える!」

「へぇ〜、装備をサーチ出来るモンスター?」

「それだけじゃない、装備魔法を装備した『パワー・ツール・ドラゴン』が破壊される時、装備魔法を墓地へ送ることで破壊を免れる!」

「装備でパワーアップしていくモンスター!?」

「ああ!『パワー・ツール・ドラゴン』は装備魔法を装備すればする程パワーアップしていくんだ!それに破壊耐性も持つしね!」

「これは…ちょっと厄介なモンスターだぞ…!」

「『パワー・ツール・ドラゴン』の効果発動!デッキから3枚装備魔法を選んで、それを相手にランダムに選ばせる!さあ、俺の選んだこの3枚を選べよ!」

「む…むう…どれを選べば良いのやら…」

「…ま、全部『ダブルツールD&C』なんだけどね!」

そう言って選ばせるカード3枚を見せた龍矢。言った通り全て『ダブルツールD&C』だった。

「く…中々えげつないことをやるじゃん…」

「そして手札に加わった『ダブルツールD&C』を『パワー・ツール・ドラゴン』に装備!『ダブルツールD&C』は自分のターンと相手のターンで効果が変わるんだ!」

「で、『ダブルツールD&C』の効果は?」

「自分のターンなら攻撃力1000ポイントアップ!そして装備モンスターがバトルをする間攻撃対象となったモンスターの効果は無効化されるんだ!」

「そして相手のターンでは、装備モンスター以外を攻撃対象に出来ず、装備モンスターとバトルを行ったモンスターをダメージステップ終了後に破壊する事ができるんだ!」

「凄いね!かなり厄介な装備魔法カードだよ!」

「だろだろ〜!コイツと『パワー・ツール・ドラゴン』を見せたかったんだよ〜」


『パワー・ツール・ドラゴン』
レベル7
地属性
機械族 シンクロ・効果モンスター
攻撃力・2300 守備力・2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。


『ダブルツールD&C』
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。

(全て遊戯王カードWikiより)

龍矢の『パワー・ツール・ドラゴン』にすっかり心酔している遊太。それを見て岩ノ井が一言言う。

「遊太君…すっかりデュエルを楽しんでいるッスねぇアネゴ…」

「ま、良いんじゃねえ?デュエルはエンジョイしてなんぼだろ」

「今回のデュエルはいつも以上に騒ぐなぁ…」

「いつも以上って…龍奈ちゃんいっつもあんなテンションの兄貴とデュエルしてたのか?」

「うん、うるさいったらありゃしないんだから」

「そこっ!うるさいぞ二人とも!『パワー・ツール・ドラゴン』で『ロードナイト・ミラージュ』を攻撃!クラフティ・ブレイク!」(パワー・ツール・ドラゴン攻撃力3300)(ロードナイト・ミラージュ攻撃力100)

装備したドリルとカッターでミラージュをまるで赤子の如く粉砕するパワー・ツール・ドラゴン。装備分の攻撃力がアップしていたので遊太に大ダメージ!(遊太ライフ8000→4800)(遊太墓地2→3)

「やっぱりさっき守備表示にしとけばよかった!」

「プレミス激しいよ!普通だったら守備力100は守備表示にしとけば良いじゃん!」

「でも…まだ大丈夫!リバースカードオープン!」

「ここでリバースカード!?何が来るんだ!?」

「罠カード『英雄騎士出撃』を発動!このカードは自分フィールド上のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』モンスターを一体特殊召喚出来る!」

「ふーびっくりしたー、破壊されるのかと思ったぜ!」

「僕は、『ロードナイト・アクアス』を攻撃表示で特殊召喚!」


『英雄騎士出撃』
通常罠
自分フィールド上のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』モンスターを特殊召喚出来る。


今度は流水をモチーフにした鎧を着た騎士が現れる。右手にはレイピアを装備している。

「お、またカッコいいモンスターだな!でも、攻撃力1500かぁ…じゃあ俺はカードを1枚伏せてターンエンド!」(龍矢手札→)


龍矢

ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター3体(パワー・ツール・ドラゴン)(D・モバホン)(D・ステープラン『リビングデッドの呼び声の効果を受けている』)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード3枚(D・バインド)(リビングデッドの呼び声)(ダブルツールD&C)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚


5・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)

遊太のターンの始めに、菊姫がこう解説する。

「『パワー・ツール・ドラゴン』は自身の効果でどんどん強化されていく…だが、それを阻止しようと攻撃をしようとしても、『D・バインド』で攻撃は封じられ、更にモバホンの効果でディフォーマーが更に展開される…絶体絶命だな」

「アネゴ、どうやったら遊太はこの状況『ハーピィの羽根箒』や『ツインツイスター』を使わないで打開出来るッスか〜!?」

「一つだけ方法があるわ、岩ノ井君」

「え、何ッスか龍奈ちゃん?」

「正解はエクシーズモンスターを出せば良いのよ」

「あ、そっか!」

「そうだ龍奈ちゃん、エクシーズモンスターはレベルを持たない、だからこそレベル4以下の攻撃を封じるDバインドを突破出来るんだ」

「よくわかったッス!」

「にしても岩ノ井お前、そんな基本的な事もわからなかったのかよ、エクシーズ使ってる癖に…」

「エクシーズをよく分かってないからですよ」

「か、鏡山にはおろか真薄にまで言われるとは…ガックシ」

「ともかく!今この状況をどうにか出来るのはエクシーズと『ハーピィの羽根箒』とか『ツインツイスター』ぐらいしかないだろうが!」


『ハーピィの羽根箒』
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。


『ツインツイスター』
速攻魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

(遊戯王カードWikiより)


一方遊太はこの状況をどのようにして打開しようか考えていた。

(今手札にあるのは…『サイクロン』と『ロードナイト・ウィンドル』と『ロードナイト・リヴィン』のみ…フィールドには『ロードナイト・サンダガ』しかいない…『パワー・ツール・ドラゴン』の的になるのは明白…だけど『パワー・ツール・ドラゴン』は装備魔法によって破壊耐性を持っている…せめてあの『D・バインド』だけでも破壊しとかなきゃ!)

「魔法カード『サイクロン』を発動!『D・バインド』を破壊する!」(遊太手札3→2)(遊太墓地2→3)

「カウンター罠発動!『魔宮の賄賂』!」

「カウンター罠!?」

「この罠カードは魔法・罠カードの発動を無効にするカード、だがその代わり相手に1枚カードをドローさせなきゃいけないんだ、さ、カードをドローしなよ」

「う、う〜ん…なんかドロー出来ても微妙って感じ…」(遊太手札2→3)(龍矢墓地2→3)