二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.184 )
- 日時: 2016/12/22 07:59
- 名前: ロード (ID: 5J8asoW6)
7・龍矢のターン
「俺のターン、ドロー!」(龍矢手札1→2)
(ひとまずは、『レインボー・ヴェール』の効果が発動すれば効果を無効にしてダメージを与えられる。その後は……)
「俺は手札から、『D・ラジカッセン』を召喚! そしてバトル! 機械竜でティンクル・モスを攻撃! 重装解体! そして『レインボー・ヴェール』の効果で、お前の効果は無効になるぜ!」(龍矢手札2→1)
「罠発動! 『砂塵の大竜巻』! このカードは相手の魔法・罠を1枚破壊する。僕が破壊するのは、『レインボー・ヴェール』!」
「そ、そんな!」
フィールドに、砂埃を上げながら竜巻が巻き起こり、『レインボー・ヴェール』を破壊する。そして、ティンクル・モスの効果が発動する。
「ティンクル・モスの効果で、1枚ドロー……よし、僕がドローしたのは、モンスターの『N・エア・ハミングバード』。よってバトルフェイズは終了!」(真薄手札0→1)
「チクショウ! 魔法とかだったら一気に決められたのに〜!」(真薄墓地9→10)(18→19)
「そう簡単にはやられないですよ!」
「ああ、俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(龍矢手札1→0)
龍矢
ライフポイント4100
手札枚数0枚
モンスター2体『機械竜 パワー・ツール』(攻撃表示) 『D・ラジカッセン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード2枚『月鏡の盾』 『鎖付きブーメラン』
墓地の枚数10枚
除外されているカード0枚
8・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札1→2)
(よし、今まで防戦一方だったけど、攻めに行ける!)
「僕は手札から、装備魔法『再融合』を発動! 800ポイントライフを払うことで、墓地から融合モンスターを1体特殊召喚して、このカードを装備する! 僕が特殊召喚するのは、フレア・ネオス!」(真薄ライフ2100→1300)
再び墓地からフィールドに戻ってきたフレア・ネオス。そして、その効果が発動する。(真薄手札2→1)(真薄墓地19→18)
「フレアネオスは、フィールドの魔法・罠の数だけ攻撃力を上げる。その今フィールドにあるのは3枚。よって1200アップの3700!」
「僕は、ティンクル・モスでラジカッセンを攻撃! そしてドロー!」
「何を引いた……?」
「引いたカードは魔法カード! ダイレクトアタック! ティンクル・フラッシュ!」(真薄手札1→2)
「くぅっ……!」(龍矢ライフ4100→3600)
「そして僕は、フレア・ネオスでラジカッセンを攻撃! バーン・ツー・アッシュ!」
「ぐあああっ!」(龍矢ライフ3600→1100)(龍矢墓地10→11)
「そして僕は、メイン2で魔法カード『地砕き』を発動! 相手フィールドの最も守備力の高いモンスターを破壊する! 対象は機械竜!」(真薄手札2→1)
空より降ってきた拳が地面を砕き、機械竜を穴へと突き落とす。
「チッ、やられたか! だけど、俺の場のシンクロモンスターが破壊されたことで、罠カード『シャドー・インパルス』発動! 破壊されたシンクロモンスターと同じレベルと種族を持つ、違う名前のシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する! 俺は、エクストラデッキから『パワー・ツール・ドラゴン』を特殊召喚する!」(龍矢墓地11→15)
エクストラデッキから、再び現れた『パワー・ツール・ドラゴン』。
「やりますね……」
「ああ、俺だって負けたくねえもん」
「僕も、負けたくありません」
「だろうな……けど、なんか俺、このデュエルが楽しくてしょうがねえんだ」
「それはどうして……」
「俺さ、以前いた所じゃ、あんまりデュエル友達いねえって言ってただろ? だからさ、こんな風に友達同士で大会出て、友達と一緒にガチンコ勝負をするなんてこと、無かったから……!」
「僕も、初めての大会でこんなに熱いデュエルができるのが、こんなにも嬉しくてたまらなくて……」
「「アハハハハハ!」」
デュエルリング上で、互いに笑い合う二人。それほど、今のデュエルが楽しいのだろう。
これには、菊姫達も思わずにっこり。
「なんだよアイツら、真剣勝負だって言うのに笑いやがって……」
「楽しいんッスねえ」
「まあ、龍矢は実際こんなことなかったから、楽しくなっちゃうのもわかるかも」
「うん。やっぱりデュエルは、楽しくなくっちゃ!」
そしてデュエルリング。龍矢と真薄はお互いに向き直る。
「じゃあ、俺はお前に勝つ! 絶対だ!」
「僕も、龍矢君に勝ちます! ターンエンド! そしてこのエンドフェイズ、フレア・ネオスはエクストラデッキに戻る!」(真薄18→19)
真薄
ライフポイント1300
手札枚数1枚
モンスター1体『N・ティンクル・モス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数19枚
除外されているカード0枚
おもいっきりデュエルを楽しむ二人を、ただひたすら見守る遊太達。
しかし、二人のデュエルを苦々しく思っている人物がいた。それは、デュエルに夢中になって遊太が忘れていた、八神アキラだった。
「デュエルが楽しいだと……! 勝たなきゃ誰だって楽しくねえだろ……!」
それを傍らでみつめる、一つの影があった。それは、アキラがエースとしている、『真紅眼の黒竜』であった。
(アキラ……)