二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.196 )
日時: 2017/02/15 17:47
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)


1・龍奈のターン

「私のターン。私は、アメジストキャットを召喚して、魔法カード『トランスターン』を発動! 自分フィールドのモンスターを1体墓地へ送って、同じ種族と属性を持つ、レベルが1つ高いモンスターをデッキから特殊召喚する! 私はアメジストキャットをリリースして、アンバー・マンモスを守備表示で特殊召喚!」(龍奈手札5→3)(龍奈墓地0→2)

猫のようなモンスターがリリースされると、マンモスが現れる。攻撃力は1700。

「そして私は、カードを1枚セットして、ターンエンド!」(龍奈手札3→2)


龍奈

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体「宝玉獣 アンバー・マンモス」
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚


2・アキラのターン

(……なんか、アイツ気がどっかに行ってるような気がするぜ。こういう奴を相手にするのは嫌なんだよなあ。さっさと終わらせるか)

「俺のターン、ドロー」(アキラ手札5→6)

「俺は手札から、魔法カード『七星の宝刀』を発動。手札からレベル7モンスターを除外し、デッキから2枚ドロー。俺は『真紅眼の黒炎竜』を除外して、2枚ドロー」(アキラ墓地0→1)(アキラ除外0→1)

「そして俺は、魔法カード『おろかな埋葬』を発動。デッキからモンスターを1体墓地へ送る。俺は『カーボネドン』を墓地へ送る」(アキラ手札6→5)(アキラ墓地1→3)

「俺は更に、墓地の『カーボネドン』を除外して、レベル7以下のドラゴン族通常モンスターの『真紅眼の黒竜』を、守備表示で特殊召喚!」(アキラ墓地3→2)(アキラ除外1→2)

早速、アキラのエースである『真紅眼の黒竜』が召喚されたことで、危機感を覚える龍奈。

「まさか、あのカードを……!」

「その通り、手札に握っているんだよ、アレをな。魔法カード『黒炎弾』を発動! 自分フィールドの『真紅眼の黒竜』の攻撃を放棄する代わり、相手にその元々の攻撃力分のダメージを与える! 2400のダメージをな!」

『真紅眼の黒竜』から、黒い炎が発射される。それを受けた龍奈は、大ダメージと言うべきダメージを受ける!

「うっ……」(龍奈ライフ8000→5600)(アキラ手札5→4)(アキラ墓地2→3)

「まだ終わっちゃいないぜ。俺は手札から魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動。手札からモンスターを墓地へ送って、デッキからレベル1モンスターを特殊召喚する。俺はレベル1モンスター『伝説の黒石』を特殊召喚!」(アキラ手札4→2)(アキラ墓地3→5)

「そして『伝説の黒石』の効果発動! このカードをリリースすることで、レベル7以下の『真紅眼』モンスターを特殊召喚する! 俺は『真紅眼の黒炎竜』を特殊召喚! そして俺は、この『真紅眼の黒炎竜』を、再度召喚し、効果を得る!」(アキラ墓地5→6)

「更に俺は、手札から『復活の福音』を発動! このカードの効果により、墓地のレベル7・8ドラゴン族モンスターを特殊召喚する! 俺は、墓地から『真紅眼の黒炎竜』を、特殊召喚する!」(アキラ手札2→1)

「一気に……3体ものモンスターを!」

「行くぞ、バトルだ! 再度召喚した1体目の『真紅眼の黒炎竜』で、アンバー・マンモスを攻撃! ダーク・ヘル・フレア!」

紅い炎が龍奈のモンスターに襲い掛かる。が、龍奈は慌てない。

「罠カード『宝玉の集結』を発動!」

「構わねえ、そのまま攻撃だ!」

黒炎竜の攻撃によって、簡単に破壊される龍奈のモンスター。しかし。

「『宝玉獣』は、破壊された時墓地へは行かず、永続魔法として場に置ける! そして、『宝玉の集結』の効果発動! 戦闘・効果で『宝玉獣』が破壊された時、デッキから『宝玉獣』を1体特殊召喚出来る! 私は、サファイア・ペガサスを特殊召喚!」

開いてしまった場に、今度はペガサスが舞い降りる。そして、ペガサスは。

「サファイア・ペガサスの効果発動! 召喚・特殊召喚・反転召喚された時、デッキから『宝玉獣』を1体永続魔法として場に置ける! 私はトパーズ・タイガーを永続魔法として置くわ」

「ほう、壁を上手く作るとはな。けれど、もう1体の黒炎竜で攻撃だ! ダーク・ヘル・フレア!」

「『宝玉の集結』の効果発動! 魔法・罠ゾーンに存在するこのカードを墓地へ送って、私のフィールドの『宝玉獣』を手札に戻して、フィールドのカード1枚をデッキに戻す! サファイア・ペガサスを手札に戻して、攻撃してきたあなたの黒炎竜を、手札に戻すわ!」(龍奈手札2→3)(龍奈墓地2→3)

「……へえ、そうするのか」(アキラ手札1→2)

「まだまだ、やられないわ」

「だが、このメインフェイズ2。再度召喚した黒炎竜は、バトルフェイズ終了時に、相手に黒炎竜の元々の攻撃力分のダメージを与える! ダーク・フレア・バーン!」

「えっ、わあああ!」(龍奈ライフ5600→3200)

「そして俺は、カードを1枚セットして、ターンエンド。たった1ターンでこれ程ダメージを喰らうとは、思っていなかったろう?」(アキラ手札2→1)

「うう……」


アキラ

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体「真紅眼の黒竜」(守備表示) 「真紅眼の黒炎竜」(攻撃表示・再度召喚済み)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード2枚


3・龍奈のターン

「うう……あのことなんて、気にしてない、気にしてないんだから……私のターン、ドロー!」(龍奈手札3→4)

「私は手札から、魔法カード『レア・ヴァリュー』を発動! 私の場で永続魔法になっている『宝玉獣』を1体選んで。そのカードを墓地へ送って、私はデッキから2枚ドローするわ!」

「じゃあ、トパーズ・タイガーを墓地へ送ってもらおうか」

「……わかったわ。これにより、2枚ドロー!」(龍奈墓地3→5)(龍奈手札3→5)

新たに2枚のカードを引いた龍奈。引いたそのカードを見て、龍奈は驚く。

「……やった。これなら、一気にやれるかもしれない!」

「何でだ?」

「一気に決められるカードを、引いたからよ!」

「私は、魔法カード『おろかな埋葬』を発動! デッキから、モンスターを1体デッキに送る。私は、サファイア・ペガサスを墓地へ送るわ!」(龍奈手札5→4)(龍奈墓地5→7)

「そして、手札から魔法カード『宝玉の恵み』を発動! 墓地の『宝玉獣』を2体選んで、自分フィールドに永続魔法として置く。私は、サファイア・ペガサスとトパーズ・タイガーを永続魔法として置く」(龍奈手札4→3)(龍奈墓地7→6)

(あと1枚揃えれば……勝てるわ!)

「私は手札から、魔法カード『宝玉の導き』を発動! フィールドに永続魔法扱いの『宝玉獣』が2体いる時、デッキから『宝玉獣』を1体特殊召喚するわ! 私は、サファイア・ペガサスを特殊召喚! そして効果で、ルビー・カーバンクルをフィールドに置く」(龍奈手札3→2)(龍奈墓地6→7)

(これで……布石は整ったわ! これで、ワンターン・キルが成立……え、ワンターン・キル?)

ワンターン・キル。その言葉が頭によぎった時、あの事を思い出す。

(酷い……酷いよ……始めたばっかりなのに、こんな風にするなんて! もう龍奈ちゃんなんて嫌い! 友達じゃないっ!)

その声が龍奈の頭の中に響いた時、龍奈はカードの発動を一瞬ためらう。

(な、なんでこんなこと、思い出して……今は、デュエル中なのに……気にしてない、気にしてないんだから!)

「私は手札から、魔法カード『宝玉の氾濫』を発動! コストとして、私のフィールドの、永続魔法になっている『宝玉獣』を4体墓地へ送る。そうすることで、フィールドのカードを全て墓地へ送る!」(龍奈手札2→1)(龍奈墓地7→12)

「へえ、俺の墓地にある『復活の福音』は、俺のドラゴン族が破壊される時、このカードを除外することで、破壊を免れる。墓地へ直接送る効果なら、何も問題はないってことか」

「更に、墓地へ送った相手フィールドのカードの数だけ、墓地から『宝玉獣』を可能な限り特殊召喚出来るわ! あなたの場にあるカードは、3枚。よって墓地から3体特殊召喚できるわ!」

「そこから特殊召喚と通常召喚をコンボして、トドメさそうって言うのか?」

「そうよ。あなたが今までにやった速攻キルを、私がやり返すから!」

「ま、決まればそう強いな……決まればな」

「決まれば……? まさか、罠カード!?」

「そう! 俺はカウンター罠『王者の看破』を発動! レベル7以上の通常モンスターが俺の場にいる時、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚、魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊する!」(アキラ墓地6→7)

「そ、そんな……!」

「で? そこからどうするんだ?」

「わ、私は……モンスターを裏守備表示で召喚して、ターンエンド……」(龍奈手札1→0)

「あっそ」


龍奈

ライフポイント3200
手札枚数0枚
モンスター2体「宝玉獣 サファイア・ペガサス」(守備表示) 『?』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚


4・アキラのターン

「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)

「俺は手札から、魔法カード『ブラック・ホール』を発動。フィールドのモンスターは、全て破壊されるが……俺の墓地から『復活の福音』を除外することで、俺のモンスターは破壊を免れる!」(アキラ手札2→1)(アキラ除外2→3)

「……」

「そして、『真紅眼の黒竜』を攻撃表示に変更し、ダイレクトアタック! ダブル・ダーク・メガ・フレア!」

「いやあああああ!」(龍奈ライフ3200→0)

「悪いな、おたくが集中してねえもんだから、15分で終わっちまった」

龍奈は負けた。それも、4ターン15分という有様で。