二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.20 )
日時: 2016/03/07 00:53
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

7・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)

(今ドローしたカード…これは『英雄騎士への覚醒』!この間菊姫とのデュエルでピンチを救ってくれたカード…確か自分フィールドの『ロードナイト』モンスター1体をリリースすることで、エクストラデッキから同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターを特殊召喚する…だったよな?でも、何を召喚すれば…)


『英雄騎士への覚醒』
速攻魔法
自分フィールド上の『ロードナイト』モンスターを墓地に送り、同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。


(遊太!)

(!?)

(遊太!僕を使え!)

また遊太の脳内に謎の声が響いた。しかし、アルファの声ではない。アルファの声はもっと厳かな声をしている人物だった。

今聞こえた声は、少年のような明快な声をしていた。

(また…謎の声…けどアルファのとは違う、今度は少年のような明るい声…)

(僕を見てくれ!僕はここにいる!)

「龍矢君ちょっとタイム!エクストラデッキのカードを確認させて!」

「?良いけど…」

遊太は一旦タイムを取ってエクストラデッキのカードを見る。声の主のカードを探す為だ。

(あっ…このカード!?声のモンスターは…君か!?)

エクストラデッキの中から声のするカードを見つけることに成功した遊太。

そのカードは『イクスロードナイト・マグナ』と書かれていた。

(このモンスターは光属性!今『ロードナイト・ミラージュ』にこれを使えば…けど、守備力は3000あるけど攻撃力はたったの2000…壁にしか出来ない!)

(違う、そうじゃない、僕はただの壁なんかじゃない!僕は『イクスロードナイト』の守りの要なんだ!効果を良く見るんだ!だから僕を使え!)

そう言って効果を良く見る遊太。そこに書かれてあったことは、まさしく守りの要に相応しい効果だった。

(…わかった、君を使うよ!)

「僕は手札から『英雄騎士への覚醒』を発動!」

「何だ?その魔法は…」

これを見て菊姫が思い出す。

「あれは遊太の必殺カード!」

「あのカードでアネゴやられたッスよね…」

「うるさい!アレが無かったら確実にアタシが勝ってたと言うべき必殺カードなんだよ!」

「あの〜…あのカードは一体どんなカードなんですか?」

「真薄、あのカードは自分のフィールドの『ロードナイト』を『イクスロードナイト』へ進化させるカードだよ!『イクスロードナイト』は未知のカード…たった1枚で戦局をガラリと変える力を持ってるんだよ!」

龍奈はこれを見て物凄い予感をしていた。

(アレならきっと…ここから大逆転出来るかも…龍矢の『パワー・ツール・ドラゴン』を倒せるかも…!)

「『英雄騎士への覚醒』の効果で、光属性の『ロードナイト・ミラージュ』を光属性の『イクスロードナイト』モンスターへと進化させる!」(遊太手札3→2)(墓地5→7)


「出ろ!イクスロードナイト守りの要!『イクスロードナイト・マグナ』!」


『ロードナイト・ミラージュ』が黄金色の光に包まれると、その中から黄金の鎧を身に纏った『イクスロードナイト』へと進化した!

「『イクスロードナイト・マグナ』は、自分フィールド上に1体しか存在できない…けど、守りの要に相応しい特殊効果を持ってるんだ!当然守備表示で場に出す!」


『イクスロードナイト・マグナ』
レベル8
光属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2000 守備力・3000


「うげっ…守備力3000…けど、パワー・ツールの攻撃力はそれよりも上回っている!」

「更に、『ロードナイト・ウィンドル』を攻撃表示で召喚!」(遊太手札2→1)

竜巻をモチーフにした鎧を身に着けた騎士が現れる。

これを見て菊姫が慌てる。

「おい!折角守備力3000のモンスターを出したのになんで攻撃力1300のモンスターを出すんだよ!」


『ロードナイト・ウィンドル』
レベル4
風属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1300 守備力・1500
1ターンに1度、自分の魔法・罠ゾーンのカードを全て手札に戻すことで、戻した数だけ相手の魔法・罠カードを破壊する。


「菊姫さん、これは狙って出したんだよ」

「え?ホントに?」

「大丈夫、ウィンドルは破壊されない」

しかし、龍矢はそう言われても遊太がプレミスをしたとしか思えないようだ。

「何だよ!守りの要って言っても大したことない奴じゃん!行け!『パワー・ツール・ドラゴン』で粉砕してやるぜ!」

「僕はこれでターンエンド」


遊太

ライフポイント4800
手札枚数1枚
モンスター2体(イクスロードナイト・マグナ)(ロードナイト・ウィンドル)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


8・龍矢のターン

「俺のターン!ドロー!」(龍矢手札0→1)

「行け!『パワー・ツール・ドラゴン』!『ロードナイト・ウィンドル』に攻撃!」

『パワー・ツール・ドラゴン』がウィンドルに攻撃を仕掛ける!

「ああっ!やっぱり攻撃力の低いモンスターを出すなんて駄目だろー!」

「このバトル貰ったぜ!」

「それはどうかな!?」

遊太がそう言った瞬間、マグナが!

ガキィンッ!

「!?」

「こ、これは…」

なんと、ウィンドルへの攻撃をマグナが受けていたのだ!

「な、なんだよこれ!?俺の『パワー・ツール・ドラゴン』の攻撃が受け止められた!?」

「『イクスロードナイト・マグナ』の効果発動!マグナは戦闘では破壊されない!そしてマグナは自分以外の『ロードナイト』と名のついたモンスターが攻撃される時、攻撃対象をマグナに移し替えることが出来る!」

「な、なにー!?」

「更にマグナは効果で破壊される時、守備力を1000下げて破壊を免れる!」

「そ、そんなのありかよー!?」

「これぞ、イクスロードナイト守りの要!『イクスロードナイト・マグナ』!」

これを見て菊姫達は非常に驚く。

「凄いッス!これなら『パワー・ツール・ドラゴン』を気にせず戦えるッス!」

「完璧な壁…いや、鉄壁!カードコレクターの俺すらも知らないカードがあるとは…」

「戦闘破壊も効果破壊も受け付けない上に、味方すらも守る鉄壁の守りを持つモンスター!まさに守りの要!」

龍矢はこの鉄壁を誇るマグナに成す術無くどうしようかと悩む。

(…どうする!?遊太のマグナが場に出ている限り、俺はウィンドルに攻撃することは出来ない!何か無いか…)

その時、ある考えが思い浮かぶ。

(…そうだ!貫通ダメージだ!確か俺のデッキには『メテオ・ストライク』が入ってた筈…よーし!)


『メテオ・ストライク』
装備魔法
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
(遊戯王カードWikiより)


「俺はメインフェイズ2でパワー・ツール・ドラゴンの効果を発動!デッキから装備魔法を3枚選び、相手に選ばせた1枚を手札に加える!さあ選べ!」

「うーん…僕は一番左のカードを選ぶよ」

「えー!?『D・リペアユニット』…ターンエンド…」(龍矢手札1→2)


ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体(パワー・ツール・ドラゴン)(D・ステープラン)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード4枚(リビングデッドの呼び声)(団結の力)(デーモンの斧)(D・バインド)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚