二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.204 )
- 日時: 2017/02/22 13:24
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
「始まるな、やっと二人のデュエルが」
「はいっ、アネゴの言った通り、楽しみなデュエルになりそうッスね」
「ああ! 俺も、二人がどんなデュエルをするのか楽しみだぜ!」
「そうね、龍矢」
「あっそうだ、さっき龍奈、誰かと話していたような気がするけど……なんかあったの?」
「いや、別に……」
(カードが話しかけてきたなんて、言えるわけ無いよね……)
1・遊太のターン
「行くよ、僕のターン! 僕は、手札から『ロードナイト・クリスティ』を召喚!」(遊太手札5→4)
手札から、攻撃力1200のクリスタルの鎧に包まれたモンスターが現れる。すると、持っている槍を光らせる。
「クリスティのモンスター効果発動! 召喚・特殊召喚に成功した時、手札から『ロードナイト』モンスターを1体特殊召喚できる! 僕は『ロードナイト・スター』を守備表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)
今度は、星型の鎧を身に着けた守備力1500のモンスターが現れる。そして、スターも星型の盾を光らせる。
「スターの効果発動! 特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚出来る! 『ロードナイト・テラ』を守備表示で特殊召喚! そして、テラの効果発動! 特殊召喚に成功した時、デッキから『英雄騎士』と名の付いた魔法カードを1枚、手札に加えられる! 手札に『英雄騎士への覚醒』を手札に加える!」(遊太手札3→4)
(覚醒のカード……という事は、いきなり『イクスロードナイト』を呼ぶ気ですか!)
「その通り、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分のフィールドから『ロードナイト』を1体墓地へ送ることで、墓地へ送ったモンスターの属性と同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、エクストラデッキから特殊召喚する! 僕は、光属性のスターを墓地へ送って、光属性の『イクスロードナイト・マグナ』を、守備表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
黄金の鎧を身に着けた、『イクスロードナイト』が現れる。守備力は3000と、強力である。
「いきなり出てきましたね! そのモンスターは、戦闘では破壊されず、他の『ロードナイト』が攻撃対象にされた時、自分に移し替えることが出来る。そして効果破壊される時、守備力を1000下げることで、そのターン破壊されないという強力モンスター!」
「守りの要って奴さ、僕は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体『イクスロードナイト・マグナ』(守備表示) 『イクスロードナイト・テラ』(守備表示) 『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札5→6)
(遊太君の守りの要、マグナは戦闘では破壊されず、効果破壊もされないまさに守りの要……このモンスターに対するのは、このモンスターだ!)
「僕は、手札から『N・グラン・モール』を召喚!」(真薄手札6→5)
ドリルをつけたモグラが現れる。攻撃力は900と、貧弱だが……?
(グラン・モール……確かあのモンスターは、攻撃すると同時に攻撃するモンスターを手札に戻すことが出来るカード……だけど、今の真薄君は、それだけじゃ無いはず……)
「更に僕は、手札から魔法カード『フェイク・ヒーロー』を発動! 手札から『E・HERO』を1体特殊召喚する! ただし、特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、このターンのエンドフェイズに手札に戻る! 僕は、手札から『E・HERO ネオス』を特殊召喚!」(真薄手札5→3)(真薄墓地0→1)
(ネオスと『N』が場に並んだということは……)
「僕は、ネオスとグラン・モールを、コンタクト融合!」
ネオスとグラン・モールが、宇宙へ飛び立つ。そして、銀河の中に入っていくと、新たなHEROが現れる!
「『E・HERO グラン・ネオス』を攻撃表示で特殊召喚!」
現れたのは、右手にドリルを身に着けたネオスの進化形! 攻撃力は2500と、一見並レベルだが。
「グラン・ネオスは、1ターンに1度、相手モンスターを1体手札に戻すことが出来る! ネビュラス・ホール! マグナを手札に戻せ!」
グラン・ネオスが、地面にドリルを突き刺すと、そこから開いた穴がマグナを吸い込む。そして、エクストラデッキに戻ってしまった。
「くっ、やるね……」
「まだ僕には、攻撃が残ってる! グラン・ネオスで、攻撃表示のクリスティを攻撃! パワー・ドリルアタック!」
グラン・ネオスのドリル攻撃が、クリスティに襲い掛かる! しかし。
「リバースカード、オープン! 罠カード『ガード・ブロック』! モンスター1体の戦闘の戦闘で起こるダメージを0にして、カードを1枚ドローする!」
クリスティは破壊されたが、ダメージは0となった。その上、1枚ドローのおまけつきだ。(遊太墓地2→4)(遊太手札2→3)
「やりますね……ですが、僕だってやりますよ! 僕は手札から、装備魔法『インスタント・ネオスペース』を発動! この装備魔法が装備されている『ネオス』融合モンスターは、『ネオスペース』がなくてもエクストラデッキには戻らない! そして僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(真薄手札3→1)
真薄
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『E・HERO グラン・ネオス』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『インスタント・ネオスペース』
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
これを見て、客席の菊姫達は思う。
「1ターン目から、お互いに強力なモンスターを出し合った。けれど、真薄の奴上手く処理したな」
「ええ、中々上手いプレイングでしたねッスね」
岩ノ井と菊姫は、感じたままのことを。
「けど、遊太の奴も負けちゃいないぜ。ここからどうやって逆転するんだろうな!」
「ええ、デュエルに関しては、二人ともかなり良い腕前なんですもの」
龍矢と龍奈は、デュエルの行方を見守っていた。
そして、龍奈の耳元では精霊の声が聞こえている。
「やっぱり、あなたはデュエルが好きなのね……龍奈」
「ああ、それはもう、好きなんだよ」
(もう、この二人、いつまでいるつもりなのかしら)
これからのデュエルの行方を、しっかりと見守ることにした客席の一堂であった。