二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.205 )
日時: 2017/02/26 18:39
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)

3・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札3→4)

「僕は手札から、永続魔法『英雄騎士の防衛拠点』を発動! この永続魔法が場にある時、僕の場の『ロードナイト』は場の『ロードナイト』の数×200ポイント守備力がアップする! そして、手札から『ロードナイト』を守備表示で特殊召喚できる! ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、攻撃表示にはできない」(遊太手札4→3)

「特殊召喚……何を出す気なんでしょう」

「僕は手札から、魔法カード『増援』を発動! デッキから、レベル4以下の戦士族モンスターを手札に加える。僕は、『ロードナイト・ボルカ』を手札に加える」(遊太墓地4→5)

「そして、永続魔法『英雄騎士の防衛拠点』の効果で、手札から『ロードナイト・ボルカ』を守備表示で特殊召喚!」(遊太手札3→2)

全身炎に包まれた、鎧の騎士が現れる。すると、炎の騎士は地面に剣を突き刺す。

「ボルカが特殊召喚された時、相手フィールドのモンスターを1体破壊して、相手に1000ダメージを与える! 僕はグラン・ネオスを破壊する!」

ボルカの炎によって、グラン・ネオスは跡形もなく破壊される。しかし。

「ぐぅっ……だけど、『インスタント・ネオスペース』の効果発動! 装備されていたモンスターがフィールドを離れた時、デッキから『E・HERO ネオス』を特殊召喚出来る! 来い、ネオス!」(真薄ライフ8000→7000)(真薄墓地1→3)

真薄の場に、再びネオスが現れる。しかし、遊太は攻撃の手を止めない。

「そして僕は、魔法カード『英雄騎士の再生術』を発動! 墓地から『英雄騎士』魔法カード1枚と『ロードナイト』モンスター1体を手札に加える! 僕は、手札に『英雄騎士への覚醒』と『ロードナイト・クリスティ』を手札に加える!」(遊太手札2→4)(遊太墓地5→4)

「そして僕は、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドから『ロードナイト』を墓地へ送って、同じ属性の『イクスロードナイト』を特殊召喚する! 僕は、ボルカを墓地へ送って炎属性の『イクスロードナイト・デュナス』を特殊召喚する!」(遊太手札4→3)(遊太墓地4→5)

今度は紅い飛竜の騎士が現れる。攻撃力は2900と、強力だがそれだけではない。

「デュナスは1ターンに1度、1000ライフを支払うことで、フィールドのモンスターを全て破壊することが出来る。よって、僕はライフを1000払うことでフィールドのモンスターを全て破壊する! ビッグバン・バースト・インパクト!」(遊太ライフ8000→7000)

デュナスは天高く飛び上がり、大きな火球を作ってフィールドにぶつけようとする。が。

「罠カード発動! 永続罠『デモンズ・チェーン』! モンスター1体の効果を無効にして、攻撃を封じる!」

罠カードから鎖が放たれ、デュナスに巻き付く。すると、効果や攻撃の発動が出来なくなってしまった。

(チッ……またか!)

(ああ、デュナス……まただもんね)

遊太のカードから聞こえた声。それは、カードに宿る『ロードナイト』の精霊たちの声。遊太にはそれが聞こえるのだ。

「なら僕は……リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札3→2)


遊太

ライフポイント7000
手札枚数2枚
モンスター2体『イクスロードナイト・デュナス』(攻撃表示) 『ロードナイト・テラ』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『英雄騎士達の防衛拠点』
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚


4・真薄のターン

「僕のターン、ドロー!」(真薄手札1→2)

「僕は手札から、魔法カード『馬の骨の対価』を発動! フィールドの通常モンスター1体をリリースすることで、デッキから2枚ドローする!」(真薄手札2→4)(マウス墓地1→3)

「そして、僕は手札から『融合』を発動! 手札の『E・HERO ネオス』と、『E・HERO ネクロダークマン』を融合して、融合召喚を行う!」

「コンタクトだけじゃなく、ちゃんとした融合もするのか……一体何を?」

「この2体を融合して、エクストラデッキから『E・HERO ネオス・ナイト』を融合召喚する!」(真薄手札4→1)(真薄墓地3→6)

融合して現れた、二刀流のネオス! 攻撃力は2500だが、ネオスが紅いオーラに包まれる。

「ネオス・ナイトは、戦士族とネオスを融合することで融合召喚出来るモンスター、融合召喚に使用した戦士族モンスターの攻撃力の半分を、ネオス・ナイトに加えられる! 素材にしたネクロダークマンの攻撃力は1600、よってネオス・ナイトの攻撃力は800アップの3300!」

「3300……いや、絶対それだけじゃないでしょ?」

「ええ、ネオス・ナイトは相手に戦闘ダメージを与えられない代わり、バトルフェイズ中に2回攻撃が出来る! ラス・オブ・ネオススラッシュ!」

この二刀流攻撃によって、ダメージは0ながらも一気に2体モンスターを破壊される遊太。

「くっ……だけど、戦闘で破壊されたテラの効果発動! テラは戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』1体を特殊召喚できる! 『ロードナイト・ルナ』を守備表示で特殊召喚!」(遊太墓地5→7)

「同時に、デュナスを対象に取っていた『デモンズ・チェーン』も破壊されます」(真薄墓地6→7)

「更に罠カード発動! 『奇跡の残照』! 自分のモンスターが戦闘で破壊された時、墓地から破壊されたモンスターを1体特殊召喚する! 僕が選ぶのは当然、デュナス!」

「そして、モンスター効果発動! ルナは特殊召喚された時、デッキから『英雄騎士』と名の付いた魔法・罠カード1枚を手札に加えられる。僕は、手札に『英雄騎士の兵力増強』を手札に加える」(遊太手札2→3)

「……やっぱりやりますね。僕はカードを1枚セットして、ターンエンド」(真薄手札1→0)


真薄

ライフポイント7000
手札枚数0枚
モンスター1体『E・HERO ネオス・ナイト』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


5・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札3→4)

「僕は、ライフを1000支払って、フィールドのモンスターを全て破壊する!」(遊太ライフ7000→6000)

「させません! 速攻魔法『禁じられた聖杯』! モンスター1体の効果を無効にして、攻撃力を400アップする! デュナスの効果は、無効化される!」(真薄墓地7→8)

「……なら、僕は魔法カード『英雄騎士の兵力増強』を発動! 墓地の『ロードナイト』モンスター3体をデッキに戻してシャッフルした後、デッキから2枚ドローする! 僕は墓地のテラ・ボルカ・スターを戻して、2枚ドロー!」(遊太手札3→5)(遊太墓地7→4)

「そして僕は、手札から魔法カード『魔法石の採掘』を発動! 手札を2枚捨てて、墓地から魔法カード1枚を手札に加える。僕は『英雄騎士の覚醒』を手札に加える!」(遊太手札4→2→3)(遊太墓地4→7)

(墓地から戻して使うくらいだ、よっぽどそのカードが重要だということ……もし妨害できるなら、したいよ)

「そして、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 光属性のルナを、フィールドから墓地へ送って、光属性の『イクスロードナイト・ディアナ』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太墓地7→8)

白銀の、月の装飾が施された女性騎士が現れる。攻撃力は2700と、中々強い。

「バトルだ! 僕は、攻撃力3300となっているデュナスで、攻撃力3300のネオス・ナイトを攻撃! ドラゴンズ・フレア!」

炎を纏って、ネオス・ナイトに体当たりしていくデュナス。しかし、攻撃力が同じ両者は相打ちとなり、どちらも墓地へ送られた。(遊太墓地8→9)(真薄墓地8→9)

「相打ち……」

「そして僕は、ディアナでダイレクトアタック! グッドナイト・クレッセントムーン!」

そして、三日月状の鎌でのダイレクトアタック。2700という重いダメージが真薄に加わる! 

「ううっ……」(真薄ライフ7000→4300)

「そして僕は、カードを1枚セットして、ターンエンド!」(遊太手札2→1)


遊太

ライフポイント6000
手札枚数1枚
モンスター1体『イクスロードナイト・ディアナ』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『英雄騎士の防衛拠点』
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚


「ここに来て、遊太が先手を取ったか……」

「でも、真薄君もこっからじゃないッスか?」

「ああ、アイツはここからがいつも凄いんだ。このトーナメントでも、ああいった状況から何回も逆転して来やがったんだ!」

「ああ! 真薄は、ああいった状況からいつも逆転しているんだもんな!」

客席から、口々に感想を言う遊太の友人たち。それほど、遊太と真薄のデュエルがいいのだろう。

それを、遠巻きに眺めている人物がいた。アキラである。

「何だよアイツら……仲間同士で争っているって言うのに、なんであんなに和気藹々ってしてられるんだよ……」

遊太の仲間たちを見る視線は、どこか羨ましそうな目であった。

「……まあいいさ、どうせ俺がぶっ潰してやるんだ。仲間なんて言ってるうちは……俺が倒してやるんだからな」

そう言って、アキラは遊太の仲間に一睨みきかせて、何処かへ行った。