二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.207 )
- 日時: 2017/02/26 17:09
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
こうして、デュエルを終えた二人は、お互いに向かい合って話をしていた。
「真薄君、さっき言ってくれたことだけど……」
「はい。僕はあなたに憧れてデュエルを始めたんです」
「嬉しいな、こんな僕なんかに憧れて、デュエルを始めてくれるなんて」
「確かに、あの時あなたは初心者だと言いました。けれど、あなたは違う気がするんです。普通の初心者とは、全然違う何かを持っているようなきがするんです」
「そうなの?」
「ええ、あなたは他のデュエリストとは違う。他のデュエリストとは違う何かを、あなたは持っているはずなんです」
「そうなんだ、そう思ってくれているんだ……」
「今回は負けてしまいましたけど、いつか絶対、追いついてみせます! 絶対に!」
「うん! 絶対に追いついてみせてよ。僕はそれを上回るから!」
「アハハ、そういう所はあなたらしいですね」
すると、菊姫達が遊太の所に向かって話しかけて来た
「おーい! 何やってんだよ二人ともー! 次はアタシがカッコいい所見せる番だから、さっさと戻って来なー!」
「おっ、そういえば次は菊姫がアキラとデュエルする番だったか。真薄君、君はベスト4に残れたから、3位決定戦の出場権をゲットしたことになるんだよ。そして、3位決定戦で3位になれれば……君は全国への出場権を手に入れられるんだよ! 凄いと思わない?」
「あ、そう言えば……いっぱいいっぱいで、気が付きませんでした。ということは、菊姫さんか、アキラ君のどちらかと戦うことに……」
「うん。辛いとは思うけど、頑張ってね」
「ええ、頑張ります。絶対に……勝利を勝ち取ってみせます」
「おーい! 何やってんだテメエら! お話はそれまでにして、さっさとこっちこーい!」
「あっ、菊姫怒ってる。行かなきゃね」
そう言って、真薄と遊太は観客席へと戻って行った。
そして、これを観客席で見ていたアキラはというと。
「やっぱりアイツは決勝戦まで残ったか、まあ、お陰で楽しみが増えたぜ。優勝だけじゃなく、ロベルトさんに認められたアイツを叩き潰すのにぴったりだぜ」
「と、その前に……やたら俺に突っかかってくるあの女を……叩き潰さなくちゃな」
第三十四話。終わり。