二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.211 )
日時: 2017/02/28 15:34
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)

1・アキラのターン

「俺のターン、俺は手札から、フィールド魔法『竜の渓谷』を発動!」(アキラ手札5→4)

アキラのフィールドが、竜達が飛び交うフィールドになる。

「なんだ、このフィールドは……」

「竜の渓谷は1ターンに1度、手札を1枚捨てることでデッキからドラゴン族を1体墓地へ送れる。俺は手札を1枚捨てて、デッキから『真紅眼の黒炎竜』を墓地へ送る」(アキラ手札4→3)(アキラ墓地0→2)

「更に俺は、手札から墓地へ送った『カーボネドン』の効果発動。このカードを墓地から除外することで、デッキからレベル7以下のドラゴン族・通常モンスターを1体守備表示で特殊召喚する。俺は、デッキより『真紅眼の黒竜』を守備表示で特殊召喚する」(アキラ墓地2→1)(アキラ除外0→1)

(特殊召喚……ってことは、もう一体モンスターを……)

「そして俺は、手札から『伝説の黒石』を召喚。モンスター効果発動。リリースしてデッキからレベル7以下の『真紅眼』モンスター、『真紅眼の黒炎竜』を特殊召喚する」(アキラ手札3→2)(アキラ墓地1→2)

(レベル7のモンスターが2体……という事は、エクシーズ召喚か!)

「俺はレベル7のモンスター2体で、エクシーズ召喚! 現れろランク7『真紅眼の鋼炎竜』!」

現れ出でたのは、ランク7の『真紅眼』。全身に鋼の鎧を身に着けた、黒き竜が現れる。攻撃力は2800と、中々強力。

「『真紅眼の鋼炎竜』は、相手がカードの効果を発動した時500ポイントのダメージを与える。そして、相手ターンにも使える『真紅眼』通常モンスターの蘇生効果。俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」(アキラ手札3→1)


アキラ

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『真紅眼の鋼炎竜』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『竜の渓谷』
墓地の枚数2枚
除外されているカード1枚


2・菊姫のターン

「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札5→6)

(生まれ変わった私のデュエル、見せてやる!)

「アタシは手札から、『古代の機械猟犬』を召喚!」(菊姫手札6→5)

手札から現れたのは、重厚感溢れる猟犬が現れる。すると、猟犬は口からレーザーを発射する。

「『古代の機械猟犬』は、召喚に成功した時600ポイントダメージを相手に与えられる!」

「チッ、せこいバーンなんてしやがって」(アキラライフ8000→7400)

「更に、このモンスターは手札・フィールドから『古代の機械』モンスターを墓地へ送ることで、融合召喚が出来る!」

「と、その前に……お前は『真紅眼の鋼炎竜』の効果で500のダメージを受けてもらうぜ」

「くっ……だけど、アタシは猟犬と手札の『古代の機械兵士』で、融合召喚! 現れろレベル8『古代の機械魔神』!」(菊姫手札5→4)(菊姫墓地0→2)

こうして現れたのは、まるで悪魔のような『古代の機械』。しかし、レベル8の割には守備力1800と、頼りない。

「守備力1800? わざわざご丁寧に融合召喚なんかして……何があるのかね」

「決まっているさ、アタシは『古代の機械魔神』の効果発動! 相手に1000ダメージを与える!」

「同時に鋼炎竜の効果発動。お前に500のダメージを与える!」

「チッ……どっちがせこいバーンだか……」(菊姫ライフ7500→7000)

「が、俺も1000ダメージとか笑っていられないな……」(アキラライフ7600→6600)

「そしてアタシは、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド。あ、一応言っとくけど、機械魔神はあらゆる効果を受け付けないからな」(菊姫手札4→2)


菊姫

ライフポイント7000
手札枚数2枚
モンスター1体『古代の機械魔神』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚


3・アキラのターン

「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)

(効果は受け付けない。毎ターン1000ダメージ。早々に始末することが望ましいな……だけど、あのモンスター、絶対に何かあるだろ……まあ、やるか)

「俺は永続罠『真紅眼の凱旋』を発動! 自分フィールドに『レッドアイズ』がいる時、墓地より『真紅眼』を特殊召喚出来る! 俺は、さっき墓地へ送った『真紅眼の黒炎竜』を特殊召喚! 更に、コイツを再度召喚して効果を得る! コイツの効果は、お前も知っているよな?」(アキラ墓地2→1)

「バトルフェイズ終了時に、元々の攻撃力分のダメージを与えるんだろ? それくらい3戦も見ていれば知ってるよ」

「更に俺は、フィールド魔法『竜の渓谷』の効果で手札1枚墓地へ送り、墓地へ『ガード・オブ・フレムベル』を墓地へ送る」(アキラ手札2→1)(アキラ墓地1→3)

「バトルだ! 俺は『真紅眼の黒炎竜』で攻撃! ダーク・ヘルフレア!」

黒炎竜の攻撃が、魔神にクリーンヒット! 魔神は簡単に破壊されてしまうが……。

「『古代の機械魔神』の効果発動! コイツが戦闘で破壊された時、デッキから召喚条件を無視して『古代の機械』モンスターを特殊召喚できる!」(菊姫墓地2→3)

「チッ、そんな効果を持っていやがったとは……」

機械魔神が破壊されると、その破壊された破片から『古代の機械』モンスターが現れる! 

「デッキから、召喚条件を無視して特殊召喚するモンスターは……アタシのエースモンスター! 『古代の機械巨人』!」

デッキから現れたのは、攻撃力3000の機械巨人! これには、アキラの鋼炎竜も手が出ない。

「バトル終了。だが、さっきの効果で、鋼炎竜の効果で500ポイントダメージを受けて、再度召喚した黒炎竜の効果で、2400のダメージだ!」

「チッ、全くお前とやってると、すぐにライフが減って敵わねえ!」(菊姫ライフ7000→6500→4100)

「ああそうだよ。圧倒的バーンで相手を焼き尽くす……これが俺のデュエルさ。ターンエンド」


アキラ

ライフポイント6600
手札枚数1枚
モンスター2体『真紅眼の鋼炎竜』(攻撃表示) 『真紅眼の黒炎竜』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚『竜の渓谷』(フィールド魔法) 『真紅眼の凱旋』
墓地の枚数3枚
除外されているカード1枚


圧倒的バーンで、相手を焼き尽くす。その言葉を聞いて、菊姫はアキラに言う。

「お前、友達いねえだろ? 絶対」

「それがどうかしたよ?」

「お前さー、絶対に勝つことが美徳だって思っているタイプだよな……だから、友達とかいねえよ」

「だから、それがどうかしたって言っているんだよ」

「アタシらの仲間を見てみなよ、それはもう、和気藹々としているぜ?」

観客席を見てみるアキラ。観客席では、遊太や菊姫の取り巻き達が、菊姫のデュエルを楽しそうに眺めていた。ある人はこのデュエルを楽しんでいて、取り巻き共は菊姫の安否を心配していた。

「だから……アレが何だって言うんだよ?」

「そして向こうには、今まで散々敗れ去った関東シードの奴らがいる」

才羽亮、江崎絶斗、天羽天子、星野星也がそれぞれ、デュエルに関する評論をしていた。今のデュエルに関することだが。

「アイツらとアタシの仲間は全く良い奴らだよ……それに引き換え、お前はずーっと一人だなあ。見てたぜ」

「……何が言いてえんだよ」

「簡単な話。お前は友達がいない」

「だから、何が言いてえんだよ!」

「友達がいないってことは、勝利を分かち合えない。お互いに高みを目指すこともできない……お前は成長するどころか、いつまでもそのままだ」

「どういうことだ!」

「アイツに関しては……日本の頂点に立つかもしれんという可能性を秘めている……というか、それ以上の可能性を持っているとしか言いようがねえ」

「そしてアタシは、アイツと出会ったお陰で……以前まではあの程度の実力しかなかったアタシは、実力が覚醒してここまで来ちまった……けど、お前はもしかしたら……あの時のままかもな」

「んだと……」

「じゃあ、アタシのターンだぜ! アタシは、あの頃から成長しているぜ!」