二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.217 )
- 日時: 2017/03/02 20:05
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
1・菊姫のターン
「アタシのターン、アタシはカードを2枚伏せて、手札から『古代の機械飛竜』を召喚!」(菊姫手札5→2)
「飛竜の効果発動! 召喚・特殊召喚された時、デッキから『古代の機械』カードを手札に加える。アタシは『古代の機械猟犬』を手札に加える。これにてターンエンド」(菊姫手札2→3)
菊姫
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体『古代の機械飛竜』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
(初手から猟犬を手札に加えた……という事は、次のターンで融合かな……とりあえず、ここは臆さず攻めていく!)
「僕のターン、ドロー」(真薄手札5→6)
「僕は、魔法カード『コンバート・コンタクト』を発動。自分フィールドにモンスターがいない時、手札・デッキから1枚ずつ『N』を墓地へ送って、2枚ドローする。僕は、手札から『N・エア・ハミングバード』。デッキから『N・フレア・スカラベ』を墓地へ送って、2枚ドローする」(真薄墓地0→3)
「そして僕は、魔法カード『古のルール』を発動。手札からレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚できる。僕が特殊召喚するのは、当然『E・HERO ネオス』!」(真薄手札6→4)(真薄墓地3→4)
またしても召喚されるネオス。今大会何度目だろうか。
(召喚権を残した……ってことは、もう1体召喚してコンタクト融合か?)
「僕はそして手札から、『N・アクア・ドルフィン』を召喚します」(真薄手札4→3)
真薄の場に現れたのは、人型をしたイルカ宇宙人。攻撃力は600と、かなり貧弱だが……?
「アクア・ドルフィンの効果発動! 1ターンに1度、手札を1枚捨てることで、相手の手札を1枚確認して、モンスターカードを選ぶ。僕のフィールドのモンスターより攻撃力の低いモンスターだった場合、破壊して500ポイントのダメージを相手に与える! 僕は、手札から『N・グロー・モス』を墓地へ送って、効果発動! エコー・ロケーション!」(真薄手札3→2)(真薄墓地4→5)
アクア・ドルフィンから放たれた超音波が、菊姫の手札を直撃する。すると、手札の『古代の機械猟犬』が浮かび上がる。
「さっきサーチした、猟犬が……」
「見つけましたよ! パルス・バースト!」
アクア・ドルフィンの強力な超音波攻撃によって、猟犬は破壊されてしまう。ハンデスと共に、500ポイントのダメージが菊姫に与えられる!
「チッ、やってくれるじゃねえか……」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地0→1)(菊姫ライフ8000→7500)
「更に僕は、魔法カード『NEX』を発動! フィールドの『N』を1体選択して、墓地へ送る。そのあとエクストラデッキから、それに適応した『N』モンスターを特殊召喚する! 僕は、アクア・ドルフィンを墓地へ送って、エクストラデッキから『N・マリン・ドルフィン』を特殊召喚!」(真薄手札2→1)(真薄墓地5→6)
フィールドのアクア・ドルフィンが、1段階進化する。それにより、攻撃力も900にレベルアップする。
「進化なんてさせやがって……一体どんな効果を持っていやがるんだ?」
「いいえ、効果は使いません。僕は手札から『スペーシア・ギフト』を発動。フィールドに存在する『N』の数だけデッキからドローします。僕の場にはマリン・ドルフィンがいます……マリン・ドルフィンはアクア・ドルフィンとしても扱うため、デッキから2枚ドローします」(真薄手札0→2)(真薄墓地6→7)
「手札増強のための、進化って訳か……」
「行きますよ! 僕はネオスとマリン・ドルフィンで、コンタクト融合! 現れろ『E・HERO マリン・ネオス』!」
マリン・ドルフィンとネオスのコンタクト融合。それによって、現れ出たのはレベル8のコンタクト融合体! 攻撃力は2800と、中々高い。
「そして、マリン・ネオスの効果発動! マリン・ネオスは1ターンに1度、相手の手札をランダムに1枚破壊出来る!」
「何!? そんなのアリかよ!? ぐうぅ……」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地1→2)
「そして僕は、マリン・ネオスで『古代の機械飛竜』を攻撃! ハイパーラピッドストーム!」
水切りのような水の鎌が、飛竜を直撃する。
「くっ……ちっとはやるじゃねえか」(菊姫ライフ7500→6400)(菊姫墓地2→3)
「僕は、カードを1枚伏せてターンエンドです。本来コンタクト融合したモンスターは、エンドフェイズにエクストラデッキに戻りますが、マリン・ネオスはその例外で、エンドフェイズになってもエクストラデッキには戻りません」(真薄手札2→1)
「……そうかい」
真薄
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『E・HERO マリン・ネオス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚
3・菊姫のターン
(ハンデスにあの攻撃……真薄の奴、中々頭脳的な攻撃をするようになったな。だが、その程度でやられる訳にはいかねえよ!)
「アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札1→2)
「リバースカードオープン! 永続罠『古代の機械蘇生』!」
「『古代の機械蘇生』?」
「『古代の機械蘇生』は、自分フィールドにモンスターがいない時、墓地から『古代の機械』モンスターを1体特殊召喚できる。ただし、『リビングデッドの呼び声』などと違って、蘇生効果は毎ターン1度ずつ使える上に、蘇生したモンスターの攻撃力は200アップする」
「まさか……」
「そ、アタシは墓地から『古代の機械飛竜』を特殊召喚する!」(菊姫墓地3→2)
墓地から特殊召喚された飛竜。そして、効果を発動させる。
「飛竜は特殊召喚に成功した時、デッキから『古代の機械』カードを手札に加えられる。アタシは手札に、モンスターカード『古代の機械熱核竜』を手札に加える。ただ、これを使用したターン、カードのセットが出来なくなるからこれ以上カードをセットできねえがな」(菊姫手札2→3)
「そうですか……だから、今までそれを召喚する前に、カードをセットしていたんですね」
「そういうこと。そしてアタシは、手札からフィールド魔法『歯車街』を発動!」(菊姫手札3→2)
(あっ、あれは……『古代の機械』のリリースを1体減らして、破壊されたら『古代の機械』を特殊召喚できるフィールド魔法……)
「そしてアタシは、フィールドの『古代の機械飛竜』をリリースして、手札から『古代の機械熱核竜』を攻撃表示でアドバンス召喚! 『歯車街』の効果で、リリースは1体少なくできたからアドバンス召喚できたのさ」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地2→3)
菊姫の場に、古めかしくもまるでリアルなドラゴンのようなマシンドラゴンが現れる! 攻撃力は3000と、レベル9に相応しい。
「……」
「そしてアタシは手札から、速攻魔法『収縮』を発動! フィールドの相手モンスターを1体、攻撃力を半分にする!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地3→4)
マリン・ネオスは元から人間大の大きさしかなかったものの、収縮によって更に小さくなってしまう。しかし、それに臆する真薄ではない。
「そうくるとは思いました。けれど、僕は罠カード『和睦の使者』を発動! 僕のフィールドのモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージも0になる!」(真薄墓地7→8)
「……チッ、その手で……来たと。アタシはこれで、ターンエンドだ」
菊姫
ライフポイント6400
手札枚数1枚
モンスター1体『古代の機械熱核竜』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚『古代の機械蘇生』 『歯車街』(フィールド魔法)
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚
4・真薄のターン
(僕が……菊姫さんを追い詰めている! ライフも、モンスターも……これなら、行けるかもしれない……)
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札1→2)
「この瞬間、速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動! 相手モンスター1体のモンスター効果を無効化し、攻撃力を400ポイントアップする! さすがに、手札を0にされるのはキツイからな……」(菊姫墓地5→6)
「ですが、僕は確実にあなたを追い詰めていますよ。僕は手札から魔法カード『フォース』を発動! フィールドのモンスター2体を選択する。選択した1体の攻撃力を半分にして、そのモンスターの半分の攻撃力をもう1体に加える。よって、僕のモンスターの攻撃力は3200から4700になり、『古代の機械熱核竜』の攻撃力は1500となる!」(真薄手札2→1)(真薄墓地8→9)
「……やべえな」
「行きますよ! マリン・ネオスで『古代の機械熱核竜』を攻撃! ハイパーラピッドストーム!」
再び攻撃がクリーンヒット! それにより、菊姫のモンスターはあっけなく破壊され、大ダメージを負ってしまう。
「ぐううう……」(菊姫ライフ6400→3000)(菊姫墓地6→7)
「よおーし……行けるかもしれない。僕はこれで、ターンエンド」
真薄
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『E・HERO マリン・ネオス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
まさかの菊姫が一方的にやられる展開で、観客席の遊太達は驚く。
「ウソでしょ? あの真薄君が、菊姫を追い詰めているなんて……!」
「全く驚きだぜ……真薄はまだライフを1ポイントも減らしていないのに、菊姫はもう3000だなんて……」
「そうね、驚くことしかできないわ……」
「アネゴが……追い詰められているなんて!」
「本当に、すげえ……」
まさか菊姫が追い詰められるなどとは、思いもしなかった観客一堂。
しかし、菊姫はというと。
(全くやってくれるじゃねえか……この野郎!)