二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.236 )
日時: 2017/04/08 18:04
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)

デュエルを終えて、デュエルリングを降りた二人は、握手をしていた。

「ありがとな、遊太君。楽しい……デュエルだっただ」

「うん、僕も……良いデュエルだったよ。熊五郎君」

そして、二人がデュエルリングを離れた時、熊五郎の友達が熊五郎と遊太に駆け寄って来た。

「熊五郎、やっただな。やっぱりオラたち、おめえのデュエル生で見てよかっただ」

「がんばっただね、熊五郎君。デュエル……カッコよかっただよ」

「は、花ちゃん……」

「へー、花ちゃんって言うんだ。君の彼女?」

「そ、そんなことねえだ! ただの友達だよ〜」

するとそこへ、真薄達も駆けつけてきた。

「1回戦だって言うのに、凄いよ遊太君。遊太君はやっぱり、デュエリストとして凄いですよ!」

「全く、ハラハラしちまったぜ!」

「おおっ、オラの友達につられて、遊太君の友達まで来ちゃっただな……」

「凄いよな……デュエリストって言うのはこうなるんだから凄いだよな……」

「でも……オラたちばあちゃん達に『夕方に帰る』って約束しちまっただからな……帰りの電車まではまだ時間があるから、電車の時間までどうしようだか?」

「オラたち、熊五郎が勝つことしか予想してなかっただから……折角東京来たっつうのに、何もしねえのは嫌だなあ」

「そうだ、東京見物なんてどうだか?」

「あっ、そりゃ良いだな! 熊五郎、一緒に行こうだ!」

「わり、オラはデュエル会場でデュエルを見たいから……」

「そうか、ならオラ達もデュエル会場でデュエルをみる事にするだよ」

「そか……じゃあ一緒にみるべ〜!」

「遊太! オラたちこのまま会場にいるかあデュエルを観戦することにするだよ! それじゃーなー!」

そう言って、熊五郎達は観客席へと戻って行った。

それを見て、龍矢は語る。

「なんかすげえな、遊太」

「対戦相手とあんなに仲良くなって……なんかすごいですね」

「それはもう、デュエリストって奴ね……」

「なんか……良いよね」

「う、うん。なんか……いつの間にか仲良くなってた」

それを聞いて、遊太の精霊たちも語り始める。

(フフフ。デュエルをすれば、皆友達って奴か……)

(何故か知らんが、お前とデュエルした奴は、何故か殆ど友達になってしまうんだあ)

(可愛いな、遊太)

そういう事を聞きながら、遊太はデッキをひたすら握りしめていた。

そして、遊太がデュエルに勝利したという事実を、菊姫は別の所から見ていた。

「おっ、遊太の奴勝ったのか……まあ、アタシの友達なら当然なことだがな」

更に、アキラはというと。

「アイツ、勝ったか……このまま勝てば……俺と当たる。決勝戦で……」

その後、実況席のロベルトも語る。

「遊太君、まずは1回戦を突破したか……」

「君が見込んだだけのことはあるね。まあ……僕も以前から見ていたんだけど……」

「けど、まだこれからだよ。彼のデュエルは……」

まずは1回戦を突破した遊太。決勝戦まで、後4回だ。


第四十話。終わり。