二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.33 )
日時: 2016/03/29 20:48
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

3・遊太のターン

「ドロー!」(遊太手札1→2)

(今引いたカードは…『ハンマーシュート』フィールド全てのモンスターの中から、一番攻撃力の高いモンスターを1体破壊するカード…よし、これなら奴のビッグ・アイを破壊出来る!)

「よし!魔法カード『ハンマーシュート』を発動!フィールドの一番攻撃力の高いモンスターを破壊する!『No.11 ビッグアイ』を破壊!」(遊太手札2→1)


『ハンマーシュート』
通常魔法
フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。


「ま、仕方ないか」

円錐のモンスターは振り降ろされた鉄槌によってあっという間に破壊される。しかし、マグナはそのまんまである。(アキラ墓地4→5)(遊太墓地3→4)

(ビッグ・アイはモンスターのコントロールを永続的に奪うカード…よって絶対防御を誇るマグナのコントロールは相手に移ったままだ…何とかしてマグナを除去しないと相手にダメージを与えられないな…)

「一先ずカードを1枚伏せて、ターンエンド」(遊太手札1→0)

「エンドって宣言したな…?ここで伏せカードオープン!」

「何!?」

「速攻魔法『サイクロン』!コイツで今お前が伏せたカードを破壊する!」

「何!?エンドサイクだって!?」

カードから竜巻が発せられると、伏せカードを破壊する。伏せられたカードは『強制脱出装置』であった。(遊太墓地4→5)(アキラ墓地4→5)

「へぇ、ソイツで俺がコントロールを得たマグナをバウンスしようって気だったな?」

「く…」

「エンドサイクなんてデュエルの常識だってのに、そうそう驚かれてもねぇ?」


遊太

ライフポイント5600
手札枚数0枚
モンスター2体(ロードナイト・ジュリアス 守備表示)(ロードナイト・サイレ『ナイトカウンター・1』 守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード0枚


4・アキラのターン

「ドロー、いくらあのカードを破壊したとはいえ、あの伏せカード…恐らく何かの罠だとは思うけど、攻撃しなきゃ始まらない…」(アキラ手札2→3)

「とはいえ、ちゃんと除去はしとかなきゃな魔法カード『ツインツイスター』を発動!」

「そのカードは!」

「そう、これは手札一枚を捨てる代わりに、フィールドの魔法・罠を2枚破壊するカード、お前の伏せカードを2枚破壊する!」(アキラ手札3→1)(アキラ墓地5→7)

二連の竜巻が伏せカードを破壊する!そのカードは『聖なるバリア −ミラーフォース−』と『英雄騎士出撃』であった。(遊太墓地5→7)


『聖なるバリア −ミラーフォース−』
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。

『英雄騎士出撃』
通常罠
自分フィールド上のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下の『ロードナイト』モンスターを特殊召喚出来る。


「へぇ、中々良いカードを伏せていたみたいだけど…」

「う、く…」

「まあいいや、どうせ勝つのは俺だからな」

「『伝説の黒石』の効果発動!自分の墓地のレベル7以下の『レッドアイズ』モンスターをデッキに戻してこのカードを手札に加える!俺は『真紅眼の黒竜』をデッキに戻す!」(アキラ墓地7→5)(アキラ手札1→2)

「そして、さっき墓地へ送った『カーボネドン』の効果を発動し、このカードを除外してレベル7のドラゴン族通常モンスターを特殊召喚!2体目の『真紅眼の黒竜』を特殊召喚!守備表示!」(アキラ墓地5→4)(アキラ除外1→2)

「更に俺はエクシーズ召喚!『真紅眼の鋼炎竜』!」

「レッドアイズのエクシーズバージョン!?」

そのモンスターがエクシーズ召喚されたことで、外野で見ていた菊姫は感づく。

「これは…マズイ!あのモンスターが召喚された今、遊太は…確実に負ける!」

「なんでだよ菊姫!遊太の場にはまだモンスターがいるんだぜ!?」

「龍矢!あの鋼炎竜は、効果では決して破壊されず、カードの効果が発動された時相手に500ポイントのダメージを与える!」

「え、耐性とバーンだけ?」

「それだけじゃねぇ!あのカードはエクシーズ素材を1つ取り除くことで自分の墓地にいる『レッドアイズ』通常モンスターを特殊召喚出来る!」(アキラ墓地4→5)

「え?でも『真紅眼の黒竜』はさっき特殊召喚されてエクシーズ素材になったんじゃ…」

「龍矢、忘れてるぜ…奴の墓地には、フィールドと墓地にいる時『通常モンスターとして扱う』モンスターがいるってことに!」

「ご明察だぜ、外野の菊姫とかいう奴」

「……そうだろ?」

「俺は墓地から『真紅眼の黒炎竜』を特殊召喚する!…コイツはフィールドと墓地にいる時、通常モンスターとして扱う『デュアルモンスター』だからな」(アキラ墓地5→4)

「そ、そんな!」

無情にも、更にモンスターが召喚される。

「く…またしても、モンスターを!」

「いいや、まだだ!このターン、俺にはまだ通常召喚が残ってる!ここで召喚した『真紅眼の黒炎竜』の効果発動!このモンスターを通常召喚扱いとしてもう一度召喚することで、効果を得る!」

「効果を得るだって!?」

「マグナを攻撃表示にして、バトルスタート!まずは『真紅眼の鋼炎竜』で『ロードナイト・ジュリアス』を攻撃!」

まるで紙切れのように破壊されるジュリアス。

「……」

「続いて『真紅眼の黒炎竜』で『ロードナイト・サイレ』を破壊!」(遊太墓地5→7)

「そして『イクスロードナイト・マグナ』でダイレクトアタック!」

「うわああああ!」(遊太ライフ5600→3600)

「俺はこれでターンエンドだが…鋼炎竜の効果発動!このモンスターがバトルフェイズを行ったバトルフェイズ終了時、お前は鋼炎竜の元々の攻撃力分のダメージを受けて貰う!」

「のわああああ!」(遊太ライフ3600→1200)

「遊太、お前は場のフィールドのカードも手札も0、この勝負、俺の勝ちだ、悪あがきで魔法でも発動しようものなら、効果ダメージで自分の首を絞めるからな」

「……」


アキラ

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター3体(真紅眼の黒炎竜 攻撃表示「再度召喚済み」)(真紅眼の鋼炎竜 攻撃表示)(イクスロードナイト・マグナ 攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード2枚


5・遊太のターン

(うう、八方塞がりだ…モンスターを召喚しても確実に負けて、魔法カードを発動しても自分の首を絞めるだけ…ミラーフォースはさっき墓地へ行っちゃったし…とにかく、ドローしないことには始まらない!)

「ドロー!」(遊太手札0→1)

(く…このカードじゃ…何も…出来ない…!)

「ターン…エンドだよ」


遊太

ライフポイント1200
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


6・アキラのターン 

「俺のターン、ドロー」(アキラ手札1→2)

「遊太とか言ったか?正直言って、俺に挑むんだからもっとやる方かと思ってたけど、これぐらいとはな…正直言ってがっかりだ」

「……」

「『真紅眼の黒炎竜』で、ダイレクトアタック!」

「のわああああ!」(遊太ライフ1200→0)


負けた。遊太は、アキラの圧倒的な強さの前に負けたのだ。