二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.46 )
日時: 2016/04/16 15:10
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

7・瓜生のターン

「俺のターン、ドロー!」(瓜生手札3→4)

「これだけ手札があれば逆転なんて容易いものだ!俺は手札から魔法カード『銀龍の轟咆』を発動!墓地のドラゴン族通常モンスターを1体特殊召喚する!『エメラルド・ドラゴン』を召喚!」(瓜生手札4→3)

緑のエメラルドの体を持つドラゴンが召喚される!これを見て龍奈は。

(来る…!眠っていたドラゴン達が一斉に目を覚まし始めたわ!)

「更に魔法カード『死者蘇生』を発動!墓地のモンスターを特殊召喚!俺は『青眼の白竜』を特殊召喚!」(瓜生手札3→2)

「更に更に、俺は『サファイアドラゴン』を攻撃表示で召喚し、『ダイヤモンド・ドラゴン』を攻撃表示に変更する!」(瓜生手札2→1)

怒涛のコンボで一気にドラゴンを3体も召喚する瓜生!

「ヤバいよヤバいよー!一気に反撃の時が来ちゃったよー!」

「龍奈ちゃん…ここは何とか耐え凌いでくれ」

「まずは『青眼の白竜』でトパーズ・タイガーを攻撃!バーストストリーム!」

いくら攻撃力を高めても、ブルーアイズの前では紙も同然。簡単に破壊されてしまう…。

「ううっ!…けど、モンスター効果発動!トパーズ・タイガーを魔法・罠ゾーンに置く、そして『宝玉の解放』の効果でルビー・カーバンクルを更に置くわ!」(龍奈ライフ8000→7600)

「まだまだ!俺は『サファイア・ドラゴン』でサファイア・ペガサスを攻撃!雑魚は消えな!」

同じサファイアと言えど攻撃力が違いすぎる。ペガサスも簡単に破壊されてしまう。

「サファイア・ペガサスも魔法ゾーンに置くわ!」

「だが、これで壁モンスターはいなくなった、行け『ダイヤモンド・ドラゴン』『エメラルド・ドラゴン』!奴にダイレクトアタック!」

「ああ〜っ!」(龍奈ライフ7600→5200→3100)

「ああっ!龍奈!」

「フン、これで勝負は決まったな…次のターン確実にお前は終わる!そして…レインボー・ドラゴンは俺の物だ!ハハハッ!ターンエンド!」


『銀龍の轟咆』
速攻魔法
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。
「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。

『死者蘇生』
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

『青眼の白龍』
レベル8
光属性
ドラゴン族 通常モンスター
攻撃力・3000 守備力・2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

『エメラルド・ドラゴン』
レベル6
風属性
ドラゴン族 通常モンスター
攻撃力・2400 守備力・1400
エメラルドを喰らうドラゴン。
その美しい姿にひかれて命を落とす者は後を絶たない。


瓜生

ライフポイント7200
手札枚数1枚
モンスター4体『青眼の白竜』(攻撃表示)『ダイヤモンド・ドラゴン』(攻撃表示)『サファイア・ドラゴン』(攻撃表示)『エメラルド・ドラゴン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚


8・龍奈のターン

「私の…ターン…!」

「このターン、お前の手札は…わずか3枚!手札にレインボー・ドラゴンも無いようなお前に、勝てる確率は0!このデュエル、俺が勝つ!そしてレインボー・ドラゴンは俺がもらう!ハハハッ!」

「…まだよ、まだ私がドローしていないわ!」

「フン!カード1枚ドローしただけで、何が出来る!?」

「…たしかに、たった1枚のドローじゃ何も出来ないかもしれないわ…けど、デュエリストなら、たった1枚のカードにだって己の全てを賭けることができるわ!」

「ケッ!たかが1枚のカードに何を託せるって言うんだ!」

「このドローで…全てを逆転してみせるわ!」

「頑張れ…頑張れ龍奈!」

「全てはたった一つの1ドローに掛かっている…勝負は一瞬!このドローで全てを逆転してみせてくれ!」

「か、影沼店長…」

「行くわよ!ド…ドローッ!」(龍奈手札3→4)

勢い良くドローをする龍奈。ドローしたカードを、目をつぶって開いた後、確認する。

(引いたカードは…このカードは!これなら…何とか出来る!)

「私は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(龍奈手札3→2)


龍奈

ライフポイント3100
手札枚数2枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『宝玉獣 ルビー・カーバンクル』
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚


「る、龍奈〜!カードを1枚伏せただけでターンエンドだなんて、大丈夫なのかよ〜!」

「ここは龍奈ちゃんを信じよう…あの伏せたカードが、逆転の切り札なはず!」

「でもさぁ〜!」


9・瓜生のターン

「俺のターン、ドロー!」(瓜生手札1→2)

「ここまで俺の攻撃を耐え凌ぐとは、良くやったぜ!褒めてやろう、だがこれまでだ!行け『青眼の白龍』!奴にダイレクトアターック!」

ブルーアイズが攻撃をしようとしたその瞬間、龍奈は不敵に微笑む!

「ここで罠カード発動!『虹の引力』!」

「何!?罠カードだと!?」

「このカードは、自分のフィールド・墓地に『宝玉獣』が7種類以上存在する時発動可能!自分のデッキ、または墓地から『究極宝玉神』を…召喚条件を無視して特殊召喚する!」(龍奈墓地8→9)

「な、何ィ〜ッ!?」

「この『虹の引力』は、あなたが馬鹿にしたたった1枚のドローで引いたカードよ!」

「そんな…」

「『虹の引力』の効果で『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』を…特殊召喚!出てきて!私の…思い出のカード!」

龍奈はデッキから引き抜くようにしてレインボー・ドラゴンを特殊召喚する!

ソリッドビジョンにモンスターの映像が投影される。そのモンスターは、白き翼と体を持ち、体に7つの宝玉が埋め込まれている、非常に美しいモンスターであった…。

そのあまりの美しさに、思わず龍奈は見惚れる。瓜生も、龍矢も、影沼店長も見惚れてしまっていた。

実は龍奈、こっちに来るまでソリッドビジョンに投影されたレインボー・ドラゴンを見たことが無かった。それ故の…見惚れであった。

「…綺麗…」

「凄い…これ程までのビジョンとは…ゲームショップの店長として、一度も見たことが無かったから見れて嬉しいよ」

「…うわぁ…」

「…ふつくしい…!これが、夢にまで見た、レインボー・ドラゴン!必ず、必ず俺が手に入れてやる!」

「けど、レインボー・ドラゴンの攻撃力は4000、今のあなたのドラゴンじゃ倒せないわ」

「し、しまった!見惚れてしまってすっかり忘れていた!『青眼の白龍』の攻撃力は3000!…仕方ない、ここはバトルを中止する!」

バトルフェイズ中に召喚された為、巻き戻しという特殊な裁定が発動された。

巻き戻しとはバトルフェイズ中に何かしら効果が発動された時、モンスターのバトルを仕切り直すことが出来る裁定である。

この場合、レインボー・ドラゴンが特殊召喚されたので、ブルーアイズの戦闘を仕切り直してバトルを中止させたのである。

(うう…今の俺の手札には魔法カード『ドラゴンを呼ぶ笛』と罠カード『竜の逆鱗』しか無い…)

「俺はブルーアイズ以外のモンスターを全て守備表示に変更して、ターンエンド…」


『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』
レベル10
光属性
ドラゴン族 効果モンスター
攻撃力・4000 守備力・0
このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド上・墓地に「宝玉獣」と名のついたカードが
7種類存在する場合のみ特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚したターン、以下の効果を発動できない。
●自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全て墓地へ送る事で、
このカードの攻撃力は墓地へ送ったカードの数×1000ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●自分の墓地の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全てゲームから除外する事で、
フィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。


瓜生

ライフポイント7200
手札枚数2枚
モンスター4体『青眼の白竜』(攻撃表示)『ダイヤモンド・ドラゴン』(守備表示)『サファイア・ドラゴン』(守備表示)『エメラルド・ドラゴン』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード0枚