二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.5 )
日時: 2016/02/26 01:24
名前: ロード (ID: IWueDQqG)

リヴィンの体が光に包まれると、その中から青きマントを羽織った漆黒の鎧の騎士が、召喚された。(遊太墓地5→7)


『イクスロードナイト・アルファ』
レベル8
闇属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2500 守備力・2000

『英雄騎士への覚醒』
速攻魔法
自分フィールド上の『ロードナイト』モンスターを墓地に送り、同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。


「す、凄い…」

「…ようやく私がこの世に召喚されたか」

「も、モンスターが喋ってる!?」

「馬鹿言うんじゃないよ!モンスターが喋るわけ無いだろう!」

「…遊太、私は喋れるが君だけにしか私の声は届かない」

「え、それって…?」

「さあ、私の効果を早速使え」

「え…分かった!モンスター効果発動!『イクスロードナイト・アルファ』の効果発動!墓地から『ロードナイト』モンスターを2枚除外することで、墓地から1枚魔法カードを手札に加える!マジックリペアー!」

「何!?そんな効果が!?」

アルファが両手から魔法陣を出現させると、その中から除外されたモンスターが現れ、そしてそのモンスターが球体になるとアルファはその2つの球体を両手で融合させる。

アルファが両手を開くと、その中から1枚の魔法カードが現れた。

「この効果により、墓地の『英雄騎士の剣』を手札に加える!」(手札2→3)

「そして『英雄騎士の剣』を『イクスロードナイト・アルファ』に装備!」(手札3→2)(アルファ攻撃力2500→3300)

予想外の出来事に菊姫はただただ唖然とするしかなかった。

「そして『ロードナイト・クエイカー』を攻撃表示で召喚!」(遊太手札2→1)


『ロードナイト・クエイカー』
レベル4
地属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1700 守備力・1300
このカードが召喚に成功した時、相手フィールド上の表側表示の一番攻撃力の低いモンスターを1体破壊する。


「このカードの効果により、『古代の機械騎士』を破壊!」

クエイカーが剣を地面に突き刺すと、地割れが起こり『古代の機械騎士』がそれに落ちて行った。

「ば、バカな…」

「そして『イクスロードナイト・アルファ』の攻撃!グレイ・スラッシャー!」

ズパァッ!

アルファの攻撃により、『古代の機械巨人』は真っ二つに切り裂かれる。

「あ、ああ…アタシの『古代の機械巨人』がぁ…」(菊姫ライフ3500→3200)

「そして『英雄騎士の剣』の効果を発動!戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」

「う、嘘だろー!?」(菊姫ライフ3200→200)

「そして、アーサーのダイレクトアタック!」

「うわあああッ!」

ザァンッ!

「こ、こんな初心者に…負けた…!?」(菊姫ライフ200→0)

「か、勝った!初めてのデュエルで勝ったーっ!」

これを遠くから見ていた菊姫の取り巻き二人は、これに感心していた。

「す、凄い…」

「言葉が出ない…」

遊太はデュエルの勝利の余韻に浸っていた。

しかし、勝負が終わったというのにアルファのソリッドビジョン映像が消えない。

「アレ、アルファ…?」

「…君は強くなる、またデュエルで会おう…」

言葉を言い残した後、『イクスロードナイト・アルファ』の映像は消えた。

「…何だったんだろう?ま、良いか!それよりも!菊姫さん!」

「ん?」

「楽しいデュエルだったよ!」

「…ああ!アタシも楽しいデュエルだったよ!アタシは…初心に戻ることを思い知らされたよ!」

「また、デュエルしようね!」

「あ、ああ…」

この様子をレジから見ていた影沼店長も、これには笑みを浮かべた。

「…これであの子も反省したと思うし、遊太君はデュエルの楽しみを知れたと思うし、良かったね」

しかし、遊太はとある事を不審に思う。

(…にしても、モンスターが喋るなんて…僕の思い違いだったのかなぁ?)


第一話。終わり。