二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.53 )
- 日時: 2016/04/27 14:29
- 名前: ロード (ID: rHtcSzQu)
3・遊太のターン
「なんとか1ターンキルは免れたけど、以前ピンチは続いている…」
「さあ遊太よ、この状況からお前はどうやって逆転する?」
「手札も0、フィールドには2体のモンスターだけ…ここで逆転可能なカードを引けなければ…負ける!」
「さあ、カードを引くが良い…それとも、諦めてサレンダーするか?」
「誰がサレンダーなんてするか…!僕のターン!」
ディスクにセットされているデッキから、カードをドローしようとする遊太。
(このドローは重い…それこそ、ドローしたカードでガラリと戦況を変えられるかもしれないから…)
(頼む…何か…何か来てくれ!)
「ドローッ!」
ドローしたカードを恐る恐る確認する遊太。そのカードは…!
(これは『英雄騎士としての来訪』!これは除外された『ロードナイト』と名の付く同じ属性のモンスターを2枚をデッキに戻してシャッフルした後、同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラから特殊召喚出来るカードだ…)
遊太はDの場にある伏せカードを見る。
(あの伏せカード…どう考えても、魔法や召喚を妨害するカードと見て間違いない…けど、ここで発動しなければどのみち何も変わらない!けど…光属性の『イクスロードナイト』には何が…!)
(フフフ…私の出番のようね)
(またこの声!)
またデュエル中に謎の声を聞いた遊太。今度は違う、勇ましい声でもなく、青年のような誠実な声でもなく…深みのある大人の女性のような声であった。
(さあ、私を出して…私なら、この窮地を切り抜けることが出来るわ…私の名はディアナ…)
(…ありがとう!僕は君を使う!)
「僕は、魔法カード『英雄騎士としての来訪』を発動!除外されている同じ属性の『ロードナイト』と名の付いたモンスターを2体をデッキに戻しシャッフルした後、戻したカードと同じ属性の『イクスロードナイト』をエクストラから特殊召喚出来る!しかしこのターン、このカード以外の効果で特殊召喚は出来ない!」
『英雄騎士としての来訪』
通常魔法
除外されている同じ属性の『ロードナイト』と名の付いたモンスターを2体デッキに戻してシャッフルした後、エクストラデッキから同じ属性の『イクスロードナイト』と名の付いたモンスターを『英雄騎士への覚醒』による特殊召喚扱いとして特殊召喚する。
このカードが発動されたターン、このカード以外の効果で特殊召喚することは出来ない。
「ほう…で、何を出すのかな?」
「除外されている『ロードナイト・ミラージュ』と『イクスロードナイト・マグナ』をデッキに戻し、僕はエクストラデッキから光属性の新たな『イクスロードナイト』の『イクスロードナイト・ディアナ』を攻撃表示で特殊召喚する!」
月の輝きがあたりに立ち込めると、その中から新たな騎士が現れる。
月の装飾を施した白き鎧に身を包み、口を白いマスクで覆った騎士。その目は紅く、その手には三日月をモチーフとした二つの刃が左右に着いている鎌が握られていた。
そして、見るからに女性と見分けがつく豊満なバストが胸にあった。
「ほほう、これはこれは…なんとも麗しいモンスターだ…」
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『イクスロードナイト・ディアナ』
レベル8
光属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2700 守備力・2500
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「行くぞ!まずクレスを守備表示に変更して、ディアナで『海皇の竜騎隊』を攻撃!グッドナイト・クレッセントムーン!」
三日月の鎌で竜騎隊を切り裂くディアナ。そして、切り裂いた相手のエネルギーを、その身が吸収していく…。
「こ、これは…?」
「ディアナの特殊効果発動!ディアナがモンスターを破壊した時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分か、レベル、またはランク×400ポイントのライフを回復する!」
「何…!?ライフ回復効果を持つモンスターだと…?」
「僕は竜騎隊の攻撃力分のライフを回復する!」(Dライフ6800→5100)(D墓地8→9)(遊太ライフ8000→9800)
「ターンエンド!」
遊太
ライフポイント9800
手札枚数0枚
モンスター3体『イクスロードナイト・ディアナ』(攻撃表示)『ロードナイト・クレス』(守備表示)『ロードナイト・ガーディ』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数5枚
除外されているカード1枚
4・Dのターン
「私のターン、ドロー」(D手札2→3)
(…あのディアナというモンスター、ライフ回復効果を生かせる特殊能力を持っている筈だ…トリシューラの攻撃力はディアナと同等、ここは新たなモンスターを展開していくか…)
「魔法カード『貪欲な壺』を発動、墓地のモンスター5体をデッキに戻し、シャッフルした後、2枚ドローする」
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『貪欲な壺』
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
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「その効果でドローしつつデッキへ海皇を…」
「私は『海皇子 ネプトアビス』2体、『海皇の竜騎隊』を1体『海皇の重装兵』を1体、『たつのこ』1体をデッキに戻し、シャッフルする!」(D墓地8→3)
(海皇は墓地よりもデッキにある方が役に立つ…『貪欲な壺』はまさにうってつけのカードって訳だ…)
「更にカードを2枚ドロー」(D手札2→4)(D墓地3→4)
「そして、手札から魔法カード『浮上』を発動!自分の墓地のレベル3以下の魚族、海竜族、水族モンスターを1体、表側守備表示で特殊召喚する」
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『浮上』
通常魔法
自分の墓地のレベル3以下の
魚族・海竜族・水族モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
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「『深海のディーヴァ』を、守備表示で特殊召喚、更にディーヴァの効果でレベル3以下の海竜族をデッキから特殊召喚、『海皇の重装兵』を特殊召喚」(D墓地4→3)
「そのまま、レベル7のシンクロに…!」
「その通り、レベル3『海皇の狙撃兵』とレベル2『海皇の重装兵』をレベル2の『深海のディーヴァ』にチューニング!」(D墓地3→6)
「氷の結界に封じられた龍よ、その荒ぶる力で敵を粉砕せよ!シンクロ召喚!『氷結界の龍 グングニール』!」
またしても氷のドラゴンが召喚される。しかも、かなりの強靭さを持っている。
「攻撃力2500…」
「グングニールの効果発動、1ターンに1度、手札を2枚まで捨てることで捨てた枚数分、フィールドのカードを破壊する」
「ディアナを破壊して突破口を作るつもりか…!」
「手札からネプトアビスと重装兵を墓地へ送り…遊太、君のディアナとクレスを破壊してもらおうか」(D手札3→1)(D墓地6→8)
(く…ダメか…!)
(待って!私にはもう一つ特殊能力があるわ!テキストを良く見て!)
(こ、この効果は…よし!)
「ディアナのモンスター効果発動!相手モンスターの効果が発動した時、そのモンスターの守備力分のライフを支払うことで、その効果を無効にして、そのモンスターを守備表示に変更する!この効果は1ターンに2回まで発動出来る!グングニールの守備力は1500!よって1500のライフを支払って効果を無効にする!」(遊太ライフ9800→8300)
「…ということは、重装兵の効果もお前は無効化するということか…」
「その通り!重装兵の守備力分の数値、ライフを1400ポイント払ってその効果を無効にする!」(遊太ライフ8300→6900)
「だがネプトアビスの効果発動、墓地の重装兵を守備表示で特殊召喚する」(D墓地8→7)
「またモンスターを…」
「バトル続行、トリシューラでガーディを攻撃する」
「…チェーンはないよ」(遊太墓地5→6)
「更にメガロアビスでクレスを攻撃する」
「クレスは1ターンに1度戦闘では破壊されない!」
「まだだ、グングニールでクレスを破壊する」
「……」(遊太墓地6→7)
「カードを1枚伏せてターンエンド」
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『氷結界の龍 グングニール』
レベル7
水属性
ドラゴン族 シンクロ・効果モンスター
攻撃力・2500 守備力・1700
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、
捨てた数だけ相手フィールド上のカードを選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
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D
ライフポイント6800
手札枚数0枚
モンスター4体『氷結界の龍 トリシューラ』(攻撃表示)『氷結界の龍 グングニール』(守備表示)『水精鱗−メガロアビス』(攻撃表示)『海皇の重装兵』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚