二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.63 )
- 日時: 2016/05/08 14:43
- 名前: ロード (ID: 0llm6aBT)
「『氷結界の龍 グングニール』でダイレクトアタック!」
「うぎゃあああ!」
見事にコテンパンにされていた。
「どうした岩ノ井君!さっきから俺は同じデッキで戦っているのに、君はもう10連敗だよ!それじゃあもう一回!」
「そ、そんな〜!」
この様子を見て、遊太はまた驚く。
「影沼店長が、こんなに強かったなんて…」
「凄いですね、『海皇』デッキは扱うのが相当難しい筈なのに、あそこまでやれるとは…」
(にしても…あの『海皇』デッキの回し方、どこかで見た事あるような…それに、あの長い黒髪もどっかで見た事あるような…)
「ほらほら!もうターンエンドかい!?それじゃあ彼女には勝てないよ!」
「ひ〜!」
岩ノ井は、負ける度に何度もデッキのチェックをさせられ、色々と修正した後またデュエルをするという流れになっていた。
「今度はこういう風にしてみたのか…ほら、もう一回やるよ!」
「ひえ〜!」
こうして、何度もボコボコにされながらもなんとか食らいつけるようになり…。
「『暗黒トリケラトプス』で『海皇子 ネプトアビス』を攻撃!」
「おっと…喰らってしまったか…」(影沼ライフ1200→0)
「ふぅ、やっと1勝出来たね」
「や、やっと…1勝出来たッス…」
「おめでとう!岩ノ井君!」
「よかったですね!」
「あ、ありがとうございますッス〜…」
「正直言って最初はデッキもプレイングも酷い物だったけど、大分強くなって…よくここまで頑張ったね」
「これなら、菊姫さんと十分やりあえるかもしれないですよ!」
「今日はこれでお終い、明日、頑張りな」
「はい、ありがとうございましたッス!」
影沼店長にデュエルの特訓とデッキの再構築をしてもらった岩ノ井。
こうして、大分強くなった岩ノ井は、遊太と真薄と一緒に帰って行った。
「ふぅ…何とか上位にも食らいつけるようになったッス…」
「でも、最初に比べれば大分良くなったよね、最初は店長に、デッキもプレイもあんなにダメだしされてたのに」
「でも凄いですよね、たった3時間のデュエルであんなに成長するなんて…」
「店長の教え方…結構上手かったからね」
「まるで長年やってたかのように…上手かったですよね」
「ともかく、これで菊姫に堂々と挑戦出来るね、岩ノ井」
「あ、ああ!折角あそこまでやってくれたから、絶対に勝ってその成果を、影沼店長とアネゴに見せてやるッス!」
「その意気だよ、岩ノ井!」
一方、影沼店長はというと…。
「ふぅっ、Dとして岩ノ井君の前に現れる予定が、直々に教えることになってしまうとはなあ…」
「あーあ、急いでしまったから衣装がグシャグシャだよ…ちゃんと元に戻さないとなあ…」
翌日。菊姫と岩ノ井は、ゲームショップ影沼にて対峙していた。
観戦者として、遊太に真薄、榊原兄妹もいた。ついでに影沼店長もいる。
「逃げずに向かって来るとは、アンタもデュエリストとしてのプライドはあったみたいだね」
「俺だって、デュエリストッスから!その辺の所はわきまえてるつもりッス!」
事情を知らない龍矢と龍奈はただ困惑するだけだった。
「なんでいきなり岩ノ井が菊姫に出場停止命令なんてされてるんだよ…」
「さあ?菊姫さんに聞いてみないとわからないわ」
一方、事情を知っている遊太と真薄、影沼店長はというと…。
「頑張れー!岩ノ井!」
「岩ノ井さん、特訓の成果を見せてくださいー!」
「さて、岩ノ井君は菊姫ちゃん相手に何処までやれるかな〜?」
そして、鏡山がジャッジとなってデュエルは始められることになった。
「それでは、菊姫VS岩ノ井のデュエルを行います!両者、デッキセット!」
「よし!」
「「ルールはマスタールール3!ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」