二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.64 )
日時: 2016/05/16 10:49
名前: ロード (ID: rHtcSzQu)

デュエルデスクの電源をつけて、デュエルの準備をする。

「では、先攻後攻を決めるコイントスを行います!アネゴが表で、岩ノ井が裏!目が出た人が先攻後攻を決められます!」

「コイン・トス!」

ピーンと跳ね上げられたコインが、チャリンと裏表を決定する。出た目は…。

「…裏だ!」

「岩ノ井、どちらを選ぶ?」

「先攻を選ぶッス!」

「では、先攻が岩ノ井、後攻がアネゴって事で!」


1・岩ノ井のターン

「俺の先攻!先手必勝ッス!」

「俺は『俊足のギラザウルス』を攻撃表示で手札から特殊召喚!」(岩ノ井手札5→4)

小型で細身な恐竜がその快速を飛ばして現れる。まさに俊足だ。

「よし!いきなり岩ノ井さんの恐竜デッキの要が出てきたです!」

しかし、特殊召喚に龍矢が疑問を抱く。

「アレ…岩ノ井の奴なんで手札から特殊召喚を?」

「『俊足のギラザウルス』は手札から制約無く特殊召喚出来る代わり、相手は墓地からモンスターを制約無しで特殊召喚出来るのよ」

「へー、そうなんだ龍奈」


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『俊足のギラザウルス』
レベル3
地属性
恐竜族 効果モンスター
攻撃力・1400 守備力・400
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚に成功した時、
相手は相手の墓地に存在するモンスター1体を
選択して特殊召喚する事ができる。
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「更に俺は、ギラザウルスをリリースして魔法カード『大進化薬』を発動!この魔法は発動ターンから3ターン場に残る、そしてこれが発動している間、俺はリリース無しでレベル5以上の恐竜族モンスターを召喚出来る!」(岩ノ井手札4→3)(岩ノ井墓地0→1)

「俺は、レベル8の『竜脚獣ブラキオン』を手札からリリース無しで召喚!」

いかにも恐竜、という見た目の巨大な首長恐竜が召喚される!まさに大恐竜だ。

このコンボを見て、影沼店長が感心する。

「おおっ!いきなりあの恐竜コンボを成立させるとは、成長したなあ、岩ノ井君」

「これも特訓の成果だね!」

「俺は、ブラキオンの効果発動!このモンスターを裏守備表示にする!」

「このモンスターが反転召喚に成功した時、このモンスター以外の全てのモンスターを裏守備に変えられる!」

「そして俺は、伏せカードを1枚セットして、ターンエンド!」(岩ノ井手札3→2)


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『竜脚獣ブラキオン』
レベル8
地属性
恐竜族 効果モンスター
攻撃力・1500 守備力・3000
このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。
自分フィールド上に存在する恐竜族モンスターを生け贄に捧げる場合、
このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
このカード以外の全てのモンスターを裏側守備表示にする。
このモンスターを攻撃した時に相手プレイヤーが戦闘ダメージを受ける場合、
その数値は倍になる。
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『大進化薬』
通常魔法
自分フィールド上に存在する恐竜族モンスター1体をリリースして発動する。
このカードは発動後、相手のターンで数えて
3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
レベル5以上の恐竜族モンスターをリリースなしで召喚する事ができる。
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岩ノ井

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体『竜脚獣ブラキオン』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『大進化薬』
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚


2・菊姫のターン

「アタシのターン!ドロー!」(菊姫手札5→6)

(さあ岩ノ井、お前の闘志を見せてみろ)

「アタシは、永続魔法『古代の機械城』を発動!このカードが存在する限り、フィールド上の『古代の機械』モンスターの攻撃力は300アップする、更に、通常召喚が行われる度にこのカードにカウンターを1つ置き、『古代の機械』モンスターをアドバンス召喚する時、アドバンス召喚に必要なカウンターの乗ったこのカードをリリースすることで、必要なリリースの代わりに出来る」(菊姫手札6→5)


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『古代の機械城』
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する「アンティーク・ギア」と名のついた
モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターが通常召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを生け贄召喚する場合、
必要な生け贄の数以上のカウンターが乗っていれば、
このカードを生け贄の代わりにする事ができる。
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「更にアタシは『先史遺産マヤン・マシーン』を攻撃表示で召喚!」(菊姫手札5→4)(古代の機械城カウンター0→1)

何処かで見た事のある、車のようなが召喚される。

「そして魔法カード『カード・アドバンス』を発動!このカードの効果で、アタシはデッキの一番上からカードを5枚めくり、それを好きな順番で戻す…そして、これを発動したターン、通常召喚に加えてアドバンス召喚をもう一度行える!」(菊姫手札4→3)(菊姫墓地0→1)


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『カード・アドバンス』
通常魔法
(1):自分のデッキの上からカードを5枚まで確認し、
好きな順番でデッキの上に戻す。
このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ
モンスター1体をアドバンス召喚できる。
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カードを五枚めくって、それを確認した後好きな順番で戻した菊姫は、にやりと微笑む。

「まさか、いきなりエースのあのカードを…でもアネゴ、アネゴのモンスターは一体しか…」

「早とちりは困るな…『先史遺産マヤン・マシーン』は、アドバンス召喚の生贄に使われる時、召喚するモンスターが機械族なら、このモンスター1体で2体分のリリースとして扱える!」

「ええっ!」

「ああ、その通り!アタシは『先史遺産マヤン・マシーン』をリリースして、出ろ!『古代の機械巨人』!」(菊姫手札3→2)(菊姫墓地1→2)

1ターン目からいきなり、菊姫のエースである『古代の機械巨人』が召喚された!(古代の機械城カウンター1→2)

歯車のきしむ音が聞こえるその機械の巨人は、かなりの威圧感を誇る。


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『先史遺産マヤン・マシーン』
レベル3
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・1500 守備力・700
機械族モンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは2体分のリリースとする事ができる。
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『古代の機械巨人』
レベル8
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・3000 守備力・3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
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このコンボに、龍矢と鏡山は驚く。

「いきなりエースモンスターの『古代の機械巨人』を出すなんて!」

「アネゴのコンボ、更に進化しているぜ!」

これを見ていた遊太と真薄、影沼店長も感心する。

「やるねえ菊姫ちゃん、前からそこそこの実力はあったけど、まさかこんなに成長するなんてさ」

「流石菊姫さんですね…ホントに良いプレイングしてますよ」

「やっぱ、あの時の菊姫とは違うんだって、しみじみと思うよ」

感心する観客をよそに、菊姫はただただ冷静だった。

「『古代の機械巨人』は『古代の機械城』の効果で攻撃力300アップ!お前のブラキオンを上回ったぜ!」(古代の機械巨人攻撃力3000→3300)

「行くぞ!『古代の機械巨人』で——」

「させないッスよアネゴ!罠カード『威嚇する咆哮』を発動!この効果で、アネゴは攻撃宣言が出来ないッス!」(岩ノ井墓地1→2)

「…へぇ、やるじゃん…アタシはカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(菊姫手札2→1)


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『威嚇する咆哮』
通常罠
(1):このターン相手は攻撃宣言できない。
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菊姫

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『古代の機械巨人』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『古代の機械城』(カウンター2)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚