二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.77 )
- 日時: 2016/06/02 18:16
- 名前: ロード (ID: 0llm6aBT)
5・遊太のターン
「僕のターン!」
「このスタンバイフェイズに永続罠発動!『デモンズ・チェーン』!フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターを1体選択し、そのモンスターの攻撃と効果の発動を、このカードが存在する限り不能にする!」
「んなっ!」
「当然僕が封じるのは、君のデュナス!このターンまた効果を発動されたなら、それこそ負けてしまうからね…これにより、デュナスは攻撃も効果も発動出来ない!」
-------------------
『デモンズ・チェーン』
永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
-------------------
罠カードから鎖がデュナスに向かって飛んでいくと、鎖はデュナスに巻き付いて電撃を流した!
(ぐおおおお!)
「デュナス!」
「さあ遊太君、この状況をどうやって覆す?効果と攻撃を無効にされている以上、効果でモンスターを全滅させることは出来ない、次のドローカードが、君の命運を分けるだろう…」
「ここで負ければ、君のジュニアユース出場への夢は潰える…」
「さあ、君のターンだ!」
「言われなくても分かってます!僕のターン!」
(この引きに全てがかかっている…何とかここで一発逆転のカードを引ければ…何とかなる!)
(ここでドロー出来れば一気に逆転、出来なきゃそのまま負け…この緊張感、凄く楽しい!)
菊姫達も祈るような気持ちで見つめる。
「遊太…」
「遊太君!」
「遊太!」
友人全員の後押しを受け、カードをドローする!
「よし、行くぞ…!ドローッ!」(遊太手札3→4)
思い切ってカードをドローした遊太。そのドローしたカードは…!
(……これは、2枚目の『英雄騎士への覚醒』!でも、手札にあるモンスターは風属性の『ロードナイト・タイフーン』だけ…シルフィーじゃこの状況を打破出来ない!)
(今この状況で使える、最善のカードじゃない…)
遊太がそう思った時。
(焦るな!遊太殿!)
またしても、声が聞こえた。デュナスの声ではない、深みがあるものの、声から滾る闘志を感じる声であった。
(ここは私が行かせてもらおう)
(デュ、デューク!お前…!)
(鎖で縛られているお前はもう駄目だ、ここは私が行かせてもらおう)
(ぐ…確かに今の俺じゃあ奴をぶちのめせない…ここは頼んだぞ!デューク!遊太!そのカードを俺に使え!)
(!?)
(奴は…デュークは俺と同じ炎の力を持つ騎士!ソイツで、俺をアイツにしな)
(い、良いの!?)
(構わねえ、この状況、お前だって負けたくないだろ?)
(…わかったよ!)
謎の声と会話し、決意を固めた遊太。その様子を、ロベルトはずっと眺めていた。
(やはり、君は彼らと会話出来るんだね、遊太君…!)
決意の固まった遊太は、高らかに宣言する!
「手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動!デュナスをリリースすることで、同じ炎属性の『イクスロードナイト』をエクストラから特殊召喚する!」
まさかのイクスロードナイトをリリースしたことに、驚く菊姫達。
しかし、遊太はそのまま続行する!
「灼熱の闘志が、今槍となって敵を貫く!魔法進化召喚!出ろ!『イクスロードナイト・デューク』!」(遊太手札4→3)(遊太墓地7→9)
デュナスの体が炎に包まれると、その中から赤きマントを羽織り、炎をモチーフにした鎧の騎士が現れる!手には同じく炎をモチーフにした槍を持っている。
-------------------
『イクスロードナイト・デューク』
レベル8
炎属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2800 守備力・1500
-------------------
「クッ、『デモンズ・チェーン』は対象のモンスターがいないと効果を発動出来ない…」
「行きますよ、ロベルトさん!このターン、一気に勝負を終わらせます!」
(デューク、彼はフィールドのモンスターを一掃出来るポテンシャルを秘めたカード…それを使うか…!)
「手札から魔法カード『英雄騎士乱舞』を発動!自分フィールドの『ロードナイト』と名の付くモンスター1体を対象に発動可能、この効果で、対象にしたモンスターの攻撃力を相手エンドフェイズまで、手札の『ロードナイト』と名の付いたモンスターの数×500ポイントアップする!」(遊太手札3→2)(遊太墓地9→10)(デューク攻撃力2800→3800)
-------------------
『英雄騎士乱舞』
速攻魔法
自分フィールドの『ロードナイト』と名の付くモンスターを1体対象にして発動、そのモンスターの攻撃力を、相手エンドフェイズまで手札の『ロードナイト』と名の付いたモンスターの数×500ポイント上げる。
-------------------
「今の僕は、手札に『ロードナイト・タイフーン』がいる、よって、デュークの攻撃力は2800から3300にアップする!」
タイフーンの力がデュークに宿ると、攻撃力を上げる!
「それでルーンアイズは破壊されるだろう…だけど、このターンでは…」
「デュークで、ルーンアイズ・ドラゴンを攻撃!フレイムベル・セイバー!」
デュークはまっすぐルーンアイズ・ドラゴンに向かって行くと、そのモンスターを破壊した!
「…デュークでモンスターを破壊された!ということは…!」(ロベルトライフ3300→3000)
「…デュークが相手モンスターを破壊し、カードの効果が発動されなかった時、デュークは相手モンスターに続けて攻撃することが出来る!攻撃表示のドクロバット・ジョーカーに再度攻撃!フレイムベル・セイバー・セカンドォ!」
ズパァッ!
ルーンアイズを破壊したデュークが再び体を滾らせると、そのままジョーカーを槍で貫く!
「……」(ロベルトライフ3000→1500)
「そしてカード効果が発動されなかったため、相手モンスターに続けて攻撃出来る!守備表示の『曲芸の魔術師』に攻撃!フレイムベル・セイバー・サードォッ!」
三回目の攻撃が魔術師を直撃する!槍は魔術師の体を貫き、超過ダメージを与える!
「デュークは、守備表示モンスターの守備力をデュークの攻撃力が上回っていた時、相手にダメージを与える貫通効果も持っている!」
「……これは…」(ロベルトライフ1500→500)
「そして、これが最後の攻撃!守備表示のトランプ・ガールに攻撃!ラスト・フレイムベル・セイバー!」
(ハァァァッ!)
ズパァッ!
最後の攻撃がクリーンヒットし、トランプ・ガールに風穴が開く!
守備表示でありながら、貫通効果でダメージを受ける。既に風前の灯火だったロベルトのライフが、0になった…。
「…流石、僕が見込んだだけのデュエリストだ…ここまでやるとはね…」(ロベルトライフ500→0)
「…やった!勝ったーっ!」
(やったな…遊太)
(頑張りましたな、遊太殿)
-------------------
『イクスロードナイト・デューク』
レベル8
炎属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2800 守備力・1500
このモンスターは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚出来る。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
このモンスターが相手モンスターを破壊した時、ダメージステップ終了後にカードの効果が発動しなかった時発動出来る。
相手モンスターにもう1度続けて攻撃できる。
-------------------