二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.86 )
日時: 2016/06/03 16:18
名前: ロード (ID: rHtcSzQu)

5・衛のターン

「僕のターン、ドロー!」(衛手札1→2)

「手札から魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動!デッキから10枚のカード除外することで、2枚ドローする!」(衛除外0→10)(衛手札2→1→3)(衛墓地5→6)

「ここに来て手札増強カードを使うなんて…」


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『強欲で貪欲な壺』
通常魔法
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
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「…よし、手札から『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスターを1体墓地へ送る、僕は『エーリアン・マザー』を墓地へ送る」(衛手札3→2)(衛墓地6→8)

「そして、手札から『死者蘇生』を発動!自分または相手の墓地からモンスターを1体特殊召喚する!さっき墓地へ送った『エーリアン・マザー』を特殊召喚する!」(衛手札2→1)(衛墓地8→7→8)


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『おろかな埋葬』
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
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『死者蘇生』
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
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墓地から、四つ腕のエーリアンの親玉が現れる!攻撃力は2300。強力だ。

「うう、まさかの上級モンスターを…」

「まだ僕のターンは終わってないよ、手札から2体目の『エーリアンモナイト』を召喚!そしてその効果で、墓地からレベル4以下の『エーリアン』モンスターを特殊召喚する!『エーリアン・ソルジャー』を特殊召喚!」(衛手札1→0)(衛墓地8→7)

「そして、『エーリアンモナイト』と『エーリアン・ソルジャー』で、シンクロ召喚!2体目の『宇宙砦ゴルガー』をシンクロ召喚!」

エーリアンの要塞、二体目。エーリアンの親玉とその要塞が並ぶ姿は、圧巻である…。

「うう、これは…」

「それじゃあ、バトルスタート!まずは1体目の『宇宙砦ゴルガー』で、ダイレクトアタック!インベーダー・アタック!」

「ううっ!」(真薄ライフ8000→5400)

「そして2体目の『宇宙砦ゴルガー』で、ダイレクトアタック!インベーダー・アタック・セカンド!」

「くっ!」(真薄ライフ5400→2800)

「そしてラストアタック!『エーリアン・マザー』で、ダイレクトアタック!ドゥームネーション・アタック!」

「くああっ!」(真薄ライフ2800→500)

「ターンエンド」


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『エーリアン・マザー』
レベル6
闇属性
爬虫類族 効果モンスター
攻撃力・2300 守備力・1500
このカードが戦闘によってAカウンターが乗ったモンスターを
破壊し墓地へ送った場合、そのバトルフェイズ終了時に発動する。
破壊したそのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
このカードがフィールド上から離れた場合、全て破壊される。
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ライフポイント4900
手札枚数0枚
モンスター2体『宇宙砦ゴルガー』×2(攻撃表示) 『エーリアン・マザー』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚『A細胞増殖装置』
墓地の枚数8枚
除外されているカード10枚


この状況に、菊姫と鏡山はただただ焦るしかない。

「ヤバいぜ、真薄のフィールドにカードは無く、手札も0…ここでよっぽど良いカードを引けなきゃ、負けるぜ!」

「例え良いモンスターを召喚したとしても、『惑星汚染ウイルス』でAカウンターを乗せられ、攻撃力を下げられてしまう…絶体絶命ですね、アネゴ」

「真薄…!」

これには流石の遊太もただ黙って見ていることしか出来ない。

そして、デュエルリングでは。

「手札もフィールドも0…次のドローでよっぽど良いカードが引けなきゃ、負けるね」

「うう…」

「守備表示でモンスターを召喚したとしても…ゴルガーやマザーの攻撃力には勝てない」

「更に『惑星汚染ウイルス』の効果で、融合召喚したとしてもAカウンターが乗って色々大変なことになる…」

「あうう…」

「Aカウンターは上手く乗せられなかったけど、たまにはこういう力による侵略も悪くないね」

「この状況、どうやって逆転するの?僕の勝ちは殆ど決まったね」

星衛のあまりの余裕振りに、怖気づいてしまう真薄。体が、若干震えている。


6・真薄のターン

「僕のターン…」

(うう…ドローしなきゃ、けどここでよっぽど良いカードを引けなきゃ…負ける!)

(1回戦で負けるなんて…僕のHERO達は、こんな侵略者達に制圧されてしまうのか…?)

体の震えから、カードがドロー出来ない真薄。

菊姫は真薄の様子を見て。

「ヤバい、真薄の奴、緊張からドローが出来てない…!」

「このままだと、遅延行為でデュエルの負けを宣言されてしまう可能性もありますよアネゴ…」

「よ、よし…いっちょ喝を入れてやる、そうすればなんとか…おー——」

「真薄くーん!」

「!?」

いきなり遊太が立ち上がって真薄に向かって発言したことに、驚く菊姫。

「まずはドローしてから考えなよ!DXの上代勇気君だって、カードをドローしてから色々考えた!それが、幾度となく奇跡のドローを起こして来た!まずはドローだよ、真薄君!」

「ゆ、遊太お前…」

これには真薄も。

「ゆ、遊太君…」

「ドローして!それから考えるんだ!」

「それは、アニメ遊戯王DXの上代勇気の決め台詞…」

遊太は言えて満足したのか、そのまま椅子に座る。

これに菊姫は。

「ゆ、遊太お前…アレ、励ましたつもりなのか?」

「うん、一応励ましたつもり、DX見ているなら知ってると思って」

「そりゃあアタシも何か言おうと思ったが…凄いぜ、お前」

そして、デュエルリングの真薄はというと。

(遊太君…ちょっと何かズレてる気もするけど、言いたいことは分かったよ、ドローはデュエリストにとって必然的なもの…ドローする前に諦めたら、駄目だって勇気も言ってた!)

「改めて…僕のターン!」

(…何だろう、さっきまではあんなに怖かったドローが、今のドローは、凄くワクワクしている!)

(このドローに、全てを賭ける!)

「カード…ドロー!」(真薄手札0→1)

思い切ってカードをドローした真薄。その様子を、衛はただじっと見ていた。

ドローしたカードを確認する真薄。

すると、真薄の顔が笑顔になる!

「良し来た!この1枚に賭ける!」