二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【おそ松さん】失われてく日々の中で【オリキャラ募集中!!】 ( No.36 )
- 日時: 2016/03/21 20:42
- 名前: ラリティ ◆fvHE6RWqPQ (ID: uoHTZdTU)
第3-3話 『放課後』
「おそ松兄さん、六時限目には間に合ってよかったねー!!」
「おう、ありがとうな十四松!いやぁ、何かパッチリ目ぇ覚めちゃってさぁ。暇だったし、六時限目から参加しちゃったよ」
「にーさんにしては珍しい思考だね!」
「今あっさり酷いこと言わなかったかな十四松!?」
現在『サンクチュアリ』の寮へ向かっているのは、『サンクチュアリ』に所属する松野おそ松と松野十四松だ。
明るくテンションの高い二人はそれなりに思考が合うようで、『アンブラー』のカラ松と一松、『トラスト』のチョロ松とトド松と比べて仲が良い。
兄弟喧嘩をする時は基本仲裁に入る十四松とは、他兄弟は絶対に喧嘩しない。
なので、兄弟喧嘩がなければ、思考が合うためペアになっても物事がスムーズに進むのだ。
それに、たまに二人で魔法を練習したりする。それほどの仲の良さを誇るのだ。
…まぁ、他兄弟とも勿論仲が良い。無論兄弟喧嘩はあるが。特に多いのがおそ松とカラ松、おそ松とチョロ松。
ちなみに、下三人は喧嘩はそこまで好きではないようだ。…キレたら勿論やるが。
話が逸れたが、今も二人は仲良く話ながら寮へと向かっている。
五時限目の終盤まではあの調子でぐっすりと寝ていたおそ松は、何故か終盤の時間になりパッチリと目が覚めてしまい、六時限目から暇潰しに参加したのだ。
…ちなみに六時限目は魔法史だった為、途中からおそ松はまた寝てしまっていた。
その時、十四松はノートに落書きしていたらしい。
「あ、十四松〜、おそ松〜」
寮の入り口へと繋がる廊下の向こう側から、銀髪のサイドテールの少女が走ってやってくる。
「ん?おぉ、カリアじゃん。他の友達は?」
銀髪のサイドテールの少女こと、カリアこと、カリア・アントリーア。
14歳にして『中級魔法使い』で、両親どちらともしっかりとした血筋の『魔法使い』という、元々の魔力が強い少女だ。
「先に行くって言ってきちゃった」
「おー!カリア!時間空いてる!?やきうやろ!やきう!」
カリアは十四松と仲が良く、二人が一緒にいるところにおそ松が入るというのは良くあるパターンだ。
「おー、やろやろ」
笑顔でそう答え、二人は先を歩いて行った。
一人残されたこそ松は、「仲良いなぁお前ら…」と呟いて、後ろをゆっくりと歩いて行た。