二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 覚醒・ドルピック島編【二日目】 ( No.65 )
- 日時: 2016/10/31 10:10
- 名前: トクマ (ID: 50PasCpc)
ザァサァザァサァ雨が降る。
その中で黒く濁った目の男性は座り込んでいる。
……あぁ、これは夢だ。全てを諦めたかのような目をして、周りを憎く見ていたあの日の記憶だ。
【彼】は目の前の男性を見つめる。男性は雨の中でピクリとも動かず、傘もささずに雨に濡れていく……まるで自分は動くことさえできないナニカの亡骸だと主張するかのように……
……これがあの日の夢だとするならもうすぐ、“あの人”が現れるはずだ。なら、このまま雨に当たっていようじゃないか。
BGM:ビリーズ・ブート・キャンプで流れるあの音楽
……なんだこのBGMは? こんな音楽はこの場の記憶にはなかったはずなんだが……
トレ子「ハイッ! ハイッ! ハイッ! ハイッ!」
ワリオ「ヘイッ! ヘイッ! ヘイッ! ヘイッ!」
スネーク「セイ! セイ! セイ! セイ!」
……ファ!? なんかサンバ衣装着たトレ子とワリオ、スネークが変な体操しながら出てきた!? なんだよこれ!? オレ知らないよ!!
トレ子「ヘイ、そこのボーイ!! その全てを諦めたかのような顔でなに黄昏てるのでしょうか!! そんなときはこれ!!」
そう言いながらトレ子が男性に差し出してきたのは……ショッキングピンクに輝く液体だった。しかも丁寧にペットボトルに詰められていてトレ子、ワリオ、スネークの裸族三人が融合した阿修羅のようなキャラクターが印刷されている。
もしかしたらだが、誤解してる方もいるからよく考えて欲しい……これが晴れていたら日光に反射して輝いているならまだわかる……だが、今は大雨だ。つまり、あのペットボトルの輝きは単体で光を発しているのだ。
トレ子「私達裸族が作ったこの【ネイキッドD】を飲んでください!! そうすれば新たな扉を開く事ができますよ!!」
ワリオ「そう不安そうな顔をするな! 自信ないモノをオレ様達は勧めないぞ! ちゃんと実績があるヤツしか勧めないからな!」
スネーク「例えば——女子中学生のMTさんはこのドリンクを飲んでボッチからカリスマ貴腐人にジョブチェンジし、周りから畏敬の念を持たれる人物になったぞ」
いや、明らかに開いてはいけない扉まで開いてんじゃねぇか!! って男せぇぇぇいぃぃ!! 何勝手に動いてんのぉぉぉぉ!? 受け取るな!! 蓋を開けるな!! 口に運ぼうとするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
トクマ「ウェェェェェエイ!? ……夢? ……夢で本当によかった……っ!!」
男性がバイオウェポンを飲む寸前で夢から起きることが出来た。周りにはトクマの様子を心配そうに見る東方projectの四人とドレディアさんがいた。
魔理沙「たく、変な夢見ただけで大袈裟なんだぜ」
トクマ「黙れ魔女っ娘! 例え夢だとしてもあれを飲んでしまったらオレは夢なのに黄泉路に至ってしまっていたかもしれないんだぞ……っ!!」
霊夢&魔理沙&早苗「なにそれ怖い」
トクマの言葉に震える三人。トクマは空を見ると日が傾いてる事に気付く。
トクマ「随分寝たな……いま何時だ?」
幽香「午後17時よ」
トクマ「そうか、午後17時な……の……」
幽香の言葉にトクマの表情が抜け落ちていく、『まるで少しだけ仮眠しようと思っていたら、取り返しがつかない所まで寝た事に気付いた』ような落胆を見せて落ち込んだ。
霊夢「どうしたのよ? 驚いたり怒ったり落ち込んだりして忙しいヤツね」
早苗「霊夢さん。トクマさんは仮眠してからピンナパークで遊びたかったんだと思いますよ」
魔理沙「子供みたいなヤツだぜ」
ドレディア「……アァー……」
幽香「うふふ、また今度しましょう」
落ち込むトクマ引きずりながら、一行は待ち合わせ場所のホテルへと向かった。
- 覚醒・ドルピック島編【二日目】 ( No.66 )
- 日時: 2016/10/30 23:43
- 名前: トクマ (ID: 50PasCpc)
覚悟は出来ているか? オレは出来ている。
”シレナビーチ“
夕日が見えるビーチに”ホテル・デルフィーノ“が建つドルピック島の名所の一つである。ホテル内はカジノやプールが設置されており、ドルピック島で唯一のリゾートホテルと豪語するのは過言ではない。事件に巻き込まれていたマリオはこのホテルのオーナーに無理やり引き込まれて面倒に付き合わされていた。
現在では多少だが宿泊費をまけてくれる仲になっているのだから縁とは解らないものだ。
トクマ「着きました」
早苗&魔理沙「おぉー!!」
幽香「……大きいわね」
ドレディア「……ディアー」
目的地のホテルに到着すると早苗と魔理沙は予想よりホテルの大きさに驚き、幽香とドレディアは小さく呟く。
霊夢「それでこれからどうするの?」
霊夢がトクマに予定を聞く……よだれが少しだけ出ているのは恐らく目の錯覚なのだろう。
トクマ「それは——」
???「離せ!!」
トクマ「——ん?」
予定を言おうとしたら突然の大声に遮られた。顔を向けるとそこには今にも襲いかかろうとする黒を基調とした服を着た青年とその青年を必死に抑える当麻の姿があった。
???「離してくれ当麻!!」
当麻「落ち着けってキリト!」
トクマ「どうした?」
当麻「トクマ! ちょうど良かった! キリトを止めてくれ!!」
黒を基調とした服を着た青年——キリトを抑えてた当麻はトクマに助けを求める。
キリト「アイツだけは……アイツだけは許せないんだ!!」
トクマ「……アイツ?」
キリトの怒りが宿る目を見たトクマは視線をキリトから前に向けるとそこには——
——トレ子がいた。
トクマ「その首置いてけぇぇぇ!!」
当麻「なんでお前も襲いかかんの!?」
瞬間、トクマは地面から斧を取り出してトレ子に襲いかかる。その時の動きは熟年の戦士を思わせる程だったとキリトという青年は語る。
トクマ「うぉぉぉぉ——」
幽香「ストップ」
トクマ「——キュペェ!?」
だが、勢いよく襲いかかる直後に後ろから幽香がトクマの服の襟を掴み、動きを止める。
幽香「まずは理由を聞いてからよ」
トクマ「ゲホゴホッ……気管が……」
早苗「あの……教えてくれないでしょうか?」
襟を掴まれた衝撃で気管を潰されて呼吸しようとするトクマを尻目に早苗はキリトから理由を聞こうとする。キリトは固く口を閉じていたが、七人の視線に負けて渋々話始める。
キリト「……アスナが……」
霊夢「……アスナ?」
キリトの口から出た『アスナ』という言葉に反応する霊夢。気にせずキリトは話を続ける。
キリト「アイツの……トレ子さんのせいでアスナが……」
その言葉を聞き、数人は最悪の結果を想像した。トレ子はキリトの大切な人である”アスナ“という彼女を——
???「キリトくん?」
——ふと、声がしたので振り向くと茶髪のロングヘアでキリトとは正反対の白を基調とした服を着た女性がいた。
魔理沙「……誰だぜ?」
キリト「……アスナ」
霊夢「……え!? 死んでないの!」
キリト「勝手に殺すなよ!!」
白を基調とした服を着た女性——アスナの登場により目を白黒させるメンバー。彼女をどこか儚げな目で見るキリトに少し息が荒いアスナをトクマ達メンバーは心配そうに見つめる。
……ん? 【少し息が荒い】?
アスナ「キリトくん……
一人だけ縛られるなんてズルいよ!! 羨ましい!!」
瞬間、場の空気が凍った。予想だにしない言葉にトクマと当麻はギギギギ、と油が切れた機械のような音が出そうな動きでキリトに視線を向ける。
そして、キリトの目は少しだけ濁っていた。
キリト「トレ子さんのせいで……アスナが……変態になってしまったんだ……」
トクマ&当麻「トレ子テメェェェェェ!!」
【悲報】身内が真犯人だった。
そんなテロップが流れるような事実にトクマと当麻はトレ子に襲いかかった。二人を止めようとした幽香は何故か目に熱を宿したアスナに邪魔されて止めれなかった。
トレ子「待って下さい! これにはマリアナ海溝より深い理由があって」
トクマ「変態にする程の理由ってどんな理由だよ!!」
当麻「お前に慈悲は無いのか!!」
トレ子「あったから変態にしたんです!!」
トクマ&当麻「ホントにどんな理由!?」
二人の猛攻を必死に回避して説得するトレ子だが、二人の猛攻は勢いを増すばかりである。
アスナ「貴女がキリトくんを縛った人ですね……うらやまゲフンゲフン、許しません! キリトくんを縛り縛られは私です!!」
幽香「……その彼が目の前にいるからお願いしたらどうかしら?」
アスナ「ッ!! その手があった……キリトくん私を縛って! さぁ早く!!」
魔理沙「やめてやれ! キリトの目が死んでるぞ!!」
アスナのおねだりにキリトの目が死んだ魚の目よりさらに濁りだす様子を見て必死に止める魔理沙。
端から見てその様子はまさに——
早苗「カオスですね……」
霊夢「何故かしら……私の勘が他にもいるって告げてるんだけど……」
早苗の言う通りである。
- 覚醒・ドルピック島編【二日目】 ( No.67 )
- 日時: 2016/10/30 23:45
- 名前: トクマ (ID: 50PasCpc)
——“ホテル・ドルフィーノ『客室』”
あの【真犯人はトレ子騒ぎ】から落ち着きを取り戻したトクマ、当麻、キリト、魔理沙、早苗、ドレディアの五人と一匹はマリオから待機するよう言われて部屋に案内された。
その時に早苗は生のマリオ本人に出会えてハイテンションだったのは語らなくてもいいであろう。
トクマ「あーしんど」
当麻「まぁ、精神的に疲労したよな」
早苗「本当ですよね……お茶いりますか?」
魔理沙「サンキューだぜ」
ドレディア「ディ! ディア!」
早苗「はい、ドレディアさんもどうぞ」
ドレディア「アッアー」
つかの間の休息を楽しむ。ふと、当麻は出来事を振り返った。
トクマ「昨日がウソみたいだ……二日目がこんなにも疲れるなんて聞いてねーぞ」
当麻「そうだよな……あっちで過ごした日々とあまり変わらないな……まぁ、問題なく観光できただけでも良しとするか」
早苗「私達もピンナパークを楽しむことは出来ました。ヒーローショーがなかったのは残念ですがそれでも充分です」
ドレディア「ディッディア! ディディアドレディッア!!」
思い出を振り返る当麻と早苗、ドレディアを見てトクマは羨む視線を向けながら自分も振り返った。
トクマ「オレ当麻より幸運低いのか……トレ子さんに会うわ、風見幽香って人に急にひざ枕されるわ、ピンナパーク楽しめなかったうえに変態が増えるわで疲れ——」
当麻「歯を食いしばれ」
トクマ「——なんでケンカ腰に!?」
トクマの言葉に強く拳を握りしめる当麻に驚くトクマ。早苗もトクマの言葉に反応して素早く近付いた。
早苗「なんですかそれって!? 幽香さんがひざ枕したなんて私達知りませんよ!!」
魔理沙「そういや、私達が来た時は地面に寝ているトクマを幽香は見てただけだよな」
ドレディア「ディア?」
当麻「おま、風見幽香ってあの人だろ? 緑髪ショートの日傘を持った年上の女性だろ? 上条さんのドストライクな人にひざ枕って……ひざ枕って!!」
一気に騒ぐ当麻と早苗の勢いに退き気味で下がるトクマに二人はここぞとばかりに攻め始める。
トクマ「落ち着け当麻。オレはあのひざ枕で命を握られた感覚を味わったんだ」
当麻「なんでそうなんだよ!!」
早苗「ときめきは! ときめきの要素は無かったんですか!? ひざ枕の感触は? その時の幽香さんに対する想いは? ぶっちゃけ恋したとか……そういうのはなかったんですか!? ぜひ! ゼヒ! ZE☆HI! 是非! 包み隠さず答えてください!!」
トクマ「あー……それは……その……えと……い、イロイロアンダヨ」
当麻&早苗「その色々を言えェェェェ!!」
トクマ「言えねぇから色々なンだろうが!!」
青春真盛りの二人にキレ気味で返すトクマ。その様子を魔理沙とドレディアは茶菓子を食べながらお茶を啜る。
トクマ「つか、それは置いといて……あれだ」
トクマが二人に向かってとある部屋の一角を指差す。その先を当麻と早苗が顔を向けると瞬時に複雑な表情になった。
その訳は……その一角の空気である。
ルフレ「」
キリト「」
マック「」
美琴「」
トクマ「落ち込んでるヤツ多すぎだろ」
暗すぎて何故か部屋の照明が着いているハズなのにあそこだけ暗いという不思議現象を起こす四人にトクマと当麻(早苗とのじゃんけんで負けた)は四人に声をかける。
ルフレ「……マーレの入江で告白しようと思ってたのに封鎖されてた」
当麻「そういや、ドルピックニュースで流れてたな……」
トクマ「まぁ、明日と明後日があるんだ……元気だせって」
キリト「アスナが自重しなかった」
トクマ「安心しろ。お前と同じ悩みを抱えてるヤツが隣にいる」
当麻「それは元気付けてるのか……?」
マック「トレ子さんと似た人が五人増えた」
トクマ「増えたの!?」
当麻「マジかよ……アスナさんは知ってるとして他は誰なんだ……」
美琴「その内の一人が私の後輩だった」
トクマ&当麻「………………」
美琴「……何か言いなさいよ」
トクマ&当麻「……良いことあるって」
美琴「」(さめざめと泣く)
もはや雰囲気ではなく、何かしらの闇を抱え始めてる事に頭痛を覚え始めるトクマ。すると玄関口から足音が聞こえる。
???「お、ここだな」
???「邪魔す……なんか暗いっ!?」
出てきたのは赤いポニーテールの少女と水色ショートヘアの少女で共通点はテレビで言う魔法少女が着るような服を着た二人だった。突然来た人物に四人と一匹は目を丸くする。
キリト「……誰だ?」
杏子「新しく参戦する事になったファイターだ……アタシは佐倉杏子。んで、隣にいるのが美樹さやかだ」
さやか「よろしくー!」
赤いポニーテールの少女——佐倉杏子と水色ショートヘアの少女——美樹さやかが周りの空気を払うかのように答える。そのおかげか少しだけ明るくなったように感じる。
トクマ「よろしくな。オレはトクマで隣にいるのが上条当麻だ」
杏子&さやか「上条!?」
トクマも紹介するが当麻の名前に驚く二人。
トクマ「ど、どうしたんだよ?」
杏子「……ちょっと来な」
首をかしげるトクマを杏子は手招きして小さくトクマの疑問に答える。
杏子「さやかの初恋相手の名字が上条なんだよ」
トクマ「はぁ!? マジか!!」
杏子「まぁ、さやかも立ち直ってるんだけど質問があるんだ……あの男は筋肉とバイオリンが好きなのか?」
トクマ「いやどんな質問!?」
杏子「その様子から違うんだな……変な質問して悪かったな。それとバイオリンはさやかにとって禁句だから気を付けろよ」
トクマ「だからどういう——気にすんな」
杏子の説明に疑問を覚えながらもトクマは無理やりだが納得する事にした……何故なら杏子の目が少しだけ疲れてるように見えたのだ……一瞬だけトクマは彼女も自分と同じ苦労人のシンパシーを感じてしまった。
さやか「トウマサン、ヨロシクオネガイシマス」
当麻「何故カタコト!?」
さやかの言葉にツッコム当麻を見て、トクマは動く事を決める。
トクマ「おまえら、交友深める為にマジカルバナナやるぞ!!」
少しでも、空気を明るくする為に……
- 覚醒・ドルピック島編【二日目】 ( No.68 )
- 日時: 2016/10/30 23:48
- 名前: トクマ (ID: 50PasCpc)
ラストはコメディ要素が少ないマジメ展開です……ご注意を!
ホテルのとある一室にて、マリオ含むスマブラメンバーの各代表とサンドリヨンと吉備津彦、鹿目まどかと暁美ほむら、ピカチュウ、インデックスが集まっていた。しかし、その空気はいつもより重かった。
マリオ「集まって頂いて感謝するみんな……単刀直入で言おう……亜空軍が動き出した可能性がある」
その一言に周りの空気が張り詰めた。
リンク「それは確かなのかマリオ?」
マリオ「……先程でも言ったがあくまで可能性の話だ……断言は出来ないが、予測は出来る。ルフル、説明を頼む」
リンクの質問をマリオは冷静に答える。
ルフル「マーレの入江を封鎖して調査した結果ですが微かな魔力の残滓が確認され、封鎖する前にいた周りの目撃者からは大きなワニのような姿を見たという声を聞きました」
ルキナ「ワニ……竜ではありませんね……」
アイク「……少なくても俺達の知る敵じゃないな……」
サンドリヨン「もしかしたら、私達が知っている敵かも知れません」
ルフルの調査結果から議論するメンバーにサンドリヨンは答える。
クッパ「わかるのか?」
吉備津彦「以前、オレ達は先程の特徴に似た敵と戦った……しかし、そいつはオレ達が二度悪さをしないように目の前で封印したハズだ」
ピカチュウ「となると第三者の可能性は?」
ガノンドロフ「それについてだが……これを見てくれ」
ピカチュウの言葉にガノンドロフは資料を周りのメンバーにまわす。
ガノンドロフ「その資料は昨日、ピカチュウに頼まれて検査したゴーリキーのデータだ」
ピカチュウ「……!! ガノン……これって!!」
ガノンドロフ「念の為に呼んだがやはりか……そのゴーリキーは旧世代のタウリンを使ったようだ」
デデデ「……旧世代? それはなんゾイ?」
ガノンドロフの言葉に首をかしげるデデデ大王にフォックスが答えた。
フォックス「市販で売られ、安全性を確実にしたのが新世代。それすらも無視した違法モノが旧世代だ……昔のポケモンバトルはルール無用の真剣勝負だったから強さを求めるあまり旧世代に手を出すトレーナーが後をたたなかったんだ」
ピカチュウ「強い効果はあるけど副作用も酷かったから、今ではそんな事がないように厳しくやってるけどそれすらも潜り抜ける人がいるみたいなんだよ……」
ピカチュウとフォックスの答えにデデデ大王は顔を少し歪める。
ガノンドロフ「魔術に詳しいインデックスを呼んだが……貴様はどう思う?」
インデックス「がのんの言う通りだと思う……副作用も酷いなら脳に対するダメージも大きいと思う……魔術は脳の容量を多く取るから両方使うと頭が暴走して良くて廃人、悪くて頭が(物理的に)爆発するよ」
カービィ「となると……他にもいることになるね……」
ピカチュウ「……」
サンドリヨン「……」
ガノンドロフの答えにインデックスは淡々と答え、ピカチュウとサンドリヨンは心当たりがあるのか不安そうな表情をする。
マリオ「そう心配するなピカチュウ、サンドリヨン」
それを見かねたマリオが声をかける。
マリオ「確かに不安だが、そればっかり考えて下を見ても何も始まらない……『どんなに小さな光でも、四方の闇を貫く力がある』……とある革命家が残した言葉だ……オレ達はスマッシュブラザーズだ」
マリオの言葉に周りは静かになるが、先程よりも活気に溢れる目をしたファイターが一人、また一人と増え始める。
マリオの言葉を最後にメンバーは各自の部屋に別れて解散した。
余談ではあるが同時刻、マジカル☆バナナでうっかりバイオリンと言ってしまったトクマがバーサーカーになった美樹さやかに襲われていたのは誰も知れない。
そして、夜が明ける。
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