二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- QUEAST8:廃墟の探索:その1 ( No.1 )
- 日時: 2016/04/28 20:48
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)
短編集2の初めての作品はさとゆりさんの依頼から。彼女らの初クエストでもあり、ある作品へのフラグもあり。ジャンルはシリアス&探索物。
ルーナ「それにしても、よく見たらここも結構無人の所が多いんだね」
アム「そうね。それにしてもここらの扉って人は倉庫に面しているのになんでこんなに綺麗なのかしら?」
若葉「それは……暮らしてる奴らが掃除してるだろう」
とある日。狭間の館にアム、ルーナ、若葉の3人が人気の少ない通りの廊下を歩いていた。事の発端はルーナが「あの建物は見た目以上に広いと思う」と言い、今回探索してみる事にしたのだった。そして今、この廊下での探索中、ルーナがおかしなドアを見つける。
ルーナ「あれ?これだけ開かないよ?」
アム「え?——本当だ。ノブにダイヤルがある」
若葉「適当に回してみたらどうだ?」
そのドアにはノブに何かのダイヤルが刻まれており、ノブを弄ると目盛りもまたカチカチと動く。あらかた弄っていると、狭間の館の玄関のドアが叩かれる音が鳴った。
アムと若葉が接客に向かう中、扉からガチャン!と音が鳴り、開かなかった扉が開いた。
ルーナ「開いた……?」
扉の先へ行こうとするも、流石に1人では心細いと思ったのだろう。アム達を呼びに玄関へと戻るルーナ。
ルーナ「2人とも、扉が開いた——あれ?お客さん?」
2人に扉が開いた事を知らせようとした時、見慣れない客が玄関口に立っていた。
ルーナ「誰?」
さとゆり「あー、ちょっと良いかな?この住所を知ってれば教えて欲しいんだけど……」
若葉「えっと……なんだ、ちょうどここだぞ」
さとゆり「そうなの?じゃあこっちに依頼した件で話したいことがあるの」
アム「話したいこと?まぁここじゃ難ですから、落ち着ける場所で話をしましょう」
さとゆり「はい。お願いします」
作者を応接間へと案内する。そして彼からの依頼内容は……。
『作者からの依頼:裏山の廃墟に潜む幽霊を追い払って!』
作者のさとゆりです。最近裏山の廃墟に幽霊が出るんです…
しかも私と住人達の住むリリーハウスが霊の通り道になってるので住人達も私も夜怖くて眠れなくて困ってるんです。
そこでお願いです。一緒に廃墟に行って幽霊を追い払ってくれませんか?
もう怖い思いはしたくないんです…(´;ω;`)
挑戦者:アム、ルーナ、ルイージ、ナカジ
協力者:空条承太郎、ジョナサン・ジョースター(ジョジョ)、徳川家康(BAARA)、ジェイド・カーティス(TOA)、如月瑠奈
報酬:100万円
※リリーハウス自体に危害は及んでいない。幽霊の姿は馬に乗った甲冑の騎士の姿をしており、その後ろに兵士の幽霊も目撃されている。
※リリーハウスに出る幽霊は基本深夜0時から15分前。
※裏山の廃墟は昔は城だったらしい。
さとゆりさんの話によれば、作者が管理しているリリーハウスの裏手には裏山があり、その廃墟に幽霊がいるという。起きたのは2ヶ月前とつい最近。幽霊耐性の強いキャラや霊感の強いキャラを連れて幽霊を追い出して欲しいとの事。その幽霊は3日置きに現れるらしく、明日はその現れる日という。
アム「あれ?若葉は何か用事があるの?」
若葉「5月のイベントだ。それ以前に、依頼があって提督業に専念するらしい。私達もその件で忙しくなるから手が出せないんだ」
ルーナ「そっか。じゃあ私達がなんとかするよ!」
若葉「おい、正気か?」
さとゆり「まぁ、こっちは幽霊耐性に強い人なら誰でもいいけど……」
初の依頼ということでルーナが名乗りを上げてきた。
今回の依頼は幽霊耐性が強い人間であれば良いので、その人物が何か用事が手が離せない。しかし、ルーナの表情を見る限り、断っておいて「はいそうですか」と引き下がりそうに無い。
さとゆり「……解った。んじゃあ2人と、もう2人幽霊耐性の強い人をお願いできる?」
ルーナ「やった!アム、早く準備しよう!」
アム「全く……;」
若葉「一応ナカジやルイージに連絡を入れておく……;」
完全にクエストに行く来満々なルーナをもう止められないと悟ったアム。若葉もそれに察したのか、電話でナカジとルイージに連絡を入れるのだった。
2開始!感想まだ。
- QUEST8:廃墟の探索:その2 ( No.2 )
- 日時: 2016/04/28 21:10
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)
今回ギャグは控えめです。
翌日。
アム「ここが例の廃墟……何か、傍に近寄ってるだけで薄気味悪い感じが……」
さとゆりさんが管理するリリーハウスで、さとゆりサイドの協力キャラと共に一足先に廃墟へと訪れたナカジ、アム、空条承太郎、家康(BASARA)、如月瑠奈の5人。
そこはまるで廃墟というより、城に近い。今は昼の時間帯であり幽霊の心配は無いが、念の為に戦闘経験を持つキャラも同行することになった。
ナカジ「こういうのって前にもあったのか?」
承太郎「いいや。大体2月頃まで全く無かった」
瑠奈「地縛霊の類でも、なんで今の今までこんなことが起きなかったってのも妙ね」
ナカジ「いや、長年住み着いているが今の今まで眠っていた霊も存在する。多分今回のはその手のタイプだろうな」
なるべく孤立しないように探索を続ける3人。
一方、家康(BASARA)とアムは、何も無い部屋へと足を踏み入れた。
家康(BASARA)「ここは……」
アム「何にも無い……引き返してって、何あれ?」
その部屋を後にして他の所に行こうとした時、部屋の隅に一つの小ぶりの宝石を見つける。しかしアムも家康(BASARA)もその宝石に違和感を感じていた。
アム「こんな所に宝石?妙に小さいし形も変だし」
家康(BASARA)「……しかし、この宝石どこかで見た気がするのだが……気の所為か?」
アム「何かのテレビで見たんじゃない?とにかく、ナカジ達と合流しましょう」
持って帰れば何かの手掛かりになるだろう。ハンカチで宝石を包み、ポケットに入れた直後、ふいに何か背後から悪寒を感じた。
アム「何、今の……?」
家康(BASARA)「おぞましい気配を感じる……娘よ、急いで引いたほうがいいぞ……!」
アム「私も解る。何かここにいたらヤバイ……!」
その気配に恐ろしい物を感じた2人はすぐに部屋を後にした。
一方、ナカジ、承太郎、瑠奈の3人は大広間へと出ていた。
ナカジ「この場所は、大分荒れているな……」
承太郎「さしずめ謁見の間だろうな。荒れている理由は……」
瑠奈「戦火がここにまで及んだって事ね」
他の部屋もかなり荒れていたが、ここも荒れ果てており、石柱には錆びきった剣や槍が突き刺さっている。嘗ての栄華は見る影も無い。暫く調べていると、玉座後ろの壁に、王家の紋章らしき絵が飾られていた。しかし3人はそこから出る奇妙な気配に違和感を感じていた。
瑠奈「この紋章、かなりヤバイ気配を感じる……何か怨念みたいなのが……」
ナカジ「写真の類は不味いな……」
承太郎「俺がスタープラチナを使って手描きで書き残す。書く物と紙は無いか?」
手書きでもいいから特徴を書きとめておけば、リリーハウスや図書館で調べているルーナ達にとって貴重な情報を持って帰る事が出来る。ナカジが持って来たメモ帳に紋章の特徴を書きとめた。
——王…に………石、…家…証………無…。交……た紅……は王…の……り——
瑠奈「ん?」
ナカジ「どうした?」
瑠奈「…いや、なんでもない」
瑠奈の耳に何か聞こえた気がしたが、彼女は気のせいだと思い、別行動していた家康(BASARA)、アムと合流して廃墟を後にするのだった。
- QUEST8:廃墟の探索:その3 ( No.3 )
- 日時: 2016/04/28 21:38
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)
承太郎「今帰ったぞ」
ルイージ「お帰り。どうだった?」
ナカジ「大分情報を集めてきたぞ」
その後、リリーハウスで聞き込みをしていたルーナ達は図書館でアム達と合流。彼女らが得た情報を元に幽霊事件の件を調べていた。
ジェイド「彼女らの情報によると、この国が該当しますね」
ジョナサン「ワンデリオン王国……1千年前に滅んだ国みたいだね」
ルーナ「えーっと資料は……こんなにあるの!?」
早速その情報を元にその王国についての資料を探してみたが、なんと軽く山積みされるほど大量に見つかった。軽く山になっている資料を見て、ジェイドも思わず溜息をつく。
ジェイド「殆どのにわか学者の憶測の本も混じっているとは聞きましたが……これは、軽く骨が折れますね」
ルーナ「と、とにかくこれを調べればいいんですよね!」
ジョナサン「無茶はしないでくれよ?」
資料を調べまくって3時間後…。
ルーナ「」←頭から煙を出して撃沈。
ルイージ「ルーナ、大丈夫?」
ジェイド「やれやれ、この程度で音を上げるなんてだらしないですよ?」
数時間の調べ物でルーナが完全に撃沈していた。いや、流石に中学生が考古学に挑戦するのは早過ぎるが……;というより、先ほど『骨が折れる』と言っていたジェイドは3時間前と同じくすまし顔である。
『調査で解った事』
ワンデリオン王国:1千年前に滅んだ、無双を誇った騎士団がいたという王国。あまりの強さに大国でも侵攻を躊躇う程だと言われていた。文献によれば、忠臣の裏切りによって滅んだとされている。因みに現在リリーハウスのある地点は、嘗ては凱旋門があったらしい。
無双の騎士団:『かの騎士団に敵は無し』と謳われるほどの強さを誇った騎士団。特に団長率いる槍兵部隊の追撃戦による敗北は無かったという。しかし、最後の戦を気に行方不明となっている。
継承の宝冠:ワンデリオン王国の『戴冠の儀』でのみ王が被る事を許される王冠。今は行方不明であるが、あの廃墟にあると憶測が立っているらしい。
戴冠の儀:ワンデリオン王国で現国王が次期王位第一後継者に王位を継承する際に行われる儀式。王位が継承される年はまちまちではあるものの、日付は必ず決まっているとのこと。この時継承の宝冠は初めて人前に現れるらしい。
ルイージ「でも、なんで行方不明に?」
ジョナサン「僕も幾つか調べていたけど、ここから遥か北にある山脈の土砂崩れに飲み込まれてしまったらしい」
ルーナ「でも、その間に忠臣の裏切った所為で王国は……」
途端に重い空気が立ち込める。もしその幽霊が嘗ての騎士団だとしたら、城に戻ろうとした最中に土砂崩れに巻き込まれ、死んだ今ももう存在しない故郷へと帰ろうとしているのだろう……そう思うと、ルーナの気分は重く沈んでいった。
しかし落ち込んでいる訳には行かない。他にも情報を探そうとしていると、例の宝冠の文献に続きがあったのを見つける。
ジョナサン「まだ続きがある。『宝冠には正面に特殊なカットをしたルビーが埋め込まれており、それが無ければ完全な宝冠とは呼ばれない』か…」
アム「宝石?これの事?」
ジェイド「ええ。これですよ。一体どこでこれを?」
アム「何も無い部屋でだ」
『宝石』という単語を聞いたアムが持って帰った宝石を見せる。ジェイドもそれに間違いないと頷いてどこで見つけたか尋ねる。彼の質問に答えた後、家康(BASARA)も何かを思い出した。
家康(BASARA)「そうそう思い出した。確か前にテレビの特番でやっていたんだった!確か宝冠は結局見つからなかったそうだが……」
ルーナ「あれ?戦国時代にテレビって無いよね?」
アム「それは言わない約束よ」
ジェイド「とにかく今日はもう遅いです。また明日調べに行きましょう」
ルイージ「時間は……午後6時!?閉館間近じゃん!」
ナカジ「こっちから帰っても電車は2時間後……日の入りが遅いとはいえ、こっちに泊まってった方が良いだろうな」
ジョナサン「それが良いよ。僕らも歓迎します」
承太郎「やれやれだぜ……」
時間的に、帰るにも続きを行うのは遅すぎるため、一同はそのまま夕飯を食べる事に。夕食はリリーハウスで頂く事になった。どれも料理はおいしく、この時だけは幽霊騒ぎやその幽霊たちの真相で沈んでいた気分も消えていた。が、酒類も出たので酔っ払い集団が……;
酔っ払い集団「ウェーーーーイ!!\(・W・\)(/・W・)/」
ナカジ「ウェーイじゃねぇよバカ!テーブルの上で踊るな!明日も早いのを忘れてんじゃねぇよ!!」
アム「しかもなぜか踊りがポケモンの『ゲッタバンバン』なんだけど!?」
さとゆり「おまwww振り付けがプロなんだけどwwwどこで練習してたんだwwwww」
ルーナ「私も歌で盛り上げるぞぉぉぉぉぉぉぉああああ!!!(*°∀°)(間違えてサイダー酒を飲んでしまって泥酔」
仗助「酒ッ!酔わずにはいられヴぉぉおrrrrrrr(間違えてサイダー酒を飲んでしまい、窓辺でリバース」
ジョナサン「飲む以前に君は未成年だろう!?誰だ飲ませたの!?」
ジェイド「いっそのことミスティック・ゲージで吹き飛ばしてよろしいですか?(詠唱準備」
この後、泥酔軍団の暴走が収まるまで約30分を要したと言う……。
- QUEST8:廃墟の探索:その4 ( No.4 )
- 日時: 2016/04/28 21:42
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)
その日の夜。
アム「まさか、こんな事になるなんてね……」
リリーハウスのロビーで月明かりを見上げながら今回のクエストを思い返しつつ、クエストの経過報告書を書いていた。
つい最近まで八雲側の世界に来て、自分の知らない事で色々驚かされて、そして今回のクエスト。今から語るにしても夜が白ける頃でも続いているだろう。
?「どうしたの?」
アム「え?」
ふと報告書を書いていたアムに誰かが声を掛ける。振り返ってみると、この世界の作者のオリキャラである如月瑠奈だった。
アム「あ、瑠奈さん」
瑠奈「瑠奈でいいわ。今回のクエスト、どう?」
アム「初めてでまだ確証が無いけど……絶対に解決して見せるわ」
瑠奈「へぇ〜。でもさ、魔界人って言われてノーリアクションだったの、久しぶりだったわ…;」
アム「そりゃ、吸血鬼の海賊やら本物のドラゴンを目の当たりにしたら魔界産まれの人なんかじゃ早々驚かなくなっちゃうわよ;」
瑠奈「どういう世界を目の当たりにしたの……;」
全くだ。自分が想像の世界としか思っていなかったものが、目の前にホイホイと出てきたのだ。その時の状況をアムは、『不思議の国に迷い込んだアリス』みたいだったと語る。
その間にも、時間が夜だというにも関わらず、ドンドン会話が弾んでいき、気が付いた時には既に時刻が12時を回ろうとしている所だった。
アム「うわ、もうこんな時間!?」
瑠奈「明日も早いわ。もう寝ないと大変よ」
早々に寝てしまわないと明日に響く。すぐさま自室(クエスト参加者はさとゆりさんが提供したりリーハウスの空き部屋で休んでる)に戻って寝ようとした時だった。
ガチャン……ガチャン……
瑠奈「……?」
静かな屋敷の中に突然がちゃがちゃと鉄の音が隣の大広間から聞こえてくる。
妙な物音に疑問を感じた2人は大広間の扉を音を立てないように少しだけ開け、大広間の様子を見る。彼女らの目に映ったのは……
アム「嘘……!何で……!?」
さとゆりさん達が言っていた亡霊が言っていた亡霊の騎士が、その大広間にいたのだった……!
亡霊「——どこだ……継承の……宝……もう時間が——」
聞き耳を立ててみると、何か言っているように聞こえる。開いた扉から覗いてみると、ふらふらと何かを探しているように辺りを回っていた。
※ここからのアムと瑠奈は小声での会話です。
アム「ちょっとどういうこと!?あの幽霊、出るのは明日じゃなかったの!?」
瑠奈「知らないわよ!?ってか、時間を無視して来るなんて前は無かったわよ!?」
アム「じゃあなんで明日出るはずの幽霊が今私達の目の前で現れてる事にはどうやって説明するのよ!?」
瑠奈「知るか!」
アム「でも、何か探してるみたい……?えーっと……」
瑠奈「……継承って、昼間ジェイド達が調べてた文献に出てた宝冠の事?」
あの亡霊がさとゆりさんの言う亡霊なら、何故こんな所にきているのかが気になる。もう少し様子を見ていると、騎士が口走った。
亡霊「——……地下の……宝物殿か……?隠し扉の……奥……——」
アム(隠し扉……?)
その一言を言った後、再び亡霊は霞の様にスゥ…ッ、と消滅した。それを見たアムと瑠奈は大広間に向かうも、亡霊の手掛かりは何も見つからなかった。
アム「消えた……」
瑠奈「…それ以前に、『宝物殿』とか『隠し扉』とか……」
アム「まさかあの廃墟に、秘密の通路でも存在するとでも言うの?」
突然の亡霊の出現からとんでもない事実が発覚。まだ公表されていない隠し通路の存在を偶然この2人は聞いてしまったのだ。
しかし今さら確認しようにも肝心の亡霊はもういない。かなり気になるものの、驚きの連続で疲労が溜まっていたのだろう。明日の朝調べる事と合意して早々に自分の部屋に寝る事となった。
アム「隠し通路、ねぇ……」
†
翌日。
ジェイド「隠し通路の存在ですか?」
アム「ええ。でも、どこかまでは聞き取れなかったけど確かにそう言ってたわ」
アムと瑠奈は早速ジェイド達に昨日のことを報告した。調査中の彼らにとって、これはある意味大きな一歩かもしれない。しかし、そこで承太郎が異を唱える。
承太郎「待て。あの幽霊が出るのは今日のはずだった。だがお前らは昨日現れたって言ってたよな?何で同じ時間、同じ間隔で現れていたソイツが、昨日に限ってその間隔を無視してまで現れたんだ?」
アム「確かその亡霊、『時間が無い』とか言ってたわ」
ルイージ「ひょっとして……戴冠の儀って儀式の時間が近いってこと?」
ジェイド「待ってください……明日、戴冠の儀があります」
ジョナサン「ひょっとして焦っていたんじゃないかな?大事な儀式に使うお宝が見つからないから、躍起になって探してるんじゃないかと思うんだ」
ナカジ「けどあの廃墟にいたんなら、隠し扉の場所も知ってるだろ?」
瑠奈「…多分、特定の人間以外は知らせていないと思う。それだけ重要な物なら、みだりに教える事は無いだろうし」
アム「それなら考えられるわね。そうなれば明日もここに来ると思うし。それに、もしその宝冠を取り戻して亡霊に返せば心残りも無くなって、成仏するかもしれないわ」
様々な憶測が飛ぶ中、瑠奈の言い分もあの光景を見たアムには合点がいく。うまくいけば成仏する可能性もあるのだ。
ともあれ、目的はあの廃墟……!
ジョナサン「それならば、今度は全員であの廃墟に向かおう……!手掛かりが無い以上、そこに向かうしかない……!」
長くなりそうなので今回はここまで。
感想おkです。