二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.116 )
- 日時: 2016/11/12 20:03
- 名前: ゼラチン ◆SvRsgTHFT2 (ID: fnyLTl/6)
「貴様のその攻撃・・・どうやらこのカーズには見えないらしいな」
「そうみたいだな」
「面白い!やはり良いぞ、しかしそれを今、摘んでしまうのもちょっと惜しいな」
「何が言いたい!」
プッチの問いにカーズは答えずに走り去ろうとする。
「待て!まだ終わってないぞ」
シュトロハイムの問いにもカーズは答えず、そのまま去っていった。
「・・・・・・シュトロハイム」
「何だ」
プッチは、シュトロハイムに問いかけてみる。
「お前は・・・・・・本当に私の味方なのか?」
シュトロハイムの動きが止まる。
「だがカーズの味方でもないな、もっと別な何かの味方だ。違うか?」
「何故・・・そのことを?」
「悪いな、私はあまり人を信じることがなくてな、ちょっと言ってみたらこの通りだ」
「フフ、なるほど、お前を利用して邪魔なカーズを倒そうと思ったが、最初から分かっていたわけか」
「これでお前のそのカーズを私に倒させる作戦は失敗に終わったぞ、何故そんなことをしたか話せ」
「失敗?まだ失敗じゃないさ、お前を殺し、全てカーズがやったことにすればな」
「何?」
「お前には博麗の巫女や紅魔館の主と知り合いらしいじゃないか、お前が死んで黙っていると思うか?」
「まさか・・・お前・・・・・・」
「そいつらがカーズを殺せば最終的には成功になる。お前を殺すだけでだ!」
「私がお前に殺されると思っているのか?」
「赤子を殺すより容易だ」
二人の距離が近づく、やがてあと数cmの所まで近づいた。
「機械の体でスタンドに反応できるとは思えないがな」
「言えるのは今のうちだぞ、プッチイイィイイィイイイ!!」
「やってみろ!シュトロハイムウウウウウウウ!!」
互いの頭をぶつけ合う。
そして、始まった。戦いは、突然に
- Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.117 )
- 日時: 2016/11/17 19:43
- 名前: ゼラチン ◆SvRsgTHFT2 (ID: fnyLTl/6)
シュトロハイムの腹部が変形し重機関砲を形作っていく。
「させるか!」
すかさずC-MOONで攻撃し重機関砲を壊す。
「ぬう・・・簡単にはやれないということか・・・・・・」
C-MOONで腕を殴るもの、何故か裏返らない。
「プッチ、お前のことは前から知っていた。その能力もな!」
逆にシュトロハイムに殴られ吹き飛ぶ。
「殴られた場所を変形させて裏返しを無効化することも容易いのだ。よって貴様の攻撃は意味などない」
シュトロハイムによって無理矢理立ち上がり、またも拳をくらう。
「ぐ・・・」
辺りに血が飛び散る。
「プッチよ、最後にお前を殺す方法を決めようと思う」
シュトロハイムはそれぞれ木と自分の手を指差した。
「木に頭をぶつけ死ぬのか、私の握力によって頭を握り潰されるのか」
プッチはC-MOONの蹴りでシュトロハイムの手を攻撃した。
「まだ足掻くのか!いいぞ貴様の勇気と人生に対して敬意を表す」
プッチを持ち上げ、木に向かって照準を合わせる。
「最期に言いたい事はなんだ?」
「が・・・・・・ぐ・・・もし投げたら・・・・・・お前は、負けるぞ」
「口だけは達者だな、私が負けるかどうか試してみるか!」
木に向かい思い切りプッチを投げた。プッチはシュトロハイムに向かって、
勝利の笑みを浮かべた。
C-MOONで木にぶつかる時衝撃を和らげ、その反動でシュトロハイムに向かっていく。
「何ッ!?」
「うおおおおおおおおおお!!」
C-MOONの拳を降り下ろしシュトロハイムが倒れる。
「ぬあぁあ・・・・・・バカな・・・」
起き上がろうとした頭にプッチは、スタンドではなく、自身の足で、
シュトロハイムを、蹴り飛ばした。
- Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.118 )
- 日時: 2016/11/27 15:12
- 名前: ゼラチン ◆SvRsgTHFT2 (ID: fnyLTl/6)
「さあ、どうして利用しようとしたか言え」
倒れているシュトロハイムに向かってプッチは言う。
「最初は・・・本当にカーズを倒す為だった。昔のように戦士が現れてくれるわけではない。私がやるしかないと思ったんだ」
「そんなお前の味方は誰なんだ?」
シュトロハイムはゆっくりと体を起こす。
「その前にやらなければいけないことがある・・・・・・出てこい!カーズ!」
シュトロハイムが叫ぶと木の影からカーズが現れる。
「ふん、気付いていたのか。シュトロハイムよ」
「そうだ・・・今度こそお前を葬ってやるぞ・・・」
シュトロハイムは腹部を重機関砲に変形させ、カーズに放つ。
「くっ・・・貴様」
「プッチ!私の味方だった奴は『ステイク』とある池を探している者だ」
「池だと!?」
「シュトロハイムウウウウウウ!!」
カーズがシュトロハイムに近付き攻撃の体制をとる。プッチはとっさにC-MOONを出して攻撃しようとする。
「いいんだ。プッチ、私は外の世界では死んだとされている。ただ覚えておくがいい!!人間の勇気の素晴らしさを!」
「まさか・・・やめるんだ!シュトロハイム!!」
シュトロハイムは、プッチを見て笑う。
その時、二度目の爆発が森で起きた。
- 11話 エピローグ ( No.119 )
- 日時: 2016/12/01 20:24
- 名前: ゼラチン ◆SvRsgTHFT2 (ID: fnyLTl/6)
紅魔館
「結局シュトロハイムはカーズと相討ち・・・貴方も災難だったわね、プッチ」
「レミリア・・・・・・お前はステイクってしってるか?」
「いいえ、そんな名前聞いたこともないわ」
プッチはうなだれながら天井を見上げる。
(DIOもステイクも探している『池』か・・・)
何気なくレミリアを見るとプッチはあることに気付いた。
「なぁ・・・お前の目ってそんな色だったか?」
湖に男が一人、一心不乱に祈り続けてる。
「神よ・・・僕に、力を!」
その時。湖の底から矢が飛んできて男の首を貫き、男はそのまま倒れた。
湖が、怪しく光輝いている。