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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.14 )
- 日時: 2016/04/26 17:12
- 名前: ゼラチン (ID: Z709ucgr)
ある屋敷、二人の男が読書しながら話している。
「なぁ、プッチ」
「何だい、DIO」
DIOと呼ばれた男は数秒待ってから話し始める。
「幻想郷って知っているかい?」
「天国みたいなものか?精神面の部分で」
「いや、実際に幻想郷という場所は存在しているらしい、ある紙によればな」
「ある紙って?」
「日記だよ、何年か前に話題になった」
「詳しく教えてくれ、DIO」
「数年前、ある学者が見つけた紙、そこには軍人の日記があった。その男の名前はルドル・フォン・シュトロハイム、彼の残した日記は目を疑う日記だった。謎の場所幻想郷、そこに住む妖怪達、常識を超えた日記は世間にバカバカしい、フィクションに決まっている、と口を揃えて言っている。まあ一部の学者が研究したみたいだがな、話によるとルドル・フォン・シュトロハイムは戦死したらしい、死んだ人間がどうやって書いたのか?もしや死んだことになっていたのか?その日記に書かれていた最後の文章はこうだ。
『私は次の戦いで死ぬかもしれない。無論その覚悟はできている。究極生命体は前の姿に戻っている。今がチャンスかもしれない。この日記をある人物に託す。きっと外の世界に届けてくれるだろう。これが私の最後の日記だ』
どうだ?プッチ、シュトロハイムが言う、幻想郷は存在していると思うか?」
「どうかな、自分で体験しなきゃ分からないよ」
プッチはそう笑い飛ばす。その通り、自分が体験することになろうとは、思わなかっただろう。
1・5話 シュトロハイムの日記
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