二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.26 )
日時: 2016/05/19 09:54
名前: ゼラチン (ID: Z709ucgr)

紅魔館のある一室、見た目は幼いが美しく、言うなれば“カリスマ”が溢れている少女と、やはりカリスマ性がありこの世の全ての人間を掌握してしまいそうな美しさの男性が向かい合って話をしている。
男性の方が聞いているだけなのだが初めて男性が話した。

「ふふ、いつもこの屋敷で好き勝手命令している子供のような君とは全然人が違うな」

「違うも何も、客人に対して礼儀をわきまえるは当然よ、それに貴方もずいぶんとキャラが違うじゃない」

「私のキャラを知っているのか?」

「ある妖怪に頼んで外の世界を見せて貰ったのよ、貴方の活躍もちゃんと見てたわ」

「恥ずかしいな、私が負けるところも見ていたのか」

「・・・貴方何を企んでいるの?」

「それで教える馬鹿はいないさ」

「まるでサッカーボールでキャッチボールをやっている様ね、一見成立しているように見えるけどよく見たらどこか可笑しい・・・・・・・そうでしょ?




DIO」


「君もすぐ分かるさ・・・いや、分かることだろう、このDIOの計画の素晴らしさに!」

「私は何もしないけど、博麗の巫女に止められるでしょうね」

「その博麗の巫女でもこのDIOの計画が終わった時に屈服するしかないだろうな〜それではまた、スカーレット卿」

DIOは部屋を出て行った。少女はコーヒーを片手に一息ついた。

「・・・悪趣味ね、もっとも、私も人の事言えないんでしょうけど」

また少女は一息・・・ため息をついた。
プッチが幻想入りする3日前の出来事であった。


2.5話 どこか可笑しいキャッチボール