二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.54 )
- 日時: 2016/06/20 19:53
- 名前: ゼラチン (ID: 9w13DJbg)
プッチは肩を止血していた。二人の戦いに巻き添えをくらわないように離れる。すると後ろの方から足音が聞こえた。プッチは慌てて振り返る。すると、先ほど吹き飛ばしたロールとカワウチが合体したような人が歩いてきてた。傷は負ってない。
「お前、ロールとカワウチのどっちだ」
「どっちでもない、我はトゥルー、真に強き者よ、プッチ、貴様ともう一度対戦願おう」
「いいだろう、その勝負、引き受けた!」
一方センガはレミリアの弾幕を避けている。攻撃をしようとするが隙が見当たらない。レミリアも当たらないことにイライラしている。
「そんな動きじゃこれを避けれないわよ?くらいなさい、運命『ミゼラブルフェイト』」
レミリアの後ろから鎖型のオーラが現れ、センガを襲う、センガはそれを避けるもオーラが追尾する。
「どう?もう貴方は逃げられない、それが貴方の運命なのよ!」
「なるほど、中々良い手だ。しかし相手が悪かったな」
センガが手を空に掲げ、紋章が宙に現れる。
「これが俺の力よ、冥府『長きに至る走馬燈』!」
すると突然オーラの動きが遅くなりその間にセンガはレミリアの方へ向かう、レミリアは避けようとするが、思うように動けず、センガの弾幕をくらってしまった。
「あがっ・・・動きが、遅く?」
「そこに倒れている者は時間を自由に操れるらしいな、俺はその劣化版のようなものよ、指定した範囲の物の時間を遅くする。それが俺の能力、『時間を遅くする程度の能力』」
一方プッチはC-MOONを出し、トゥルーと対峙していた。
「我の気迫に気圧されたか?」
「バカいえ、早く決着をつけたいだけだ」
「舐められたものだ、先の我とは一味違うぞ」
トゥルーは笑みを浮かべ、超スピードでプッチの間合いに入る。
「ほら、こんなに速く動ける」
トゥルーはプッチを痛めつける。プッチは抵抗しない。
「ほらほらぁ!我の動きが見えなくて動けないんだろ?理解しているさ!」
「合体して喋り方が変わったのは正解だな、今までの喋り方じゃ恥ずかしい」
トゥルーの中で何かが切れた。
「そんなにお望みなら殺してやるよ!さっさと死ねぇ!」
「頭に血が上っているぞ、落ち着け」
「うるさいうるさいうるさい!!黙れええええええええええええええええええ!」
トゥルーは大振りの拳を振り下ろす。そこにプッチは、冷静にC-MOONの拳を、トゥルーの心臓に、当てる。
「え?がふっ・・・がっ」
「C-MOONの攻撃を受けた箇所は、裏返る。ロールが体験したようにな、心臓に受けたんだ、助からないだろう」
「が、ぎ、うげっ・・・・・あ、コヒューコヒュー」
トゥルーは苦しそうな息をあげ、悶えていた。
「何で・・・裏切った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひひっ♪」
その言葉を最後に、トゥルーは倒れた。
「これで終わりだ」
プッチは、トゥルーだった物へ呟く、後はただ、“一人の”死体が残っているだけだった。