二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 神父が幻想入り(仮題) ( No.56 )
日時: 2016/06/21 17:41
名前: ゼラチン (ID: 9w13DJbg)

死は、怖くない。忘れられるのが、怖いだけだ。あの人に、忘れられるのが、一番怖い。私を、拾ってくれた恩人だから。



プッチがトゥルーを倒す前にさかのぼる。

「時間を遅くする程度の能力?そんな物どうってことはないわ」

「しかし貴様は俺の攻撃をくらったじゃないか、貴様の弾幕も遅くて欠伸が出そうだ」

「なら今度の弾幕はどうかしら?」

レミリアは無数の弾幕を出した。その数では避けられないだろう。

「なるほど、だが甘い」

センガはレミリアの弾幕に重ねるように弾幕を撃った。すると弾幕同士が相殺された。センガはさらに撃つ。レミリアも撃とうとするが体が思うように動けず、まともに当たってしまった。

「ちっ・・・・」

「どうした?これが最後か?まぁいい、すぐにそこのメイドみたいにしてやろう」

センガは倒れている咲夜を指さした。レミリアの眉が一瞬動いたようだ。

「貴方、他にDIOの組織に何人能力使いが居るの?」

「ふむ・・いいだろう、だが俺も正式な人数は分からん、俺が会ったのは4人だ。ペガに麦にレイル、そしてDIO様だ」

「へぇ、そのDIO以外の3人の能力は分かるの?」

「いや、能力を使うと教えられたが見せて貰ってはいない」

レミリアはため息をつきセンガの方を見た。

「どうした?貴様が諦めるほどの奴ではないのは分かっている。一体どうした?」

「別に、面倒臭くなっただけよ、咲夜、代わりにやって」

レミリアは血を流しながら倒れている咲夜を指さし話す。

「気でも可笑しくなったか?その少女は俺が先に倒したのだ。起きるはずがない」


センガは笑い飛ばす。

「はあ、DIOもそうやって油断する男だったわ、そのせいで外の世界で負けた」

「貴様、DIO様を愚弄するか、無礼極まりない!」

センガは弾を出しレミリアの脳天を狙う。しかしレミリアは落ち着いている。すると
センガがいきなり吹っ飛ばされ、時間がもとに戻る。レミリアは平然としている。

「貴方ね、もっと早く助けなさいよ」

レミリアの目の前には、倒れていた筈の咲夜がレミリアの前に立っていた。

「すいません、あいつの隙が中々見当たらなかったので」

「まぁ、もういいわ、ここで私の全力を見せちゃうとあとあと不利でしょ」

センガが立ち上がる。

「貴様、この俺を騙しておったのか?」

「ええ、最初に時間を遅くさせられたら危なかったけど、あともう一つ」

「何だ?」

「DIOに伝言頼めるかしら?」

「どんな伝言だ」

咲夜は一呼吸ついた。

「お嬢様が貴方如き相手にすると思って?だとしたら考えを改めなさい」

「なっ・・・・・・!貴様!何という無礼!許せぬ!」

センガが飛び掛かる。

「咲夜」

「はい、幻符『殺人ドール』」

突然咲夜の周りにナイフが現れ、それがセンガに飛んでいく、突然の出来事だったため、対処できず、ナイフに全身を刺され、死亡した。

「・・・でも貴方はDIO以下ね、これぐらいDIOなら対処できるでしょうね」

「どうやら向こうも終わったらしいですよ?お嬢様」

「ええ」

レミリアは微笑みプッチのもとへ向かっていく





トゥルー・・・死亡

センガ・・・死亡