二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 神父が幻想入り(仮題)宿命の吸血鬼編 ( No.73 )
日時: 2016/06/25 16:52
名前: ゼラチン (ID: 9w13DJbg)

屋敷を走っていると二手に分かれる道があった。

「・・・レミリア、咲夜は右の道を行け、俺は左に行く」

確認もせず二手に分かれる。プッチも切羽詰まっていたのだ。
道を行くと大きな扉が現れた。

「この先がDIOの部屋か?」

プッチがゆっくり扉を開けるとそこには所々に包帯を巻いている男性が居た。プッチはC-MOONを出し、構えるが男はこちらを向いたまま何もしない。

「・・・・・・・・・・・・君がプッチだね?俺はペガ、君をここで殺す。はずなんだがな、そんな気分じゃない。DIOには適当に何か言ってくれ」

そう言ってペガは去る。プッチは黙ってそれを見守る。ペガが部屋を出た後、プッチはまた歩き出す。


一方霊夢はプッチの帰りを休みながら待っていた。すると一人の男が出てきた。ペガである。しかし霊夢が分かるはずもなく思わず警戒する。

「貴方・・・プッチは?どうしたの、答えなさい!」

「ふう、別に心配はいらない。プッチがDIOを倒すかどうか、見ていたかった気もするが、先客が居たんじゃな」

淡々とペガが話をし、人里へ向かう

「待ちなさい!人里に向かって何をするの!」

「何って・・・帰るだけだよ、巫女は神社に、妖怪は住み家に、人は群れに、それがこの幻想郷だろ?」

ペガは笑いながら歩いていく。霊夢はただそれを眺めることしかできなかった。



レミリアと咲夜はある部屋である男と対峙していた。

「この土人形!邪魔ね!」

「お嬢様、この土人形は壊しても再生します。弾幕で一気に吹き飛ばすのが良いかと」

二人は突然湧いてきた土人形の処理に手間取っていた。そしてそれは先へと進む扉に立ち塞がっている男、麦の能力である。

「くらいなさい。神槍『スピア・ザ・グングニル』」

レミリアから槍のような弾幕が放たれる。土人形が次々と破壊されていく。

「どうやら相性が悪いみたいだね」

麦が逃げていく。レミリアは次の扉を開くが、そこは行き止まりだった。


そしてプッチは、最後の部屋で、ずっと求めていた人物と会う。

「・・・・・DIO、やっと会えたね」

「ああ、プッチ、楽しみだよ」