二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Chapter1 【参上!ドーナツ仮面】 ( No.12 )
- 日時: 2016/05/08 09:43
- 名前: マグロ煮つけ ◆AXS9VRCTCU (ID: wSTnsyhj)
朝の静かな時間。
この誰にも邪魔されず安眠出来る時間が僕は一番好きだ。
ジリリリッ!ジリリリッ!
僕の耳元でけたたましく目覚まし時計が鳴り響き、目覚まし時計の数倍大きな足音が僕の部屋の前で止まった。
「オイ!起きろぉぉ!!今日は旅立ちの日だろ!何いつもより心地よさそうに熟睡してんだよぉ!」
部屋のドアを凄い勢いで開け怒鳴り散らす彼は、僕の唯一の友人であり、命の恩人だ。
「明日じゃないのぉ〜出発わぁ〜」
寝ぼけた声で彼の怒鳴り声に返事をするが、その鈍い返事が逆鱗に触れてしまったのか彼はあらかじめ用意していたかの様にカレンダーを取りだす。
「見ろこのカレンダーをよぉ!!お前カレンダー一日付け間違えてんだよ!よ〜〜〜く目に焼き付けたら、自分のカレンダー見てみろ!」
「分かった分かったよ。ちょっとそのカレンダー貸して?」
命の恩人は僕に全力でカレンダーを投げつける。最初助けて貰った時は天使の様だったのになと思いつつカレンダーを見る。おかしな所は無い…年号以外は…これは去年のカレンダーだ…開き直るしかないなと考えたその瞬間拳が僕の後頭部に炸裂した。
数分後__
やっと彼のお説教が終わった。もうずっと立っていたせいで足が痛い。
「起きたのね。チープサイド。もう博士待ってるわよ。パッパッとご飯食べて支度して行ってきなさい」
彼の母親と彼はもう食卓についていた。二人とももう完食しそうだった。
そうそう僕の名前を話すのを忘れていたね。僕はチープサイド今日からこの地方で命の恩人と旅立つ唯の少年さ。
急いでご飯をかきこみ、すぐに完食して着替えを済ませ持ち物も確認し彼と一緒に家を飛び出す。
「ホント、お前がここちよーーく爆睡してた時は、どうしようかと思ったが何とか間に合いそうだな」
「待って〜待って〜待ってよお〜ソウガ〜」
彼の名前も紹介するのを忘れてたね。彼はソウガ、運動神経抜群!憧れるねぇ。頭はまぁそこそこかなぁ。男女共に友達が多い僕の憧れだったりするんだよねえ。
「ほら、着いたぞ。立て立て、歩け歩け。」
「も、もう無理ぃ…」
息切れしている僕を無理やり立たせて博士の家に入る。
物が散乱しており、足の踏み場が全く無い上さらに謎の異臭が辺りに漂う。
本当に権威ある博士の家なのかぁ?
「やぁやぁ、やっと来たねぇ。博士モンスターボール落としてるから今探してるよう」
僕と同年齢らしき少女が出てくる。そう彼女が博士の助手なのだ。
「待たせてすまんな。ハル」
「ごめんね〜ハルちゃん」
彼女も僕の友人だ。よくその年齢で住み込みで働けるなと思う。
すると奥から細身で顔立ちが整っているが、汚れた白衣を身に付けた180はある男が現れた
「見つけたよ。ボールを、そして君達も来た!ナイスタイミングゥ!」
見つけたと言っていた2つのモンスターボールを僕達に突き出す。
「君達への旅立ちを祝って贈り物だ。」
ソウガの方を見てみるとアゴでお前が選べと合図を出す。
僕は右のボールを手に取った。彼は残りの左を手に取った。
「チープサイド君のはミジュマル、ソウガ君はツタージャだ。これから愛情注いで育ててくれよ!」
今思うとあの流れ着いた日から数年経った僕も立派に成長し旅立とうとしている
「さぁ!ここから始まる旅は君達の旅だ!楽しんで来いよ。少年たち!」
そしてここから長い長い旅が始まった_____
後書き
遅くなったけど、遂に本編スタートしました!
これを見てくれている人は多くは無いと思うけどそれでも見ている人のため頑張ります!
コメント、アドバイス下さいくれるとやる気が出て更新速度上がります!
それでは次回は初めてのバトルです。
お楽しみ下さい!