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-い…や…
…咲？

-を…て！
咲！

ーーー

…いつの間にか寝てたのか。

紅魔館？の庭の片隅でいつの間にか寝ていた…
結界の範囲内にあると、霧兎から言われた。

それと…

霧兎『これ、もしも自分の身に何かあった時に使ってだって…1人に取り敢えず二つずつ…』
人型の式神を二つもらった。
つい先ほど。

「咲…!?」
式神が勝手に動いた。

？「おい！どーゆうこったよ！ん？絢斗？」
レイ？

？「あ！ここにいたの？」
霧兎…

レイ「ちょーど良かった！霧兎！式神が勝手に動いたんだよ！」

短いけどこれまで！

…こ…え、る？
この声…咲！

時間が動いた時、いなかった。

レイ「咲！何処だよ！」
こ、こ…

声だけが聞こえる…
と、
？「あの、式神…」
霧兎が口を開き、式神を指した。


霧兎「式神が…喋ってるのかも…」
そう言った。

式神は、動いてる。
僕のが…で、

レイ「おわ！」
霧兎「わ！」
レイと霧兎の式神が、並んだ。
石の上に…

式神「よ、か…た…わ、た、しの…」
咲の声が聞こえる。途切れ途切れに…


レイ「咲なのか？」
並んだ式神に言った。

ちなみに、式神の並び順は契約順だった。

で、レイは自分のを。

式神1「そ、う…わ、たし…やっ、ちゃっ、た…」
やっちゃった？

式神1「の、るに…や、ら…た…」
途切れててわからないけど…多分、いや…

？「ノワールが関係してるのか？」
レイがそう言うと、式神が頷いた。口のあたりを抑えて…

短いけどこれまで！
寝る〜！

式神1「そ、う。」
ノワール…

式神1「こ、の…式、神は…び、の…わ、たし…の力が、す、こし、ずつ…る、の…わ、たし…に、な、にか…あった、時、よう…に…」
何かあった時用？

短いけどこれまで！
まだ続く！

だいたいわかった。

「咲、ノワールにやられたの？」
そう言うと、黙ってしまった。

でも、
？「や、られた、わけじゃない…」
ふたつめが喋った。

さっきまで喋ってたのは動かない…

式神2「今の、私は…闇。」
それだけ言うと、動かなくなった。

で、
？「ここに、力を少し入れた…血とともに…」
最後のひとつが喋った。

式神3「光の力が、それぞれ宿ってる…切り札、の、ようなもの…」
切り札？

式神3「あとは、自分たちで…考えて…」
そう言うと、どれも動かなくなった。

——————…