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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【長編小説(予定)】涙の世界樹と神の声【オリキャラ募集】 ( No.4 )
- 日時: 2016/06/24 00:59
- 名前: 道化師緑星 ◆3k1su1X4oU (ID: 1xlwHmTN)
「キャアアアアァァァ!!!」
突如、たまたま通りかかった路地に女性の悲鳴が鳴り響く。
シンタロー「な、なんだ?!悲鳴?!と、、、とにかく逃げるぞ!」
エネ「いや!流石にそれはチキンすぎでしょ!」
メカクシ団の活動で理不尽にも町のパトロールに無理矢理行かされていた俺【如月伸太郎】は、突如響いてきた悲鳴にビビっていた。
ちなみに、俺の薄型携帯の中に入って、只今俺に的確な突っ込みを入れたのは、俺にまとわり付いているコンピューターウィルスの【エネ】だ。
シンタロー「いや、悲鳴だぞ?!強盗かもしれないじゃないか!逃げるが勝ちだ!」
エネ「だから、チキンすぎです!女性の悲鳴ですよ!助けないなんてもっての他ですよ!」
他人事だと思って、、、。
シンタロー「大体、俺が行った所で何かできるのか?」
エネ「えっと、、、、人質の代わりくらいにはなれるかと、、、」
シンタロー「おい。」
お前は俺を何と思ってるんだ、、、
ちなみに、先ほど謎の親近感を覚えた赤パーカーの青年は、悲鳴の方向に向かって行ってしまった様だった。
エネ「ほら、、、あの人も行ってるんですから行きましょうよぉ、、、」
シンタロー「よし帰ろう」
エネ「行かないと、ご主人のポエムファイルを妹さんに、、、」
シンタロー「よし行こう」
即答である。
未知の恐怖より、黒歴史を晒される恐怖が圧倒的に強い結果だ。
エネの脅しに乗り、悲鳴の聞こえた方向へと駆け出す。
この一歩が、この物語の最初の一歩だなんて、この頃の俺は知るよしも無かった。
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