二次創作小説(映像)※倉庫ログ

私だけの時間 ( No.13 )
日時: 2016/05/18 22:26
名前: 紅葉 (ID: HJIP/Qhd)

「は…?」
単純に驚いているかっちゃんを見て吹き出しそうになったけど女子としてアウトかと思ってやめた。
「いや、あのさ。私だって個性はあるよ?かっちゃん私といずくんどんだけ下に見てん」
見てんの?、と言おうとしたが「の」と言う前に思いっきり怒鳴られた。
「じゃあ今ここでやってみろよ!!できるんだろ!?」
「かっちゃんってすぐ怒鳴るよね。会話にならないから」
そう言うとかっちゃんが掴んでいた私の胸倉を離した。
「厨二野郎が…」
「おい、それは言っちゃ駄目だろ」
今度はかっちゃんがいずくんの方に行ったがいずくんの
『ヒーローになるための分析…なんちゃら』(覚えていない)
を奪って隣にいたクラスメイトがそれを見て笑っていた。そしてかっちゃんがそのノートを片手に持った瞬間私は個性を発動させた。
『stop』
指でパチン、と軽快な音を鳴らしながら呟いた。瞬間、私以外の全てが止まった。
私『だけ』の時間が生まれた____
「今ならかっちゃんやクラスメイトに落書きとかできちゃうんだけどなぁ…」
それはさすがに私の良心が許してくれなかったのでやめておいた。
かっちゃんの手からノートを奪いいずくんの鞄に入れておく。そして教室から出た。
心の中、ヒャッハー!逃げてやったぜ!バーカバーカ!状態なんだけど気にしない。
んでもって解除した後のかっちゃんの「ノート無え!!」とか言う叫び声も知らないし気にしない(^ω^)