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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 一話〜御門深雪〜 ( No.5 )
- 日時: 2016/05/17 20:40
- 名前: 紅葉 (ID: HJIP/Qhd)
いつしか「超常」は「日常」に。
「架空」は「現実」に。ヒーローが活躍するこの世の中では割と物事がうまく回っていた。
「ふぁ…」
気怠そうに欠伸をし、学校へ向かいながらゲームをする私、御門深雪。もちろんゲームは艦こ○だ。一回やってみたらどハマりしてしまった。
「今日はお前を育ててやろう」
そう呟きキャラクターを選択する。ヘッドフォンを掛けているため耳元でキャラクターの可愛らしい声がする。今なら「嫁」とか言ってる人の気持ちがわかる気がしないでもない。そう呑気な事を考えていると突然轟音が響いた。「敵」が出たのか?と思いその方向とは別の道を通って学校へと向かった。「ヒーロー」が現れ、世の中はうまく回り。幸せな日々が続いている。それはとても素敵で良いことだと思うが私は素敵で良いことだと思うだけで「憧れ」も無い。皆無だ皆無。「架空」は「架空」であるからこそ格好良くて、「超常」は「超常」であるからこそ憧れるのだ。だから私は無駄に個性を使わない。使いたくないね。
「…(って一話からこんなに重くてどうする!今の敵をいずくんとみてこそヒロインじゃなくて!?)」
心の声は聞かなかったことにしてほしい。
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