二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.111 )
- 日時: 2016/09/25 19:41
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
好成績で1回戦を収めた挑戦者達。次は誰が挑戦する……?
聖良「すいません、遅れました!」
カレイド(琴葉姫)「交通の事?それはいいからすぐにこっちに来て!」
理亞「え?何かあったんですか?」
カレイド(琴葉姫)「それは後。今はステージに向かって。皆も来てるから」
遅れて登場したセイントスノーが、カレイドに事情を説明されながらステージへと急ぐ。
嶺二「なるほど。俺達がもたついてる間にそんな事が……」
八雲「まあね。可能性の段階だけど、そっちにも応援を要請するかもしれないから一応念の為に準備を……って一人数が足りないな?」
藍「それがメールで誰かに呼ばれたらしくて、すぐ戻ってくるとか言ってたのに全然来ないんです。全く、何が貴族だか」
蘭丸「あぁすぐ戻るって言ってたから大丈夫だろ」
一方、QUARTET★NIGHTも到着したが、カミュの姿が見えない。どうやらメールで呼ばれたとか言われていたが、まだ来ていないようだ。仕方なく残った3人が出るが、まだカミュは来ていないようだ。
†
ビードロ(江西)「さて、次の戦闘エリアを発表するぞ」
ルーナ「次はここ東エリアにある『シュヴァルティアレストラン』です」
蘭丸「俺 へ の 当 て こ す り か」
次の戦闘エリアとなるのは城を模した風貌のレストランだ。一見すると何も起きてないようだが、戦闘ミッションのエリアに選ばれたと言う事はここでも異変が起きたのだろう。そして、このエリアに向かうのは……!
アム「メタナイトさん、立花響さん、花海ことはちゃん、黄瀬やよいちゃん!」
メタナイト「私の出番が来たか」
響「よーし!やるぞ!」
ことは(辻)「はーちゃんも選ばれた?」
やよい(オ)「え?私も?」
奏(オ)「じゃあ早速響を起しに……」
アコ(オ)「いやあっちの響じゃないからね?」
選ばれたのは前回よりも少ない4人だった。
早速ガチャマシーンを回し、アイテムを得る。
生命探索器を入手しました!
響「これは?」
ビードロ(江西)「どうやら近くにいる生命エネルギーを探知する機器のようだな。ただ、これは安物で有効範囲はひとつの部屋だけで、正確な位置は解らないらしい。しかも、バッテリーも長続きしないから3回使うとバッテリー切れを起すぞ」
メタナイト「次は探索系か。いきなりはぐれる、何てこともあるだろうな」
どうやら今度は探索系と予想される。消えたアイドルを探しながら敵を倒す、と言ったところだろう。
翼「立花、今度は戦闘とはいえちょっと違うからな。気をつけろ」
クリス「まぁコイツなら大抵のピンチは大丈夫だけどな」
ビードロ(オーロラ)「2人ともー!プリキュアチーム初出場だから頑張ってー!」
イカ娘「特にオーロラサイドのお気に入りキャラと辻宗サイドからは初出場プリキュア。これは大波乱かもしれないゲソ」
キルン(辻宗)「はーちゃんも頑張れー!」
全員から激励を受けた一行はサークルへと入り、そして戦闘エリアに転送された。
一応言っときます。今回はギャグがあります。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.112 )
- 日時: 2016/09/25 19:48
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
メタナイト「ここか」
転送された先はかなり大きいレストランだった。だが、不思議な事に漂う香りどころか、建物内部に人の気配が無い。
とりあえず中に入ると、整然とされているが暗くて良く解らない。だが、足を踏み入れた時だった。
ピース「あれ?いつの間にか変身してる?」
フェリーチェ「どうやらここに入ると強制的に変身される魔法が仕掛けられてるみたいね」
?「フフフ……良くぞいらっしゃいました!5名様ご案内!」
メタナイト「誰だ!」
仮面の剣士の声に応える様にスポットライトが照らされる。
若水「笑いを求めし科学者!WA☆KA☆MI☆ZU!!!」
ビードロ(江西)&アム&リューズ「」
まともな人達「なんじゃありゃあああああああ!?」
なんと、2回戦の相手はカンパニーの科学者、若水ソウスケだったあああああ!!!よりにもよってとんでもない相手に会場にいたまともな人達の絶叫が響き渡った。
なお(オ)「ちょ、ちょっとなんなの!?あの某だってばよ忍者大作漫画の案山子(かかしと読みます)みたいな人は!?」
フロート(江西)&アム&リューズ「し、知らない!あんな案山子畑に立てた覚えが無い!(震え声」
メタナイト「お前、何やってるんだ;」
若水「何やってるんだとは失敬な!私は今回ここのボスを務めるのですよ!」
響「はぁ!?若水さんがボス!?」
ピース「でも、相手は生身の人間だよ?それに1対5って幾らなんでも……;」
若水「ご心配なく。ここのボスを務めたからには、このレストランの攻略法は私が決める事が出来ます。そうでしょう?」
てっきり戦闘、かと思いきや若水はここの攻略法を自分が決められると言っている。そして反論する暇も無く若水がルール説明を行う。
若水「ここでは戦闘はありません。アイドルが閉じ込められた鏡を探し当て、脱出できればそちらの勝ちです。ただし、このレストラン内部はかなりの罠が仕掛けられています」
フェリーチェ「わ、罠?こんな所に?」
若水「そう、私は影牢というゲームに影響され、それらに登場する罠の開発に集中しました。そして、このレストランを占拠して訪れた人で実験し、ついに完璧に至る罠屋敷に完成させたのです!」
カレイド(琴葉姫)「つまり勝手に罠屋敷にしちゃったんですねわかります」
ビードロ(オーロラ)「こまちと響(オ)がやられたのはアンタの罠屋敷に知らずに乗り込んでしまったからですねわかります」
若水「ではキュアビバーチェ!まずこちらに来て下さい!」
あかね(オ)「ビバーチェ!?名前間違えてるやろ!?ボカロの有頂天日になってまうで!?」
フェリーチェ「そっちに?まぁ、来いと言ってるなら。で、何『ガゴン!』をぉぉぉぉぉぉ……——」
響「フェリーチェぇぇぇぇぇ!?」
フェリーチェが前に進んだ瞬間、落とし穴が開き、フェリーチェは為す総べなく落下していった。そして……。
ぎゃぶ!?牛乳!?え、何!?上からフルーツが……いだだだだだ!って、上から万力みたいなのがヘラ持ってるんだけど!?それに何かの液体が流れてきた!?ぎゃあああああああああ!!!がぼごぼぐぶごぼ……
……明らかに料理されましたよね?落とし穴の先で丁重に調理されちゃいましたよね?
若水「そうそう、ここではダメージと連携率の判定が存在しない分、クリアタイムとファインプレー、そして罠に掛かった数がシビアに審査されますので注意してください」
つまり、この戦いはこのレストランの中にある囚われたアイドルを探し出す事だ。この罠だらけのレストランで若水を相手に——。
若水「いいえ、私だけじゃありませんよ」
メタナイト「なんだって!?」
まさかのカンパニー襲来。
感想まだ。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.113 )
- 日時: 2016/09/25 20:00
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
若水「傍にあるものは見落としがちだ!カンパニー若水ソウスケ!」
イギー(りゅ)「暗い夜道は足元をよく見よう!コクッパ軍団ブレイン、イギー!」
ラリー(りゅ)「真っ暗闇では周りを確認しよう!コクッパ軍団のラリー!」
カルマ「クソガキトリオ代表で参加!見落とす箇所は念入りに調べるが良い!3年E組赤羽カルマ!」
守山「暗闇に潜む悪い奴らは全員俺が裁いてやるぜ!だが、面白い奴は悪じゃねぇ!カンパニー守山ヒロキ!」
若水「5人揃って!」
5人「影牢戦隊ワナダラケジャー!!(背後に爆発」
ジャクリン(ユ)「ワナダラケジャーって何なんwww」
ラミネート(アインス)「誰だああああああ!!レストランに核爆弾をぶち込んだ奴はあああああ!!!(怒」
おい、抜間さんサイドのクソガキトリオの一人とりゅーとサイドのモヒカンが組んで登場って何の悪夢だ。
奏「いやいやいや!流石にシャレにならない(ガゴン!」
リコ「奏!?」
突っ込みを入れていた奏の座っていた席が落とし穴の要領で開き、穴の中に消えた。それと同時に画面からキュアリズムが上から落下して挑戦者達と合流する。
若水「あ、因みにプリキュアの皆さんは今探索してる人がやられたら次の人に交代してくださいね。順番はこちらが勝手に決めて頂きました」
のぞみ(辻)「つまり、見つけるまで私達は参加するってこと?」
どうやらダメージで脱落することは無いが、その分プリキュア達は強制出動が課せられている。
それだけではない……。
ウィーン。
リコ(辻)「あれ?何このコンベア?」
蘭丸「いつの間に用意されたんだ?」
いつの間にかコンベアが用意されており、何かが運ばれてくる。嫌な予感がしつつも運ばれた物を待ち構える。
運ばれたもの:キュアフルーチェのフ○ーチェ半身浴(上)
八雲(いや確かに半身浴だけど……)
みくる(辻)(浸かる方、逆じゃね?)
上半身を某牛乳で作るおやつに突っ込んでるフェリーチェを見て、漸く気付いた一行。
今回のタイトル、クッキングパニックとは別に料理対決でもなく、ポイズンクッキングが暴れるわけでもない。そう……。
メタナイト「つまり、罠に落ちた奴を料理するって事かああああああ!?!?」
若水「ふははははは!ワナダラケジャーの仕掛けた罠は他にも沢山ある!せいぜい我らに料理されるが良いわぁ!」
ラリー&イギー「お料理されるプリキュアはぜひどうぞー!ウキャキャキャキャキャ!」
そう言い残し、ワナダラケジャーは去って行った。
さて、ここでレストランの内部を確認してみよう。
1階:前菜の間(エントランス) スープの間 魚料理の間 デザートの間 キッチン
2階:バルコニー 菜類の間 肉料理の間 主菜の間
響「だったら、1階と2階に別れて探そう。罠だらけのレストランで滅多打ちにされるなんて嫌だし;あたしは魚料理の間を行くよ」
メタナイト「私は2階のデザートの間だ」
ピース「私はキッチンを調べてみるね!」
リズム「私は肉料理の間を。にしても、強制参加するとは思わなかった……;」
メタナイト「ドンマイとしか言いようが無い;」
新たに加わったキュアリズムを加えてレストランを捜索しに行った。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.114 )
- 日時: 2016/09/26 20:20
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
魚料理の間
響「うわぁ、まるで水族館みたい」
足を踏み入れた魚料理の間は水槽が取り付けられ水族館の様になっていた。だが見取れている暇は無く、囚われたアイドルの捜索に専念する。
辺りを見回しながら数歩歩いた時だった。
ガゴンッ!
響「うわっ!?」
突然壁が突き出し、響を押し出そうとする。だが響は咄嗟に軸足に力を入れて堪える。幸いにもそれほど押し出される事はなかったが、次の瞬間せり出した壁の前の位置で振り子上のハンマーが襲い掛かり、更に落下地点と思える場所で電気を纏った槍が突き出した。
イギー(りゅ)「あー残念。やっぱ響には効かなかったか」
響「イギー!」
扉から現れたのは、いつも持っている杖とは違う、青い杖を手にしたイギーだった。
イギー(りゅ)「でもさー、どうせならオイラはアイマスの人達の方が良かったよー( ‐ω‐)≡з」
響「どういう事?アイマスって言うと……卯月ちゃん達だよね?何でまた?」
イギー(りゅ)「そんなの決まってんじゃん♪」
イギー(りゅ)「特殊能力の持ってないあいつ等を徹底的に罠に嵌めて悲鳴を上げる様を見て楽しみたいからwww」
響「悪魔か!?」
未央「あ、あの人怖いんだけど……;」
ロム(琴)「りゅーとサイドのコクッパ軍団の中でも問題児だからな……;」
ロージア(ユ)「SAN値をぶっ壊したクトゥルフ料理を作ったりとかの大問題を起したからね;」
イギー(りゅ)「とにかく色々探してみなよーまぁ、案外自分お近くの場所にあるかもしれないしさ。ウキャキャキャキャ!」
響「ま、待てー!」
慌てて追いかけようにも、イギーが帰り際に放ったボルトロックに阻まれ、逃げられてしまった。
響(オ)「苦戦してるみたいだね」
ビードロ(オーロラ)「お、響にこまち。もう回復したのか」
こまち「はい。シャマル先生に回復してもらいました」
どうやら前に時計塔から落下したプリキュアが復帰したようだ。画面は今肉料理の間とキッチンの2つを映しており、キュアリズムがある場所を捜索していると、響(オ)があることを思い出した。
響(オ)「あ、待てよ……」
イカ娘「何か思い出したゲソ?」
響(オ)「確か、4本の鉄塔で囲ってる所に罠があったんだ」
明日奈「本当?で、そこに立つとどうなるの?」
響(オ)「まず、拘束具が飛び出す」
リズム「うひゃ!?な、何これ!?」
響(オ)の言う通りに突然4本の塔の中心にいたキュアリズムが飛び出した鎖に縛られた。
理亞「次は?」
響(オ)「上に飛ばされる」
リズム「うひゃああああああ!?」
そしてこれまた言った通りにリズムがフリーフォールの要領で上空に投げ飛ばされる。空は晴れていたのになぜか今は見事な鉛色に一色の曇天だった。
響(オ)「で、トドメに雷に打たれた後、鉄塔の中心が落とし穴になって落ちる」
ドンガラガッシャーーーーン!!!
リズム「ぎゃああああああああああああああ!!!」
更に雷がキュアリズムを直撃し、立っていた床が抜けてそのまま暗闇へと消えていった……。
ダークイリュージョンでは天の裁きと人間大砲が好きです。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.115 )
- 日時: 2016/09/25 20:53
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
皆さんの知る『アレ』が始まります。
そしてステージに運ばれたのは……。
肉料理:キュアメロディのサンダーロースト。
デザート:紺桃赤の三色ワッフル。
那月「うわー。見事に料理されちゃったね」
ツキノ(ユ)「おいしそうなの……(じゅるり」
蘭丸「絶対に喰うぞー!(うがー!」
レミー(ヴァンガ)「特にこのワッフル、焼き加減が絶妙です……(じゅるり」
ホルミー(ユ)「やめなさい」
2種類のうち、メロディのは解るが、もう一方は一体何時作られた?そう思っていると、VTRが流れ出す。
若水『さぁやってきました!『若水の楽しいお料理実験』!主演は若水、アシスタントはりゅーとサイドのラリーです!』
ラリー(りゅ)『よろしくー!』
若水『今回のメニューは紺桃赤の三色ワッフル!材料は小麦粉、牛乳、砂糖、卵、バター……』
若水『そして活きの良い球体を3体ほど用意します』
カービィ&ワドルディ(。A。)
メタナイト『もごごー!』
ステージ観客「」
すんません、応答が無かったメタナイトがいつの間にか捕まっていました。
ここで一部、この後の事が理解してしまったが、若水は続ける。
若水『では、まず小麦粉、牛乳、卵、砂糖を混ぜて生地を作ります』
ラリー(りゅ)『そして別途では球体を適度に麺棒で叩きます』
カービィ『げろげろげろげろげろ(^q^)』
ワドルディ『ぶえぶえぶえぶえ(^q^)』
メタナイト『ぐえぐえぐえぐえ(^q^)』
ラミネート(アインス)「いきなり何やってんだ!?カエルが潰れたような音を出して気持ち悪いな!」
麺棒で滅多打ちにした後、ラリー(りゅ)が球体に混ぜた生地を口に捩じ込みリバース防止の為に口を縛る。そして熱々のワッフルメーカーを用意し、カービィをワッフルメーカーで挟み付けた。ワッフルメーカーで焼く行程で「アジスぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」とか「アベバぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」とか「ヒヤシンスぅぅぅぅぅぅ!!」とか聞こえたが気にしない。
そして焼きあがった球体にクリームやらハチミツやらを掛けて出来上がり。完成したのは……。
桃色ワッフル「ワタシハピーチアジノキュウタイワッフルデス。レギュラーナアジガニンキデス」
赤色ワッフル「ワタシハイチゴトサクランボアジノワッフルデス。サワヤカナサンミガニンキデス」
紺色ワッフル「ワタシハブドウトブルーベリーアジノワッフルデス。メニモヨクテ、アジモオイシイデス」
若水&ラリー(りゅ)「球体仕込みの三色サクフワワッフルの完成です」
まともな人達( Д) °°
動じない人達「わー」
ちょっと待て。某旦那のお家芸たる和菓子の刑がこんな形で応用&悪用ってアリかオイ。つまり、こっちのメタナイトとカービィとワドルディが捕まってワッフルにされたのか。しかも、被害者はのりはサイドと違って無害な球体……;
そして同時に、レミー(ヴァンガ)とツキノが近付いている事に気付き、慌てて止めに入る。
カレイド(琴葉姫)「ツキノぉぉぉぉぉ!!それ食っちゃいかあああああん!!!」
ツネト「レミーちゃんも食べちゃダメだあああああああ!!!」
ツキノ(ユ)「嫌なのー!絶対食べるー!」
レミー(ヴァンガ)「おいしくないワッフルなんて存在しませんわー!」
ケイ「いや、それ見た目だけでも絶対不味いって解るから!ってか、元に戻るのかこれ!?」
リューズ「水に漬ければ元に戻るんじゃないか?」
カル「そんなしいたけじゃあるまいし!」
リサ「待ってwwwジャパンで噂になってた和菓子とまさかの遭遇ってwww来て良かったwww」
†
キッチン
ピース「うーん、ここにはあまり手掛かりは無いなー……」
手掛かりを探すピースはキッチンを粗方探したらしく、次の場所へ行こうとしていた。が、ふと廊下に出ると皿に置かれたエビを見つける……って、明らかに罠だよな、これ?
ピース「こんなところにエビが!イカちゃんのお土産に良いかも!」
お土産に持って行こうとした時、キッチンに通じる扉が突然閉じる。
ピース「え?」
カルマ『只今より爆速エビフライの調理を開始します。廊下に立っている方は速やかに部屋に避難してください』
ピース(°Д°;=;°Д°)え?え?
突然の放送におろおろするキュアピース。彼女が状況を理解する前に扉が閉じられ、そして……。
バゴォォン!!
ステージにいた全員「!?!?」
衝撃音がステージに響き、全員が一斉にそちらを向く。どうやら何かが衝突したらしく、壁が倒れる。それは……。
主菜:キュアピースの爆速フライ
フロート(江西)「爆速クッキングを実際にやりやがったああああああ!?!?」
※爆速クッキングとは?
某料理番組の様な雰囲気で普通のご家庭でも作れる料理を普通のご家庭では用意できない装置を使い、普通のご家庭では絶対にありえない速度で料理するムービーである。因みにムービーはエビフライと餃子があり、実際に食べてるシーンもある。良い子である読者の皆さんは、3秒クッキングを用意できる状況であっても絶対に真似しないでください。
一応言っときますけどこれ、回線速度のムービーです。何があって料理と繋げたんだオイ。
ピース「あの、エビは無事だったけど、イカちゃん食べる?」
イカ娘「エビは頂くがまずその衣をどうにかするでゲソ」
みらい(辻)「このままじゃフルコース全部仕上がっちゃ——」
リコ(辻)「リコ!?」
キュアピースが帰って来て早々に辻宗サイドのみらいが落下。強制的にレストランに呼び出された。
オーロラさん、琴葉姫さん、キュアピースファンの皆さん、申し訳ありませんでしたOTL。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.116 )
- 日時: 2016/09/25 20:54
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
ミラクル「まさか呼ばれるとは……どこだろここ?」
キュアミラクルが落とされたのはスープの間だった。内部は装飾用の盾が並べられており、鍋のフタに思える。テーブルもまるで錬金術で使いそうな鍋をひっくり返したように見える。そして部屋の中央にはなぜか巨大な水槽がぽっかり口を空いていた。
ミラクル「とにかく、調べてみないとね。もしかしたらここに手掛かりが潜んでるかも」
強制参加されては仕方が無い。自分も捜索に加わり、スープの間を調べてみる。だが最後に水槽を調べている時だった。
ミラクル「えーっと、ここは……『カチッ!』ん?」
ガボンッ!
ミラクル「もぎゅ!?」
突然頭上からカボチャランタンが落下。すっぽりとミラクルの頭に填ってしまった。突然の事にパニックに陥ってふらふら前進するが、足元は細い平均台の上。落ちるのも時間の問題だろう。
ガトンッ!
ミラクル「ぬぎゃ!?あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ!?」
と、思いきや、いきなり平均台が2つに分かれてミラクル水槽の中にダイブ。水槽の中身は水ではなく沸騰したお湯であり、落ちたショックで頭に填っていたカボチャが落ちる。だが、それだけでは飽き足らないのか、上からカボチャと玉ねぎと固形キューブのコンソメがキュアミラクルの頭上に落下する。
ミラクル「熱い痛い熱い痛い熱い痛い!は、早くふちに上がらないと……!って、なんか降ってきたー!?」
必死に鍋の縁に向かおうとするミラクルに追い討ちを掛けるように牛乳が降り注ぎ、トドメに鍋の底のヘラ装備のマンリキスピンが作動し、鍋の中をぐるぐるにかき回した。
ミラクル「ぶぐぶぐぶぐぶぐぶぐぶぐ……」
そのままキュアミラクルはポタージュの中に飲み込まれていった……。
スープ:見習い魔女のパンプキンポタージュ
なお(オ)「うわぁ……;丁重に料理されちゃった;」
シャマル「相手が相手だから、どんどん料理されちゃってるよ……;」
未来「ねぇ、響はどうしたの?まだ一度も映ってないよ」
タクト「えーっと今は……魚料理の間を出てバルコニーにいるようですね」
タクトが響のいる場所のカメラを起動させた。映っていたのは……。
響「ぎゃあああああああ!!!」
ステージの全員「響ィィィィィ!?」
すいません、コンベアの流れに逆らうように必死に走っていました。後ろには機械仕掛けのワニがおり、転んでしまうとワニの餌食になってしまう……!
†
響「ああもう!こんな所で時間を食ってる場合じゃないのに!てぇい!」
コンベアを走っていた響がキックの勢いを利用して上空へと逃げる。そして上のバルコニーに着地し、何とか事無きを得る……ん?上のバルコニー?
響「あれ?ここって3階建てだったの?」
どうやら3階建てになっていたらしく、偶然飛び上がった場所がそこのバルコニーだったようだ。中に入ってみると食材倉庫らしく、人の気配が無い。
響「あ、待てよ……」
何を思ったのか、急に生命探査装置を起動させる。数秒ほど待っていると、検査結果か画面から出て、この階には自分以外の生命反応が一つだけなのを知る。
響「ひょっとしたら……!ちょっと探してみても良いかな?」
試しに捜索してみるが、罠もなければ鏡もない。
ハズレかと思われたが、広い部屋である板切れを見つける。
響「この板切れ、なんか文字があるみたい……えーっと、ヒント……ボード?」
どうやらヒントが書かれたボードを発見したようだ。内容は黒字で3階は薄暗いので読む事が出来ない。一旦下に降りて読もうとする。
カチッ!
響「ぎゃあらららららららら!?!?!?」
突然放電タワーが出現し、響を挟むように電流の壁が走る。どうやら罠に引っ掛かってしまったようだ。それと同時に陰に隠れていた守山ヒロキが長靴を装備して現れた。
守山「ハーッハッハッハ!ここに来た事は褒めてやろう!だが、ここに罠がないと思ったのは抜かったな!そんなお前にこれをプレゼントだ!」
指を鳴らすと同時、箱状の物から炎が吹き出す。そして備え付けてあった滑車で休息に滑り……!
守山「必殺!熱血雷鳴ターザンキィィィィィィィィィック!!!」
響「ごべばあああああああああああ!!!!!」
箱から吹き出した炎を長靴に纏い、強烈なドロップキックが炸裂。動けない響に直撃。そのまま窓を突き破って響は落下していった……。
まさかのトラップ。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.117 )
- 日時: 2016/09/25 20:58
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)
響「ぜぇ……ぜぇ……」
メタナイト「や……やっと戻ってこれた……」
罠の洗礼で追い出された2人が漸くレストランの前に戻ってこれた。再びレストラン内部に入った所で辻宗サイドのキュアマジカルとオーロラサイドのキュアハッピーと合流する。
ハッピー「どうだった?」
メタナイト「何も。スイーツの間を調べてたらいきなりクレーンに捕まったぞ;」
響「私は3階でヒントボードを見つけたよ。下に行こうとした矢先にキックを喰らってさ;」
マジカル「私とハッピーも色々探したけど、手掛かりらしき物なんて……」
エントランスに集まった4人は今まで集めた情報で推理する。そして響きの持ってきたヒントボードから情報を得ようとした。
メタナイト「……内容は『罠を仕掛けし者達が集まりし言葉と場所を思い出せ』と書いてある」
ハッピー「罠を仕掛けし者?ワナレンジャーの台詞の事だよね?えっと……」
思い返してみると、暗いところの確認や周りをよく見ようなどと言っていた。そしてあの場所は入り口すぐのエントランス……。
ヒントボードからのヒントを得たメタナイトは、何を思ったのか扉に取り付けられた鏡に注目する。
メタナイト「お前たち、合図をしたらすぐにこの部屋を探し回れ」
いきなりの指示に訳が解らなかったが、すぐにメタナイトが生命探査装置を起動。5人の存在が検査結果で現れると同時にキュアミラクル、キュアハッピー、響が辺りを急ピッチで捜索する。そして電源が落ちると同時にメタナイトが3人に尋ねる。
メタナイト「——どうだった?」
響「探してみたけど、どこにもいなかったよ」
メタナイト「こちらは電源が切れるまで5人のままだった……つまり……!」
マジカル「いるとしたら、鏡に閉じ込められた人……!?」
それ以外考えられない。周囲を探しても鏡があるのは扉に填めてあった。
ハッピー「えーっと……あ!これ取り外せるよ!」
響「やっぱり!多分黒幕の一味の人が攫ってって、ここに鏡を取り付けたんだよ!」
慎重に鏡を取り外し、鏡の角度を変えて中に誰かいないか見てみる。
マジカル「……あ!人がいる!こっちが本物よ!」
メタナイト「よし!幸いすぐ近くだ!脱出するぞ!」
幸いにも出口の傍に鏡があったので、罠だらけのレストランから脱出できた。
ミッションクリア!
†
響「ただいまー……;」
メタナイト「つ、疲れた……;」
武「お疲れさん。じゃあ早速……」
すぐに鏡の封印を破り、中に閉じ込められていた弥富サヤを助け出す。そして、運命の結果発表……!
ラリー(りゅ)「さぁ待ちに待った結果発表〜!」
イギー(りゅ)「クリアタイム15:57、ファインプレーA、未使用アイテム有ボーナス」
ラリー(りゅ)「更に、キュアフルーチェのフ○ーチェ半身浴を除き、肉料理キュアリズムのサンダーロースト、スープ見習い魔女のパンプキンポタージュ、主菜キュアピースの爆速フライ、デザート球体の三色ワッフル。以上4品の完成により得点がマイナスされる。結果は……」
モヒカンs(りゅ)「あー、残念。クリアランクSでハンター放出なしだ(´Д`)」
クリス「何で残念がるんだよオイ(・ω・#)」
戦闘ミッション2:ハンター放出阻止。
「おまけ1」
MZD「おーい!」
八雲「MZD、どうした?」
MZD「パークを見回っていたんだが、レストランの傍のゴミ箱の中でこいつを見つけたんだ」
彼が背負っていたのはボロボロになった見知らぬ男だった。恐らく黒幕の一味だろう。
カルマ「あ〜、その人。逃げてきたから実験に丁度いいと思って、ウチの不憫組と一緒にワナに嵌めてみたんだwww」
八雲「容赦ねェな!捕まえてくれてありがたいけど!」
「おまけ2」
みゆき「ねぇ、聖良ちゃんの声ってあかねちゃんの声に似てるよね」
聖良「そう?余り気にしてないけど」
やよい「じゃあさ、キュアサニーの口上を真似てくれますか?」
聖良「え?じゃあ——しんしんと降り注ぐ聖なる雪!キュアスノー!」
理亞「に、似合いすぎる……!」
れいか「確かに違和感がありませんね。ですが、残念です……」
理亞「残念って何が?」
れいか「だってそうじゃないですか……」
れいか「彼女がプリキュアに加わったら桃、黄色、緑、青、白になってしまうではないですか!!」
スマプリチーム「な、なんだってー!?」
みゆき「確かに一大事だよ!赤がいない!」
あかね(オ)「そないな事、考えたことあらへんかった!」
ビードロ(オーロラ)「プリキュアにとって一大事だぞこれは!」
理亞&聖良「……;」
理亞「どうします……?」
聖良「ほっときましょう……;」
ボス情報。
『影牢戦隊ワナレンジャー』
シュヴァルティアレストランを占領した5人。りゅーとサイドのダブルモヒカンと抜間サイドの赤羽カルマ、八雲サイドの守山ヒロキと若水ソウスケによる特撮物のノリで結成したグループ。
全員が重度のギャグカオス好物組であり、トラップ開発や研究に余念が無い5人が揃っているので、ある意味ボスの中では最もタチが悪い。誘拐した黒幕の一人と抜間サイドとりゅーとサイドの不憫組を実験台に使い、偶然来た北条響と秋元こまちも罠にかけ、ミッション挑戦者には最大級のおもてなし(と言う名の罠祭り)で迎え撃つ。
「あとがき」
今回のボスはゲストも含まれていました。抜間さん、りゅーとさん、ありがとうございました。あ、抜間さんのキャラの出番はこの次にありますよ。
で、この話の元となったのは、影牢というトラップゲームが発端でした。当初動画を見ていた作者は、「罠を使って料理とか出来ないかな?」なんて思い、今に至りました。
なお影牢とはゲームシリーズであり、特殊な能力を持つ主人公が屋敷や城に入った侵入者に罠を張り、それを起動させて撃退していくゲームです。罠の種類には普通なら死んでもおかしくないものや、「何でそれを罠にした」と突っ込みを入れたい物まで存在する。しかも、ステージの一部は崩れたり爆発したりする物があるのでそれを利用してダメージを与えることも。
では長くなりましたが最後に一言。旦那、あんたの和菓子技ウチの人が悪用してゴメンOTL。
感想おkです。
次の話はあの人相手に果南が暴走!?