二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.137 )
- 日時: 2016/10/29 23:06
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: W16flDsP)
4回戦目。
今回はしょっぱなからネタバレしますwwwあと、長いので注意。
ビードロ(オーロラ)「さて。気を取り直して次の戦いだ!今度の場所はミラージュアイランド南エリアの鏡の城!」
李里香「あ!あのお城ね!」
次なる場所は南エリアの巨大な城だった。城の内部になにかあるのだろうか。この城に参加する者は……。
ビードロ(オーロラ)「紫之宮カイト、ログ・リンドレイ、園田海未、黒澤ダイヤ、暁切歌、月読調、来栖翔、矢澤にこ!——って、にこ!?」
ビードロ(オーロラ)以外「!?」
今回選べれたのは8人。だが、問題は最後に選ばれた矢澤にこだった。彼女は前回目覚めたばかりで体調も優れていない。そんな状態の彼女を先頭ミッションに出すほど作者もバカではないが、すかさず海未が抗議に入る。
海未「待って下さい!にこは今医療室にいるんですよ!大体なんで目覚めたばかりの彼女がいきなりこれに参加しなければならないんですか!?」
ダイヤ「その通りですわ!幾ら作者でも限度と言う物がありますわよ!」
八雲(?)「何言ってるの!オマエラはもう選ばれちゃったの!それに、来栖クンと矢澤サンにはどうしても出てもらわないといけないからね!これは決定事項です!ポチッと!」
にこ「うぎゃああああああああああ!?!?」
抗議を進めるが、八雲(?)が普段とは違い勝手な独断によりスイッチを押す。するとどこから首輪付きの鎖が飛び出し、途端ににこを引き連れてきた。
改めてアイテムを得る為のガチャマシーンを起動する。アイテムは……。
モノクマコイン×6と導(しるべ)の手帳を手に入れました!
ダイヤ「コイン?何でお城にコインですの?」
カイト「実はあのお城、巨大なゲーセンでした、なんてのは無理があるか」
翔(ユ)「当たり前だ」
カレイド(琴葉姫)「因みに導の手帳は謎に関するヒントを教えてくれるってさ(説明書を読んでる」
ログ「ゼルダシリーズの様なナゾトキ要素か。一筋縄ではいかんようだな」
切歌&海未(何だろう、あのコインのマークに見覚えが……)
幾つもの謎が浮かぶ中、8人はサークルへと入る。そして、今回の戦闘の舞台へと転送された。
†
ダイヤ「ここは……どこかの部屋のようですわね」
到着した場所は城の内部のある一室だった。見た所城の一室らしく、本棚にピアノ、ベッドと質素な部屋だ。恐らく使用人か下働きの部屋だろう。
早速この部屋を捜索する8人。すると海未がある物を発見した。
海未「これは、カフスボタンでしょうか?」
翔(ユ)「どれどれ……って、これはカミュの衣装のボタンだぞ!?」
カイト「カミュって言うと……確か今も連絡が取れてないんですよね?何でそんな人のがここに?」
切歌「本も変なのばっかデスよ。ほらこれ」
にこ「何々?タイトルは……逆転の交錯?」
切歌がログ達に見せたのは『逆転の交錯』と呼ばれる一冊の本だった。何気なく受け取った海未が開いたその時だった。
ぐわばっ!!
海未&ダイヤ「え?」
突然サメの様な牙を生やして開いたかと思いきや、海未とダイヤを一口で飲み込んだ。そして立て続けに他のキャラ達も次々に喰らい、ついに最後の一人を喰らうとまた先ほどと同じ様にぱたりと意思を無くしたかのように床に落ちた。
巌二(ユ)「ちょちょちょちょちょ!食べられちゃったんだけど!?」
ルビィ「おおおお姉ちゃああああああん!?」
穂乃果「だだだ大丈夫なの!?ううう海未ちゃんとにこちゃんが!!」
キルン(江西)「ちょっと待って……大丈夫だ、あれはどこか別の所に飛ばされたらしい」
音也(ユ)「紛らわしいなオイ!?」
食べられたと思いきや、どうやら別の場所に飛ばされたらしい。
紛らわしい展開に音也(ユ)が大声でツッコミをする中、八雲が勝手に指示を出す。
八雲(?)「んじゃあ僕はこれで、一応忙しいからね。あと、整理券は配っといたからオマエラ、時間になったらその席に座るように!」
翼「おい待て!ここはどうするつもりだ!?」
勝手な指示ですぐにステージを去る八雲。翼が止めようとするもすぐに出て行ってしまった。
そして同時に、ステージに誰かがやってきた。
八雲「たっだいまー。あーもう本当にどこ行ったんだあいつは……」
ラミネート(アインス)「あれ?作者?」
八雲「ん、どうしたの?」
なんと、さっきステージから降りたはずの作者八雲が別の方向からステージに戻ってきたのだ。最初の八雲が向こう側に行ったのに対し、もう一人の八雲がこっちに来たのはその数分後。その時間ではこのステージの廊下を一周する事はできない。
真斗(ユ)「いや、さっきにこを無理矢理先頭ミッションに参加させたんじゃないのか?」
八雲「はぁ?病み上がりの奴をそんなのに向かわせる訳無いだろ?大体俺さっきまで俺は電話使ってたんだぞ」
作者はさっきまで誰かと電話をしていたらしい。つまり、その時間にこのステージにはいなかったと言う。と言う事は、さっきまでの八雲は……?
さっきの感想の最後を見ればこのフラグが解ります。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.138 )
- 日時: 2016/10/29 23:08
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: W16flDsP)
ログ「……?」
次に目を覚ますと、そこはどこかの建物の中だった。だが、内装が全く違っており、明らかに城の内部では無いと判断する。点呼を取るとダイヤ、カイト、切歌、にこがいない。あの本の怪物に飲み込まれた際にはぐれてしまったのだろうか。
身の回りを調べていると、てんびん座のマークが刻まれたバッジを付けているのを見つける。ポケットから携帯を取り出して連絡しようとした所、誰かが怒声交じりに呼び止められる。
?「おい!お前たち一体どこから忍び込んできた!?」
ログ「あ、ああ。申し訳ありません。俺たちは怪しいものじゃ……」
?「やかましい!ガキ共はとっとと出て行けェェェェェ!!」
一切聞く耳持たずの怒声を上げ、建物の外に追い出されてしまった。改めて門前で今の状況を整理しようとする。
調「あそこまで怒鳴らなくても良いのに……」
?2「君達一体どうしたんだ?」
そんな中、一人の大男が彼らに尋ねてくる。巨体の代わりに性格は割りと外交的なようだ。
ログ「いえ、何でもありません。あなたは?」
大庭「俺はここの生徒だった大庭安彦(おおばやすひこ)だ。お前ら、雷蔵教授に追い出されただろ?」
翔(ユ)「ど、どうしてそれを?」
大庭「稲光雷蔵(いなびかりらいぞう)教授だよ。この大学じゃ有名な鬼教官だからな。それに、先週の“あの事”もあって随分気が立ってるみたいだし」
ログ「あの事?」
大庭「いやいや、こっちの話だ。俺はこれから用事があるからこの辺で」
短い会話の後、すぐに大庭はどこかへ向かってしまった。
調「で、どうする?切ちゃん達に連絡する?」
ログ「いや、その前に寄りたい所がある。——すみません、図書館の場所を……」
どうやら連絡する前に大庭の言っていた『あの事』が気になったらしい。すぐに図書館へと向かったのは先週までの新聞があると踏んでいたのだろう。住人から聞いたその図書館に行くと、ログの予想通り新聞が見つかり、問題の記事もすぐに見つかった。
翔(ユ)「事件が起きたのは先週の金曜日、同窓会の最中に被害者の稲光轟(いなびかりごう)君の遺体を火野海(ひのうみ)アツシさんが発見したそうだな。『遺体は雷蔵の部屋の中』で、死因は絞殺らしい。警察は殺人による物と判断して現在犯人の捜索を行っている模様……稲光?」
海未「被害者はまだ10歳の子供……なんて惨い事を……」
調「多分、さっきの人の子供だと思うけど……そうだ」
事件の記事を見た調は、出発前に貰った導の手帳を使い、白紙のページに『稲光轟を殺した犯人は?』と書き込む。そんな率直な質問に反応しないだろうと誰もが思ったのだが、調の書いた文字が意思を持ったかのようにひとりでに動き出し、事件のヒントを記す。
『実行犯は宍当仁縁(にくとうにぶち)。真犯人は手を掛けた後』
翔(ユ)「……誰?」
ログ「知るか;仕方ない。こっちは後回しにしてここで何をするか手掛かりを探すか」
調「切ちゃんにも連絡をしないと。携帯は……うん、通じる」
訳の解らないヒントは後回しに、合流と今回やることの手掛かり集めをしようと調が切歌に電話をする。
だだし、通話したタイミングが悪かった。
調「あ、もしもし切ちゃん?」
切歌『調デスか!?大変デス!』
調「?なんか落ち着きが無いよ?どうしたの?」
切歌『どうしたもこうしたもないデスよ!』
切歌『殺人事件デス!あたしらの目の前で!!』
調「……は?」
殺人……!?
感想まだ。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.139 )
- 日時: 2017/05/07 20:37
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: a5L6A/6d)
学校内部。
切歌からの連絡を受け、すぐさま学校へと向かう4人。到着した所、事情聴取を終えた所なのか、カイト達がある一室から出てきた。
海未「どうしたんですか、殺人って……!」
切歌「あたしに聞かれても解らないデス。ガールズバンドの一人が差し入れのシュークリームを食べたら、急に倒れて……」
翔(ユ)「ん?他はどうしたんだ?」
カイト「ダイヤさんは死体を見てグロッキー、にこは熟睡。3年生が揃いも揃って役立たずで困ります」
ダイヤ「誰が役立たずですって?」
カイトが毒舌を交えて状況を説明していると、ダイヤとにこが不服そうな顔でやってきた。
海未「大丈夫ですか?倒れたと聞いたんですが」
ダイヤ「正直まだ完全とはいえませんが……倒れっぱなしって訳にもいきませんわ」
ログ「流石だな。早速だが状況を説明してもらえるか?」
にこ「それが……」
にこ「にこ、あの時爆睡してて全然覚えてないのv(・ω<)v☆」
ログ「貴様のそのふざけた態度を正さなければならないようだな(怒」
ダイヤ「にこが寝ていたのは事実ですわ;私が説明いたします」
爆睡していたにこに代わり、ダイヤが説明を行う。今もあの事を思い出しているのか、顔を青くしながらも事細かに事件の全容を説明する。
そして説明を終えた時に解ったのは以下の通りだ。
1.被害者はガールズバンド“スナップ・パーティ”のギター、西園紗枝(にしぞのさえ)。死因はシュークリームに混入された毒物によるもの。
2.カイト達と会い、新曲のお披露目がてらの即席ライブの後で差し入れのシュークリームを真っ先に食べた直後に突然倒れ、カイトが調べた所死亡が確認された。
3.他のメンバーである息吹彩沙、西込美里華、新ヶ谷愛、小原鞠莉が言うには、数日前から楽器の調子がおかしいので彼女らの面倒を見ている『火野海アツシの元に楽器を預けいた』らしい。
4.問題のシュークリームはことりのバイト先でもあるスイーツ店の定番品でもあり、紗枝の好物でもあった。
5.バンドの立ち居地は『スナップ・パーティの5人は窓側、カイト達は廊下側にいた』。シュークリームは『バンドが始まる直前にことりが差し入れを持って来た』模様。
6.鞠莉はダイヤが、ことりは切歌が問い詰めたが鞠莉はスナップパーティのメインギター、ことりはケーキ屋のバイトだった記憶に改ざんされている模様。
穂乃果「なるほど……って、鞠莉ちゃんとことりちゃんがいるって事は、この2人が事件に関わってるの!?」
千歌「しかも改ざんって……!?」
八雲「それもショックだと思うけど、問題はどうやって毒を一人だけに持ったか、だろ?」
ロム(琴)「つーか、さっきの新聞に載ってた奴の名前が出てたぞ!」
レン(ユ)「翔の奴も大丈夫なのか……?」
翔(ユ)「……一番妖しいとなると、ことりくらいか?」
ログ「警察も彼女を有力な容疑者として挙げているらしい。だが犯人では無いだろう」
にこ「何で解るの?」
ログ「動機が不明瞭である以前に、殺害方法も不明。その差し入れ、中身がひとつだけだったなんて無いだろ?」
カイト「ええ。持って来た本人も『5人分足りない!』って泡食ってましたよ、鳥の癖に。それにその火野海って人、本業が医者の癖に楽器の手入れとかを受けていたそうですよ」
まず火野海に対して話をしようと決まり、取り調べも終わったであろう彼に話を聞こうとした時、カイトが全員を止める。静かにグラウンドを指すと、群衆の中で一人目立つ少女を見つける。すかさず海未と真斗が少女を追おうとするが、それより早く少女は逃げてしまった。
卯月「ねぇ、今の子って……?」
レン(ユ)「知ってるの?誰?」
凜(アイマス)「ううん、まだ確証は無いわ。けど……」
一方、火野海に事情を聞くことにした8人。探していると丁度事情聴取を終えたらしく、30代の赤いメッシュの男性が部屋から出てくる。彼もショックが隠せないのか、顔をやや青くしながらも話に応じてくれた。
火野海「そうか。紗枝の事で……実は数日前、彼女の弦が突然切れてしまってね。私が預かって直していたんだ」
海未「ですが、本業は医者ですよね?かなり忙しいのに、よく楽器の修理を受けましたね」
火野海「なあに、私は開業医さ。色々苦労したけど、今じゃこの街一番の医者だよ」
ログ「では話を変えましょう。雷蔵教授への怨恨を持つ人物に心当たりは?」
いきなりあの事件に首を突っ込む発言に火野海が僅かに反応する。だが、悟られまいと表情に出さず、他人事の様に会話を続ける。
火野海「何故そんな事を?」
ログ「いえ、ちょっとした憶測ですよ。態々当人を殺さず、その人物を追い詰めた挙句最後に手に掛ける、と言うのはよくある話ですからね」
火野海「私には心当たりはありませんね。かなり厳しい印象でしたが、私としては為になることも多かったです。まぁ、一部は雷親父とか呼ばれて疎ましく思われていたそうですけど。この前の同窓会は私と教授を含めても15,6人位でしたから」
その後、火野海の話から得られる情報はここまでと判断し、話を切り上げて彼と別れて次の情報を集めようとした。その時、背後から呼び止められる。振り返るとやたらキザったらしい青年だった。
?「おいこら!何をやっている!ここは立ち入り禁止だぞ!」
カイト「ここの生徒さん?」
?「なんだと!?この現場で俺を知らないとは……!いいだろう、特別に教えてやる!」
大袈裟にリアクションをとる刑事らしい青年はすかさず懐から手帳を取り出す。しかもただの手帳ではない。それは紛れもない警察手帳だった。
六出茂「六出茂内戸(ろくでもないと)、この現場を任された天才刑事だ!」
カイト「妙に小物臭漂わせてる割に凄いですね」
六出茂「親の力を使ってこの地位に上ったのだ!」
8人「なんだ、ただの道楽者か」
六出茂「うぉぉぉいッ!?」
オイwwwなんだこの掌返しはwww親の脛齧りと知った途端冷ややかな反応をすんなwww
海未「大体その歳で親に頼っていては碌な大人になりませんよ」
ダイヤ「自分の力より他人の権力を使ってのさばるのはダメ人間のいい見本ですわ」
翔(ユ)「碌な覚悟無の無い奴なんて大抵後悔するだろ。今すぐ修行に行って来い」
切歌「あたしらなんて子供の頃から親がいないようなものデスよ。色々あって今があるんデス。もっと自分の力に頼るべきデス!」
ログ「暁、それはナスターシャや調やマリアに頼らないって言ってるのと同じだぞ」
切歌Σ(・ω・;)
六出茂「何この言葉のナイフ!?切れ味良すぎて痛いんだけど!?」
カイト「ともかく、話をさせてくれます?」
六出茂「ふ ざ け ん な。一般人に教える訳無いだろ」
言葉のリンチによって沢渡のライフは既に1桁になっていた(笑)。沢渡のダメージはともかく、改めて話を聞いてみる事にするが、六出茂の方も刑事としての勤めを最低限理解しているのか、話そうとしない。
にこ「にこに大切な情報、教えてくれますか?(上目遣い」
六出茂「よし、今からこの俺が教えてやろう!」
すいません、あっさり掌返して情報を公開しましたよこのザル刑事は。お前に刑事の責務は無いのか。だが、ナレーションを無視して沢渡は情報を伝える。
六出茂「検察から、毒物反応は『被害者の指とギターのフレットの辺りの弦』から検出された。んでもって、食べかけのシュークリームからも少量検出されたらしい。ついでに使われたのは青酸系。相当強力な毒だそうだ」
武「フレット?楽譜で小文字のbの文字みたいな奴か?」
しずる「それはフラット。ギターの突出した所で、音階を調節する所よ。琵琶や三味線にも似たような箇所があるわ」
詳しい検死結果結果を聞いた後、次の場所へと向かおうとした時、再び六出茂が止める。
六出茂「待ちな!そのお嬢さんの為に特別にもう一つこの俺が教えてやる!」
翔(ユ)「もう一つ?一体なんなんだ?」
六出茂「実はこの町のどこかで、『薬の密売』をしているらしい。商品は大抵が毒物で、俺らも捜査してる所だが、まだ手がかりは無い。それと、退弁護士がお前らを探してたらしいぞ。お前らを見つけたら琥珀旅館に来いって言ってたってのを小耳に挟んだからな」
そこまで言うと六出茂は漸く現場へと戻っていく。そして、現場からの帰りの談話で……。
カイト「あの人、にこに興味あるみたいでしたね」
調「ロリコンだね」
にこ「そこはこのスーパーアイドルにこちゃんのかわいさを褒めて——おっとと……ぎゃんっ!」
ログ「大丈夫か?」
突然にこがふらつき、信号機の鉄柱にぶつかる。悶絶するにこを見てまだ体力が回復しきっていないだろうと判断したのか、今回は琥珀旅館に戻ろうと海未が提案。7人も賛成し、琥珀旅館へと向かっていった。
1日目終了。
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.140 )
- 日時: 2017/05/07 21:00
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: a5L6A/6d)
2日目。
切歌「にしても、今回はあの事件の解決デスかね?」
調「多分そうかも。鞠莉とことりの容疑を晴らして真犯人を見つける。良くある事だよ」
ダイヤ「とはいえ、犯人もトリックも全然つかめていませんわ。今回はことりさんから事情を聞かないと……」
海未「動機が不明瞭なら、もう解放されてもおかしくないでしょう。私達はそこに行きますよ」
切歌「賛成デス!あとは海未とにこを呼んで……」
女将「どうしました?」
早速海未とにこを呼びに行こうとした時、琥珀旅館の女将が4人を呼ぶ。
調「女将さん?」
女将「あなた達にこって子を探してるんですよね?だったらさっきカイトさんが部屋に連れ込んでましたよ」
女将の台詞により慌ててその部屋に向かう3人。部屋に連れ込んだと言う事は、まさか恋愛沙汰に……?そんなことを思いながらもダイヤと海未が顔を真っ赤にして扉を開ける。
ダイヤ&海未「ちょっとあなた方!こんなところでそんな破廉恥な——」
カイト「うん?」
にこ(´;ω;`)ダレカタスケテェー……←ギロチン台の上に寝そべられてる。
4人「」
すいません、恋愛沙汰ではなく拷問沙汰でした。今にこは台の上で動けないように全身を縛られ、カイトは他人事の様に読書中。にこの真上にはギロチン台があり、その刃にはケチャップの跡がべっとりと……;
調「一応聞くけど、何してるの?」
カイト「不審者の拷問です(きっぱり)。んで、どこまで知ってるか吐いてくれますか?嫌ならいいですよ、そのまま身体が上下にバッサリ切り落とされるだけですから」
海未「髪降ろしただけで昨日のにこと別人に見えるんですか!?」
切歌「いや、流石に止めた方が良いデス「あ、血抜きしとくんで血の処分はお二人に任せます」前言撤回、ぜひぜひどうぞ」
ダイヤ「止めさせなさい!にこを拷問するのを!」
そんなこんなで何とか誤解を解いてにこを解放し、ログと翔を加えた後朝食をとる。その間、海未は洗面台で提案したことをログに話す。そして情報集めの一環にニュースを見てみる……。
Nキャスター『次のニュースです。先日亡くなった西園紗枝ちゃん17歳の事件で、新たに青酸系の毒物の瓶が発見されました。場所は——』
翔(ユ)「昨日のか。毒物だけ解っても意味は無いのになぁ〜……」
毒の件は先日沢渡から聞かされたので意味は無い。他の番組にやってないかとチャンネルを変えようとした時、更なるニュースが出てきた。
Nキャスター『緊急速報です。つい先程入りましたが、火野海診療所で、大庭安彦さんが死亡しているのが発見されました。死亡推定時刻は昨日の午後10時頃であり、事件性の高い物と警察は——』
ログ「大庭……?アイツか?」
Nキャスターの言葉にログは昨日のあの大男を思い出す。よもやあの大男が第二の被害者になってしまうとは思わなかっただろう。だが、Nキャスターの次の言葉に、8人——いや、これを見ている全員が更なる驚愕の底に突き落とされる。
Nキャスター『そして、アナスタシアさんが逮捕され、2つの事件及び先週の稲光轟君の事件も殺人事件とみなして捜査を続けている模様です』
8人「は?」
テレビを消し忘れてるのを忘れる程に衝撃を受け、固まる8人。そして数秒後、我に返ったログが7人に指示を出す。
ログ「矢澤と切歌は例のケーキ屋に向かえ!海未と調は留置所、ダイヤとカイトは火野海診療所へ、俺と来栖が表通りのアリバイを調べてくる!各自解散!」
7人「イエッサー!」
女将「診療所は西、東が留置所で北に行けば表通りとケーキ屋です!」
すぐにクモの子を散らすように飛び出して現場へと向かっていった。ちょっと待て、女将さんはいつ出てきた?
キルン(辻宗)「あの、何で呼ばれた人達ツッコミ入れないの?」
八雲「気にしたら負けです」
- Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.141 )
- 日時: 2017/05/09 09:07
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: a5L6A/6d)
本編ラスト。
裁判所内、第3控え室。
すんなりと入れた2人は、そこで今回の容疑者として逮捕されたアナスタシアと出会う。
ダイヤ「本当ですの?あなたが3人も殺したなんて。私には到底思えませんわ」
アナスタシア「Да.その通りです」
カイト「でも、弁護士さん遅いですね。何かあったんですか?」
その傍ら、カイトが時計を見て未だに来ない退弁護士に疑問を抱く。そんな時、係官の一人が報告をしてきた。
係官「そこ。退弁護士から伝言だ。何でも体調が悪くなったらしくて自分は出られない、代わりに部下が今回の仕事を引き受けると言っていたそうだ」
ダイヤ&カイト「……は?」
そして10分後……。
ログ「肝心の弁護士が仮病で逃げたとはどういうことだ(怒」
切歌「よりにもよって肝心な時に逃げ出すなんてどんだけ根性無しデスかあの人はああああああ!!!(怒」
ダイヤ「怒りよりも腰抜けの癖に弁護士なんてやれたなんて思えてきますわ;」
にこ「って事はあたし達が裁判するの!?無理無理、裁判のさの字も知らないのよ!?」
カイト「皆さん何慌ててるんですか。もし勝訴してあのクズ弁護士がしゃしゃり出て来ようものなら裁判すっ飛ばして、有罪と同時に処刑判決をして合法的に消せば良いじゃないですか♪(^ω^######)」
調「怒りがひしひし伝わってきている……;」
係官「そろそろ時間です、入廷の準備を!」
翔(ユ)「もうやぶれかぶれだ!男気全開でやってやる!」
まさかの弁護士の敵前逃亡と言う事態にドタバタしていたが、入廷時間と共に覚悟を決めたのか、全員入廷していった。
ぴんぽんぱんぽーん!
ステージ全員「ん?」
アナウンス『お知らせします!今から裁判を開始いたします!整理券のナンバーの椅子にお座りください!因みにこれは全員参加です!』
八雲「椅子って言うと……このいつの間にか用意されている木造椅子の事か?」
見渡すとステージに全員分の椅子が用意されていた。椅子の背もたれには数字があり、数字を頼りに各々座っていく。そして次の瞬間、座った全員が強制的に裁判所の傍聴席にワープされてしまった。そして裁判長石には八雲の偽物が居座っていた。
レインディア(琴)「あなたですか、八雲さんの偽物は!」
八雲?「うぷぷぷぷ。皆さん揃ったみたいですね」
希「せやけど何でにこにーまで呼んだん?にこにーは今まで倒れてたんやで?」
八雲?「だから言ったでしょ?矢澤サンと来栖クンには来て欲しいって!」
武内「……その口調、ひょっとしてあなたは……」
八雲?「お!武内さんは気付いたみたいですね!そう!僕の正体は……」
武内Pの言葉に八雲の偽者はその正体を明かす……!
モノクマ「皆さん始めまして!ソラサイドのモノクマの登場で〜す!」
琴葉姫サイド&ユリカサイド「も、モノクマぁぁぁぁぁぁ!?!?」
なんと、その正体は才囚学園及び希望ヶ峰学園学園長のモノクマ(緊急の特別ゲスト)だった!つか、何で変装してたの?
モノクマ「実は、来年発売されるニューダンガンロンパV3(※すでに発売されてます)で来栖クンと矢澤サンが参加することが決定しました!だから、少しでもダンガンロンパの空気を知っておこうと連絡を入れてVR版で学級裁判の空気だけでも体験しようと思ったの。けど、肝心のその2人の連絡が一行に来なくて来なくて……;」
コーラル「そ、それで変装を?」
武内「因みに私も彼から連絡を貰いました」
デレマス組「何勝手に承諾してるんですか!?」
モノクマ「で、今回のこのミッションで僕が裁判長を務めるって言うから八雲サンに成りすまして招待させた訳です」
クリア(琴)「それで参加させたの……;」
モノクマ「だって仕方ないじゃん!」
どうやら連絡を入れたのに返答が無かったのでおかしいと思い、最後の手段として作者に成りすましていたようだ。ちょっと待て、だったら無理ににこを参加させなくても良かったんじゃないのか?
モノクマ「折角ダンガンロンパに参加するんだから、裁判の空気に慣らしておかないとね。さぁそろそろ本番です。これより、アナスタシアの裁判を開始します!」
モノクマが裁判長と言う異例の裁判が始まった。だが、相手側でもある検事席に誰もいない。
ダイヤ「で、肝心の検事さんはどうしました?」
モノクマ「あれ?そろそろ来てもおかしくないんじゃ……」
?「もう既に準備は整っている」
嶺二(ユ)「……ん?」
リク(琴)「どうしたの?」
藍(ユ)「いや、この声……」
蘭丸(ユ)「まさか……;」
QUARTET☆NIGHTの3人が聞き覚えのある声に冷や汗を垂らす。そして検事席に現れたのは……。
カミュ(ユ)「カミュ・パルスレイド。この事件の裁判を担当する検事だ」
ユリカサイドキャラ全員「」
まぎれもない、QUARTET☆NIGHT最後の一人、カミュだった……!
前編はここまで。次は法廷バトルパートです。
『装填された言弾一覧』
・稲光轟の死体は部屋の中にあった。
・楽器を預けていた人物。
・カイト達とスナップ・パーティの立ち位置。
・ことりが差し入れを持って来た時間。
・被害者の指とギターのフレットの辺りの弦についていた毒。
・薬品の密売。
・大庭安彦の体躯。
・落ちてきた紙幣。
・診療所の当時の戸締り。
・両方の現場にあったサイコロ。
おまけ1:今回の参加者。
八雲「にしても今回も凄まじい声優の揃い踏みだなオイ;」
モノクマ「そうだね。矢澤サンと来栖クンと武内サンだけじゃなくて、鳳英一クン、ジャンヌ・オルタサン、ヤイバクン、黄瀬クン、ペイペインサン、フレイア・ヴォンサン、ナスターシャサン、灰原サン、マノンサン、スネークサン、紫原クンが参加決定いたしました」
コーラル「何と言う声優大集合……;」
クリア(琴)「と言うか、一部作者の嫁キャラが混じってませんでした?」
カレイド(琴葉姫)「電話ある?今すぐ連絡入れてうちの未参加嫁キャラ達にダンロンV3出演嫁を才囚学園の入学を阻止させてって伝えたいんだけど」
調「と言うか、マリアや切ちゃんどころかマムにまで手を出そうなんて私を怒らせたいの……?(怒&シュルシャガナ装備」
モノクマ「月読サン、落ち着いて;」
八雲「因みに個人的に竜馬が印象に残ってる。あんな見た目のどこから蛇ボイスが出て来るんだよ」
次もオマケ。感想まだ。