二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.165 )
日時: 2017/06/11 22:52
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

漸く5戦目。次は一体……!?



ルーナ「さて、折り返しの5戦目!次のステージはここ!『ロジック・アーケーズ』!」

アム「最近できたアトラクションのひとつで、様々なアーケードゲームがありますよ!」

次のステージはゲームセンターのようなアトラクション。一番新しいアトラクションで、シューティング、リズム、レース等様々なアーケードゲームがある。更にクレーンゲームやメダルゲームも多々あるという。ここに挑むのは……!







ビードロ(オーロラ)「櫂、珪子、明日奈、平乃、伊村!」


櫂「来たか」

珪子「……!」

明日奈「とうとう出番ね」

平乃「やります……!」

伊村「ほな、いってくるか」

選ばれた5人は遠近両立した上にサポート役も二人いて、意外にもバランスのとれたメンツだった。
早速コインを受け取り、ガチャを回す。出てきたアイテムは……。










謎の装置を手に入れました。


櫂「なんだこれ?」

平乃「何かの機械みたいですが……」

明日奈「シリカちゃん、これ預かってくれる?」

珪子「はい」

手に入れたのは片手サイズの電子機器だった。見慣れないアイテムにどう使えばいいのか戸惑い、珪子に渡す。


詩乃「この面子だったら大丈夫でしょ?さくっと行ってやっつけちゃいなさい」

アンリエット「平乃さん、いつも通りやれば大丈夫です。頑張ってください」

「伊村君、しっかり頼むよ?」

しっかり激励を受け止めると、5人は早速戦闘ミッションのエリアへと向かっていった。





ピコーン!ピコーン!ジャラララララ!


櫂「かなり騒がしいな……」

平乃「ここで戦うというと……フルダイブでしょうか?」

明日奈「だろうね。——あら?」

各々これから始まる戦いを予想する中、明日奈が誰かを見つける。黒い服に短い黒髪。これは……!

明日奈「キリト君!?ちょっと、どうしたの!しっかりして!」

和人「ぅ……」

平乃「どうやら気絶しただけみたいですね」

気絶していると解り、介抱しようと彼を起こした。——その時だった。





ガタンッ!



伊村「んなっ、なんやとぉ!?」

平乃「まさかあれ、例の鏡!?」

珪子「割れたら中の人が死んじゃいますよ!」

櫂「何としても受け止めろ!絶対に割らせるな!!」

突然鏡が6人の上に落下してきたのだ!しかも、アイドルが捕らわれた鏡であり、避けたりしたら鏡が割れてしまう……!











櫂「あ、危ねぇ……;」

伊村「危うく割れる所やった……;けど、これでクリアやろ?ちょいと早すぎるけど」

間一髪、地面に落ちる前に受け止める事ができた。どうやら糸を鏡とスパナに結んで滑車に通し、気絶させた和人を重しにして起き上がらせたら頭上に鏡が落下する仕掛けだったようだ。
改めて鏡を慎重におろし、クリアだろうという時に明日奈が尋ねてきた。

明日奈「で、何でキリト君あんな所で倒れてたの?」

和人「ピナの行方を捜してたらここの回線が使われたのが分かったんだ。それで調べてたら後ろからガツンとやられて……」

明日奈「こっちは——」

明日奈も逃走中に起きた事態を説明する。
そんな中、珪子だけは奥の非常扉を見ていたが、次の瞬間突き動かされるようにその扉へと向かう。






————カ……————



珪子「……ピナ!」

櫂「どうした?」

珪子「あの向こうでピナが呼んでる気がするんです!」

伊村「何言うとんねん!そんな確証どこにもあるか!」

珪子「でも行かなきゃいけないんです!」

いきなりピナの声を聴いたと言い張る珪子は伊村の制止を振り切り、非常扉の奥へと入っていく。残る4人も後を追っていった。

和人「おい待てって!——んがっ!?」

和人も後を追おうと扉をくぐろうとしたが、彼だけ見えない壁が現れたように衝突してしまった。

和人「まさか、あいつらだけが進めるのか……?ん?」

足元を見ると、伊村のデッキケースが落ちたショックで中身が散らばっていた。

和人「これは……」



5回戦開始。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.166 )
日時: 2017/06/11 22:57
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)



珪子「ここは……」

扉から出た先は、薄暗く、大量の繭とも卵ともとれる見た目の装置が大量に揃った広い部屋の中だった。明らかに先ほどのゲームセンターではない。部屋の上部に取り付けられた小部屋があり、その場所へと向かう。

銀髪の少女「貴方達、どこから来たんですか!関係者以外立ち入り禁止ですよ!」

明日奈「ごめんなさい。実はちょっと迷ってしまって……」

銀髪の少女1「だったら入場証はありますか?」

完全に疑いの目を向けている少女。見た目とは裏腹にかなり大人びている。思わず気まずい雰囲気になってしまう……!その時だった。

銀髪の少女「おや?あなたの腰に下げてるのって、『ロジグノス』じゃないですか?」

珪子「ロジグノス?これの事ですか?」

銀髪の少女「ちょっとお借りします。——盟約者がいないですね。あとは初期のまま……ってことは、この子じゃないっすか?」

銀髪の少女がパソコンを操作すると、檻に閉じ込められた少年が映し出される。その少年は青い髪を持ち、水色のフードを被っており、全体的にみれば水色の竜の姿をフード付きの服を着た小学1年生くらいの少年だ。それを見た珪子はある事を尋ねる。

珪子「明日奈さん、ピナが行方不明になったのって、3日前ですよね?」

明日奈「え?そうだけど」

珪子「それで、あの子が現れたのはいつですか?」

銀髪の少女「3日前ですね」

珪子「じゃあ……」











珪子「この子を見つけた時って、ドラゴンみたいな姿じゃなかったですか?」

銀髪の少女「何で、そんな事知ってるんですか……?」

珪子「この子、どうやって助けられるんですか!」

銀髪の少女「ロジグノスの赤外線アンテナをそこの電子アダプタに向けて、出たパネルをタッチしてください」

銀髪の少女の指示通りに操作し、データ内の少年をロジグノスに転送する。そして俯いている少年に話しかけた。













珪子「ピナ、あたしの声が解りますか……!」

少年『……シリカ?』

珪子「あたしですよ!ピナ!良かった……!やっと会えた……!」

少年『シリカぁ……!ぅ゛ぅ……』













珪子&少年『「びええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!(大号泣」』

伊村「ぎゃあああああ!!それスピーカー最大やないか!!音下げろ音!」

思わぬ場所で思わぬ姿になったピナにまさかの再会を果たす。思わず泣いてしまった2人を宥めて状況を伺うことに。

銀髪の少女「今日は日本5都市で『ラック&ロジックオンライン』、通称『LLO』専用のフルダイブ装置、『メイデン』の体験パーティを行っていたのです。ですが、その開始直後に介入者が現れて、デスゲーム宣言がなされました」

平乃「介入者?」

銀髪の少女「ルールは本日18時までにLLOの4つのエリアのボスを倒し、黒幕を倒すこと。もし仮にメイデン5都市の試遊者5百人のが倒された時、メイデン内部に組み込まれたシステムとエネルギーを使い、各会場の参加者全員の脳を破裂させる……あれにはそれすら余裕に行えるエネルギーが存在してます。おまけにあのメールでLLO最大の混乱を招いています。彼女もメイデンの中でプレイヤーの状況とかを調べるって言って、LLOの中に入りっぱなしです……」

櫂「今は……14時。あと4時間か」

珪子「まるでSAOの再来ですね。最初の頃はロクな思い出なんて……って、なんですかこれ!?」

話を聞いていた珪子がロジグノスを操作し、LLOのページを見る。すると、とんでもないメールを発見した。

珪子「今日参加プレイヤーの中から赤いカーソルのプレイヤーを倒すと、ゲーム通貨や特別なレアアイテム——実際の物品までプレゼントされるイベントがやってます!しかも、一人ひとりとんでもない額ですよ!まさかこれって……!?」

銀髪の少女「それが原因です。手は打ちましたが、恐らく偽情報に踊らされた一般プレイヤーが襲ってきてる事態です。それに、いつここで犠牲者が出るかも解りません。私一人でどうにかなるか……」

赤髪の少女1「だったらあたしらも行くだけっすよ!」

話に割り込んできたのは、2人の赤髪の少女だった。銀髪の少女は2人に面識があるらしく、

銀髪の少女「万博(まひろ)さん、アシュリーさん!」

アシュリー「話は聞きました。ニーナちゃんは犯人を見つけることに集中して下さい」

万博「確か、ここってログインだけでもLLOはプレイできるっすね?だったら2人ヘルプシステムで4人行けるっすよ!」

櫂「なら伊村と明日奈はあいつらと同行しろ。俺と平乃はニーナが犯人を特定次第そこへ乗り込む」

現れた2人の提案に早速伊村は万博の、明日奈はアシュリーのヘルプシステムを使用し、珪子と共にLLOの空間へとログイン。同時に万博とアシュリーも腕に付けたリストバンドのような物に指を触れる。

アシュリー&万博「ゲート、アクセス!」



ピナと再会&ゲームの中へ。感想まだ。