二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.190 )
日時: 2017/08/06 21:30
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

第7戦目。
本編の前にいくつか注意事項です。


・ただいまミラージュアイランドにホラー注意報、カオス警報が出されています。周辺地域にいる観光客、及びアトラクションスタッフ、従業員は速やかに避難してください。

・また、挑戦者の一部がカオス紙耐久から神耐久に上昇しております。ご注意してください。

・更に、裸族出現注意報も発生中。今回は新裸族が登場します。

・また、逃走中にて例のフラグが立っています。厳重注意をお願いします。


上記の注意書きをよく読んで、闇の宴へと乗り込んでください。








ルーナ「いよいよ決戦も終わりに近いづいてきました!第7戦目は〜?」

アム「『樽田さんの影』!ゴシックホラーな展開がウリのお化け屋敷風アトラクションです!」

次のエリアはゴシックホラーな洋館のようなアトラクションだった。これは下手をしたらトラウマ必須になるだろう……!ここへ挑むのは……!







ラミネート(アインス)「李里香、絵里、音也、善子、ヤイバ、アイオーン、ロージア、ホルミー、蘭子、獄卒、ジャック!」

李里香&絵里「ふざけんなあああああああああああああああああ!!!」

指名された途端、絵里と李里香が絶叫。そりゃそうだ。絵里も李里香も暗いのが大の苦手。おまけにホラーものときたら参加する訳が無い。更に……;












獄卒「やっと僕の出番だ〜〜!大活躍してみせるぞ〜!」

コイツである。よりにもよって裸族も参戦という最悪な組み合わせであり、カオス展開になる可能性がぐんと高くなる……!

李里香「〇Θ§Γ±〜〜〜!!」

絵里「AFNOH+〜〜〜!!」

クロウ(琴)「おい、なんつってんだ!?日常の中之条みたいに荒ぶってんぞ!?」

ホルミー(ユ)「日本語に訳してくれますか!?全然わかりませんよ!?」

アム「あー、ひょっとして『棄権か誰かと交代させてくれ』って言ってるんじゃない?」

ルーナ「でも、棄権したら強制的にCランクになって、ハンター3体追加されちゃいますよ?」

李里香&絵里「」

つまり、戦闘ミッションは強制参加同然である。棄権できないことにがっくりと膝をついた2人を置いといて、ガチャを回そうとする。

獄卒「ちょっと待って。僕にやらせて」

ジャック「あ?碌なアイテムが出たら承知しねぇぞ?」

獄卒「大丈夫だよ!僕の裸族パワーで絶対レアアイテムをゲットするから!」

ジャクリン(ユ)「とりあえず任せてみぃひん?」

自信満々で獄卒がガチャを回すと宣言。嫌な予感しかしないとジャックは断ったが、ジャクリンに説得され渋々承諾。承諾を受けた獄卒が早速ガチャを回——。













獄卒「よいしょっと(いきなりズボン(パンツも一緒に)を脱ぎだした」



あーゆーれでぃ?



ジャック「やっぱ俺がやるわ(手にはケチャップまみれのコイン」

獄卒「」←粛清された。

ロージア(ユ)「いきなりズボンとパンツ脱ぐなんて信じられないんだけど!?」

海未「何考えてるんですか貴方は!?最低です!!」←弓矢を構えてる。

ジャック「ほんとにすまん。俺が代わりに謝るから」

獄卒は早速やらかしましたwwwまさかこいつ、自分の尻でガチャを回そうとしたのかwww

花丸「あの、何かあったずら?」

ルビィ「花丸ちゃんストップぅぅぅぅぅ!!」←花丸の目を隠す。

あかね「騒がしいけど、何かあったの?」

やよい(オ)「見に行ってみる?」

あかね(オ)「見に来たらあかん!見に来たらあかん!」

なお(オ)「2人は見るなああああああ!!」

ユキ「ねーねー、どうしたのー?」

セシル「丁度飲み物を持ってきましたから、皆さんで飲みましょう!」

パシフィカ「MI、RU、NAAAAAA!!(全力で阻止」

カイト「アイツら、後でぶっ潰す(#^ω^)」

にこ「花陽がいなくて助かった……;」

レミー(ヴァンガ)「痛い痛い痛い!ちょ、!サーヤさん力入れすぎ!痛いってば!(サーヤに目を抑えられてる」

サーヤ「見せ得ぬ為だみゅー!」

ジャクリン(ユ)「いきなり服脱いでガチャ挑戦するなんて見た事あらへんよ;」

いきなり大混乱に陥りました(当たり前だ)。場を治めると、改めてガチャを回す。その結果は……!













ジャスミンのおこうを入手しました!


李里香「小さいお香ね。なんかちょっと安心してきた……」

ロージア(ユ)「えっと、『極限状態の精神を落ち着かせて正常に戻します。おこうの範囲は半径1メートル』だって」

アイテムからしても精神攻撃がヤバいものがでてきそう……そう思ったら、絵里も李里香も顔が青くなっていく。正直このまま仮病でも使って逃げたいくらいに。

李里香&絵里「や、やっぱ遠慮し「ウォーターバインド」ちょ、ちょっと待って!お願い見逃させて!!」

ヤイバ(琴)「故に諦めろ。もう行くしか手は無い」

逃げ出そうとした2人をエミが先手を取ってバインド。泣きわめく2人を引きずりながらそのまま7戦目のエリアに向かっていった……。

武&ミチ「が、がんばってねー;(李里香達をかばうの諦めた目で手を振る」

希「絵里ち、今朝の運勢試しに見たけど『今日の昼一番嫌いな目に遭う』って出てたから、もう諦めとき……;」

ショウマ「こういうのってあのフラグだよねwww」

カルマ(抜)「だねwww絶対カオスフラグだwww」

ユウゼン「笑ってる場合か」

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.191 )
日時: 2017/08/06 21:36
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


※ここから奴らが暴れます。


音也「うわー;ここでも入りたくないような雰囲気満々ですよ……;」

洋館の前にワープした音也が顔を引きつらせながら呟く。洋館は建っているだけで禍々しさは十分。枯れた木々や石畳に飛び散った黒い痕も禍々しさを引き立たせている。
正直帰りたいが、ここで引いたら3体ハンターが追加さえてしまうので無理に体を動かして前に進み、玄関の前に着くと看板を見つける。

ヤイバ(琴)「何々、『ようこそ。ここは都市伝説のひとつ、樽田さんを召喚した洋館です。彼は、恨みを持った依頼者の元に届いた藁人形の契約が完了すると、どこまでも標的を追いかけ、相手を生きたまま地獄へと送るという伝説です』……故に、何かに似てないな……;」

ロージア(ユ)「あった……;確か、地獄少女よね……;恨みを持った人の恨みを晴らすって点とか……;」

ヤイバ(琴)「『“今こそ扉を開け”。この扉を開ける呪文であり、同時にアトラクションの開始でもあります』か……」

絵里「そ、そっか!じゃあ唱えなければ良いのね!」

李里香「あー助かった;別に入る必要は「ふざけるな……!」え……;」

入る必要が無いと安堵した2人の期待を裏切るように、厨二病3人が前に出る。今の彼らは挑戦という気迫に満ちており、近付くのすら躊躇いそうな扉の前に出る。

蘭子「たかが7文字程度で呪文?我らにとっては5文字で足りる訳が無い!」

アイオーン「この扉を解き放つ詠唱は我ら3人が行う!中二病を舐めるな!」

善子「聞け!闇が織りなす宴……その前奏曲(プロローグ)を!」

ちょっと待て、たった7文字で済む呪文を態々自分達で改変しようって言うのか!?っていうか3人がポーズを決めて詠唱を始めたと同時に辺りが暗くなっていったぞ!?

蘭子「我ら、血と闇の盟約を果たす者達……」

善子「今、贄の血肉を汝に捧げ、汝と共に闇の饗宴に舞い踊らん……!」

アイオーン(琴)「幾百もの葬られた魂と共に、ここに煌臨せよ!」

ヤイバ(琴)「お前ら本格的だな!?それとアイオーン、それはバトスピの新効果だ!!」

厨二病全開の3人の詠唱に合わせて、大気も振動していく。そして、3人の足元から赤い光が差し込んでいく……!おい、やけに本格的すぎないか!?アトラクション側もノリノリだなオイ!?










厨二病3人「魔界に繋がりし扉よ!我らの言葉を聞き、今こそ扉を開け!!!!」

ツッコミ組「本格的過ぎだろうがあああああああああ!!!」

余計な前置きが加わっていた物の、詠唱を唱えた直後に扉がバン!と開け放たれる。更にその奥に吸い込まれるようにごうごうと空気を呑み込んでいく。

音也「ちょ、これってクロックタワー2のバッドエンドじゃないですか!?」

ホルミー(ユ)「確か、吸い込まれて行方不明になってしまうってあの!?」

善子「さあ!今扉はここに開かれた!」

蘭子「贄と共に、我らは行かん、闇の深淵に!」

アイオーン(琴)「行くぞ!眷属共よ!」

ロージア(ユ)&ヤイバ(琴)&ジャック「お前ら何でそんなに元気なんだあああああああ!!??」

絵里&李里香「こんな所で地獄には行きたくねぇえええええええええーーー!!!」

吸い込む力はどんどん強くなっていき、ついには全員扉の中に吸い込まれてしまった……!
だがこれはほんの序章。これから数々の恐怖が挑戦者に襲い掛かる……!





絵里&李里香「最悪だ……;」

吸い込まれた先は広いエントランス。第2戦のレストランより広い印象を受ける。まずは館の捜索を……。


ごりり……。


?「見つけた……」

音也「ん?」

前方から何かを引きずる音と共に誰かが呟いた。見ると自分達以外に誰かがいるのを確認できる。

絵里「良かった、誰かいたのね!」

李里香「すいませーん!あたし達、この人達に誘がべしっ!?(言ってる最中にチョップを喰らう」

ジャック「余計な事言うな(怒」

絵里「あの、良かったらこのアトラクションの外まで一緒に——」
















ハンマー男「見つけたぞこの妖怪白リボンがあああああああああああ!!!(大激怒」

挑戦者s「」

なんと、絵里が声をかけた相手は殺せんせー戦で(武器として)登場したクロックタワー3のハンマー男だったあああああああ!?彼は怒りでこちらの話を聞こうとしない……いや、元々まともじゃないから話を聞こうとしないか。ってか、この中に未来はいないぞ!?誰と間違えてるんだ!?

ハンマー男「何言ってやがるナレーション!俺の目の前にいるだろ!(ホルミー(ユ)を指す」

ロージア(ユ)「黒髪以外全部違うよ!?強いて言うなら全身丸々360度違う!おじさんの目節穴なの?!」

ハンマー男「はぁっ!?どっからどう見ても白リボンだろ!?」

ホルミー(ユ)「すいません、リボンどこにもしてませんが!?」

ジャック「完全に節穴じゃねえか!?それより伏せろ!ジェノサイドブレイバァァァァァ!!」

目が節穴の殺人鬼を抑える事は不可能と判断し、すかさずジャックが斧から極太ビームを放つ。お仕置きにも使われる強力レーザーは、しっかりとハンマー男に直撃。あの技を喰らって無事で済む訳が——








ハンマー男「いてぇっつってんだろうがああああああ!?」

ジャック「全然効いてねぇ!?」

ハンマー男「『いてぇ』ってさっき言ったよな!?」

獄卒「嘘でしょ!?あの攻撃を何度も喰らってる僕が言うのもアレだけど、幾らハンマー男でも平気じゃないよ!?」

なんと、直撃を喰らったはずなのに全くダメージを受けてなかったのだ!?このメンバーの中では一番の攻撃力を誇るジャックですら傷一つ付かない事に一行は驚愕する……!

ハンマー男「待てやゴルァァァァァァァ!!!!」

絵里&李里香「ぎゃあああああああああー!!!!(ロージア(ユ)ともう一人を連れて逃走」

ロージア(ユ)「いだだだだだだ!!2人とも引っ張らないでえええええ!!!」

音也「分が悪すぎる!つーか常時無敵とかチートだよね!?」

ヤイバ(琴)「故に一旦引くぞ!このままではレジェンド・オブ・全滅だ!」

倒す手段が無ければ戦ってもジリ貧で負けるのが関の山。牽制の為に攻撃しつつも一行は一目散にハンマー男から逃げる!しかし、それが原因で3つのグループに別れてしまった……!

ハンマー男「逃すわけねぇだろ……!お前ら、あいつらを殺しに行くぞ!」



ミッションスタート!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.192 )
日時: 2017/08/06 21:43
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


ロージア(ユ)「最悪だ……;」

絵里&李里香「びえええええええええ!!!」

(未来が原因で怒り心頭の)ハンマー男の襲撃ではぐれてしまったロージアと役立たず2名。支給された懐中電灯で辺りを照らしてみると、どうやらここは病室らしいが……。

李里香「み゛んな゛どごなの゛おぉぉぉぉぉ!?ごわい゛よぉぉぉぉぉ!!!」

絵里「あ゛り゛ずぅぅぅぅぅ!おがあざま゛ああああああああ!おばあざま゛あああああ!!」

ロージア(ユ)「ちょっと静かにしてよ!音也君、ラブライブに詳しいんでしょ!だったらこの2人を止めて!」

暗所恐怖症の2人、ガン泣きでロージアの鼓膜にガンガンダメージを与えてます。ラブライブに詳しい音也に助けを求めようとするが……
















獄卒「絵里ちゃ〜ん、僕のお尻で癒してあげるぅ〜v」


※しばらくお待ち下さい。


絵里「ごめんなさい、どうかしてたわ(正気に戻った」

獄卒「酷いよ!いきなり殴るなんて!(頭に大きなたんこぶ」

なんと逃走の際、よりにもよって獄卒と間違えてしまったのだー!?彼も実力自体は申し分ないが、裸族特有のハプニングを巻き起こす特性はこの状況下では最悪すぎる……!
泣き喚く2人を他所に、通信が鳴り出した。



ビードロ(オーロラ)「聞こえてるか?実はさっき聞いたんだが、このアトラクションの中にいるさっきの奴は黒幕が精霊の泉にちょっかいを出した影響で泉が穢れて奴らが現れた一人だ……。倒すのは不可能な不死身の化け物だぞ!」

ロージア(ユ)「なんですって!?」

ラミネート(アインス)「ああ。だから、鏡を持って早々に逃げた方が良いぞ!」

なんと、あのハンマー男(彼と同じ悪霊)は攻撃は通用してものけぞったり、足止めできる程度。完全に倒すことができないというショッキング発言が出た……!つまり、また現れた時には逃げるしかない……!

ラミネート(アインス)「精霊の泉を開放すれば奴らを瞬く間に浄化できるのだが……問題はその場所が樽田さんしか知らないと言う事だ。あ、言い忘れたが倒せないのはクロックタワー3のボス達だけで、他は倒せばボーナスポイントが入るぞ」

精霊の泉がどういうものか知らないが、その泉にたどり着けばあのハンマー男達を一掃できる……!とにかく今は逃げるしかない。通信を切ると改めて樽田さんの捜索に乗り出す……!

ロージア(ユ)「さて、絵里さんが冷静になった所でどこを当たる?李里香ちゃんも探しに行こう」

李里香「……そこって暗くない?」

ロージア(ユ)「ロージアちゃんが保証する。絶対明るい」

李里香「なら行く」

あっさり承諾。こんな所で時間を食っていたら、それこそ評価が下がってしまう。





音也「はぐれた……;」

一方、ホルミー(ユ)、ジャック、ヤイバ(琴)と共にいた音也。場所的には書斎らしいが、場所や状況を知る為にも地図がほしい所。携帯のライトを手に捜索を開始する。

ヤイバ(琴)「故に恐ろしい事件の記事ばかりだな……これ、クロックタワーのシザーマンとかに関係する記事か?」

音也「地図は……これか?」

暫く捜索していると、地図らしき紙を見つける。


1階:エントランス、食堂、キッチン、浴室、娯楽室、来客室、ガレージ

2階:音楽ホール:時計の間、アトリエ、バルコニー、家主の部屋、書斎

地下1階:配電室、倉庫、配管室

※上下の階へ行くにはエレベーターとスロープと階段の3種類。

※地下へ行くにはエレベーターのみ。

※配電室と配管室は隣同士。ドアで行き来できる。



音也「これで多少は場を把握できますね。……それと、エレベーターは使わないようにしましょう」

ホルミー(ユ)「え?エレベーターで乗らないんですか?楽なのに……」

ジャック「バカか。ハンマー男は『お前ら』って言ったんだ。多分あれは、俺らじゃなくて仲間に言ったんだと思う……!もし他の奴らだったら……!」

ヤイバ(琴)「なるほど。上り下りしてる間に乗り込まれでもしたらアウトという訳か……!」

?「じゃあ上の階から硫酸の雨が降ってくるってのはどうだ!?」

上から声がした瞬間、室内なのに小雨が降りだした。音也とジャックはすぐにヤイバ(琴)とホルミー(ユ)を突き飛ばしながら雨を避ける。雨粒がフローリングに落ちた瞬間、ジュウ!と音を立てる。そう、今のは硫酸の雨……!

?「ほーう、今のを避けるなんてアイツ以来だな」

その男はジャックとは違う、ガスマスク付きの全身を覆うゴム製の作業服を着込み、背中に手動式噴霧器を背負った男……!言うまでもない、クロックタワー3の硫酸男だ!ただでさえ知能犯である彼は相手にすると厄介なうえに、倒すことは不可能……!
それを知っているのか、相手も噴霧器のスプレーノズルを切り替え、ショットガンのようなアタッチに切り替える……!

硫酸男「このスプラトゥーンアタッチメント(シューター)で葬ってやる……!」

音也「攻撃しても倒せないし、反撃にあんなのを撃ってきたらアウトだよ……!」

じりじりと迫る硫酸男に比例して4人は下がる。有効な方法が無い今、鬼ごっこになっても生き残れる保証は少ない……!

硫酸男「さぁ、覚悟(ドッシーン!)べへぇ!?」

音也&ホルミー(ユ)「ロビー君が落ちてきたあああああ!?」

いざ生死を賭けた鬼ごっこが開始されるかと思いきや、上からウサギの着ぐるみが落ちてきた(待てコラ)。
意外な形の不意討ち(違)に驚くも、着ぐるみをどかした硫酸男はその着ぐるみにツッコミまがいに食い掛る。

硫酸男「急にどうしたんだよ!?」

ロビー君「○◆§ΔΦ!」

硫酸男「はぁっ!?『家主の部屋で変な奴らが暴れてて手が付けられない』だと!?」

いや、今の会話で内容が分かったのか!?しかし硫酸男は折角の獲物を前にして引き下がるのを惜しんで考えたが、上からの爆発音を聞いて家主の部屋へと向かう。音也達もそこに仲間がいると思い、後を追って家主の部屋へと向かう。そこで目にしたものは……!











BGM:†LENGE†仇なす剣 光の旋律


蘭子&善子&アイオーン(琴)「うおおおおおおおおおおおお!!!」

ヤイバ(琴)&ジャック「って何やってんだあああああああああああ!?」

すいません、厨二病3人が大暴れしてました。善子と蘭子の繰り出す銃撃と、アイオーンのブラックホーリーアークの雷撃で仲裁に入ろうとしたモンスターを次々となぎ倒していく。

チェーンソー姉「ちょっと誰か止めなさいよ!?」

処刑マジニ「無理無理!あんなん近づくだけでも死ぬわ!」

ガトリング男「おのれ……!だったら遠距離からガトリングガンで「ガッシャーン!」ぎゃああああああ!!(落雷が直撃」

メーデー「めぇぇぇぇぇぇぇぇぇでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!(善子の流れ弾が被弾した」

激闘の仲裁に入ろうとした雑魚モンスターも次々と被弾して巻き込まれていってます。前にやった復帰記念小説のように、周囲を巻き込みながら戦闘を続けている。





シュウ☆ゾー(琴)「あの3人は何やってんのおおおおおおおおおおお!?」

ロム(琴)「あいつら、あの時より荒ぶってんじゃねえか!?ってか、仕事しろ仕事!」

ステージにいる観客も3人の厨二病患者の暴走にシャウトせざるを得ない。本来ならホラー展開のはずなのだが、裸族とこいつらのせいで完全にカオス状態です(泣)。ここまでひどい状態だとCランクは免れない……と思いきや……?











アム「あれ?ちょっと……今Sランクをたたき出してるんだけど!?」

今まで戦った全員「はあああああああーーー!?」

響「あれでS!?味方攻撃とかってマイナスになるんじゃないの!?」

ルーナ「それもあるけど、それをものともしない速度で雑魚敵を倒してってるんです……;」

リク(琴)「すごーい!?」

翼「あれ絶対にCランクだろ!?」

シャマル&果南「だったら私達のミッションをSランクにしてえええええぇぇぇぇぇーーーー!!!」

ありえないことに7戦目はSランク確定。これまで戦った全員(特に殺せんせー戦)からブーイング殺到。とりあえず、真面目に戦った人達に謝罪してくださいwww。



まさかのSwww中二病強すぎだろwww

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.193 )
日時: 2017/08/06 21:53
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


アイオーン(琴)「ふっ……水と音を司る堕天使、魔界より出でたる姫。お前たちは何かを忘れている……」

蘭子「なんですって?」

善子「と言う事は……奴らを呼び出すのね!」

アイオーン(琴)の言葉の真意を知った喜子。そしてアイオーン(琴)がその真相を示す……!

アイオーン(琴)「来たれ、我が同胞よ……!
























田中眼蛇夢!アイレーン!」

眼蛇夢(琴)&アイレーン(琴)「時は来たあああああああぁぁぁーーー!!!」

観客「更なる問題児が来たああああああああ!?」

すいません、琴葉姫サイドから新たな中二病が2人召喚されました。3人だけでもこの被害なのに、5人になってしまったらどうなるか分からない……!

眼蛇夢(琴)「また会ったな堕天使ヨハネ!あの時黒鉄の鉄騎兵に阻まれた決着をつけようではないか!!」

アイレーン(琴)「我は黒き太陽神の加護を受けこの世に召喚された闇の姫アイレーン!今ここにお前達への闇の決闘を申し込みにはせ参じた!」

クロウ(琴)「はせ参じなくていい!って、また暴れだしたああああああ!!?」

この中二病共、ホラーチックなこのアトラクションで羽目を外しまくってます。そんな時、彼らを止めようとある男が動く……!

斧男「これはいったい何が起こった……!?」

現れたのは魔の者最強の殺人鬼、斧男だった!強力な助っ人に硫酸男は喜びを露わにし、挑戦者達は思わず警戒する……!

硫酸男「斧男か!ちょうどいい、あいつを止めるぞ!」

斧男「当然だ!」

すぐさま厨二病5人を止めようと硫酸男は噴霧器の口を構え、斧男は手にした斧を振り上げて……。














斧男「図に乗るな中二共がああああああぁぁぁぁぁー!!!」

挑戦者s(中二病とはぐれた4人を除く)「」

跳びあがると同時にズボンを脱いで痛褌姿(カルピスまみれのアリッサ)で特攻していきやがった。待て、お前本編じゃボスの中ではまともな部類に入ってると思ってたけどよりにもよって裸族ってどういうこと!?

斧男「この斧男がいる限り、これ以上の悪行がまかり通ると——」









眼蛇夢(琴)「ふんっ!(斧男のKOKANを蹴り上げる」

斧男「ほげぇっ!?」

善子「はっ!(斧男の乳首とKOKANに銃弾を喰らわせる」

斧男「ぎゃいん!」

アイオーン(琴)&アイレーン(琴)&蘭子「滅びよ!(斧男に魔法攻撃」

斧男「ぎゃあああああああああ!!!」

ジャック&ヤイバ(琴)「瞬殺したああああああああ!?!?」

中二病患者5人による連携で瞬く間に倒されてしまった……;裸族の出現で別の意味でカオスになるリスクはあったものの、後で沈めれば良いと考えていた。それが倒されたと言う事は、もう止めることは不可能……;





ガレージ前


李里香「ひっぐ……怖い……」

絵里「本当にこっちで合ってるの……?」

ロージア(ユ)「地図を見たから間違いないよ……あと、動きづらいから離れて;」

獄卒「これだね。ガレージの扉は」

一方、暗所恐怖症2人を連れたチームはガレージの前にいた。理由は脱出ルートの確保。仮に泉を開放しても脱出しなければクリア扱いにならないという事もあった場合に備えた方が良いと絵里が提案したのだ。

絵里&李里香「あばばばばばばばば……」

足を踏み入れた途端、積もっていた埃が舞い上がる。ガレージは何十年も整備されていない、半分倉庫と化した古びたものとなっていた。
何か脱出に使えないか灯りを点けると、黒いトールワゴンを発見する。

李里香「良かった、車だよ!」

絵里「ちょっと待って、鍵は……鍵は挿しっぱなしみたい」

ロージア(ユ)「じゃあこれで脱出できるんだね!これで脱出経路はでき——」

車に鍵が挿しっぱなしだと言う事を見つけ、脱出経路を確保。あとは泉を開放してしまえばミッションクリアできると思った次の瞬間、ロージア(ユ)が誰かに殴り飛ばされた。浮かれていた上に背後からの攻撃で対応できず、殴り倒されてしまう。いきなり何事かと振り返ると、そこに必死の形相を浮かべている男だった。

李里香「ちょっとあんた、何やってんの!?」

男「お前らこそなに人の車に手を出してるんだよ!!それは俺の車だ!」

すぐに男は李里香と絵里を押しのけて車の中に入り、エンジンキーを回す。

絵里「待って!まだ仲間が取り残されてるのよ!それに、私達はあるものを探してるだけで……」

男「うるせぇんだよ!!大体俺はあいつらを呼んだだけなのに、何でこんなことになっんだ……!」

獄卒「おのれ……!可愛い女の子に手を出すなんてこの僕が許さないよ!裸族技で——」

男「ふざけんな!これは俺の車だ!とっととどけってんだよ!!」

男は逆上しながらポケットから出した拳銃で3人に向かって撃ってきた。慌ててドラム缶の後ろに隠れるも、その隙に車のエンジンが掛かり、ガレージの壁をぶち破って逃走していった……。

絵里「そ、そんな……」

獄卒「ど、どうするのさ!?このままじゃ僕ら、脱出できないよ!?」

ロージア(ユ)「いたた……あれ?車はどうしたの?」

李里香「……盗られた」

ロージア(ユ)「え゛?」

絵里「……お香使う?」

折角の脱出ルートを赤の他人に奪われ、落ち込む李里香。お香で精神は安定したものの、そんな一行に追い打ちをかけるかのように、奴らが迫る……!


じゃきん……じゃきん……


李里香「——何、この音?」

絵里「鋏、みたいだけど……」

ロージア(ユ)「まさか……;」

鋏の音が聞こえ、振り返る。そこには……!













シザーマン|・ω・)やあ。

シザーウーマン|^ω^)ノシ

エドワード|°∀°)ハーイ♪

ボビィ|°Д°)ヴァー。

獄卒&李里香&絵里&ロージア(ユ)「」

【悲報:挑戦者4人、ガレージにてシザーマン4人衆と遭遇】

字幕があったらこんな一文が出そうな状況になりました。なんとガレージの壁から4人のシザーマンが現れてしまった!4人とも不死身なうえに、ガレージから分かれ道に向かうまではほぼ一本道……!

李里香「やばいやばいやばいやばい!ピンチだよねこれ!?」

ロージア(ユ)「良いから逃げてええええええ!!!」

シザーマン「獲物が来たぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

シザーウーマン「4人いるから一人ずつだよ!選ぶのは早い者勝ちで!!」

エドワード「じゃあ僕金髪のお姉さん!」

ボビィ「ヴァー(僕は誰でも良いよー」

絵里「最悪だあああああああああああ!!!!」

大急ぎで今来たルートを逆走する4人。分かれ道に到達し、すぐさまそばにあった部屋の中に身を隠す。ところが、それでもまだピンチは去らなかった!

獄卒「うわっ!?何なのおじさん達!?」

道ふさぎ「おや?ここに来るとは不幸だね。この部屋はさっきの扉しか出入りできないよ。空間そのものをワープできない限りね」

ロージア(ユ)「嘘でしょ!?じゃあここが破られたら……!」

何と、そこには道ふさぎ(夜廻の道をふさぐお化け)が、他の扉を塞いでいたのだ!このままではシザーマンの餌食になってしまう!

李里香「!」

そして……!



だだだだだだだ……!



シザーマン「獲物はどこじゃあああああああああああ!!!」

扉を切り裂いてその部屋になだれ込む殺人鬼4人衆。しかし、室内は道ふさぎが呆然とした表情で佇んでいるだけで、他には誰もいない。

シザーウーマン「あれ?確かにここに逃げ込んだよね?」

エドワード「間違いないよ!さっき見てたんだもん!」

ボビィ(°Д°;Ξ;°Д°)

もぬけのからとなった部屋の中を隅から隅まで捜索するも、何も見つからず、呆然としている道ふさぎに尋ねてみる。

エドワード「道ふさぎさん、どうしていなくなったのさ?」

道ふさぎ「そ、それが……本当に空間を切り裂いてどこかに行っちゃったんだ……」

シザーマン「はぁっ!?そんなことあいつらにできたのかよ!?」





その頃……。

どんがらがっしゃーん!

絵里&李里香&獄卒&ロージア(ユ)「いっだぁ!!」

書斎の前の廊下に落下した4人。李里香の手にはオオカミの装飾がされた剣が握られていた。

ロージア(ユ)「助かった……の……?」

李里香「ふ、フェンリルのおかげで助かった……;」

絵里「フェンリル?李里香、それって——」

李里香「ええ。『次元両断剣フェンリル』よ。まさか、こんな所で役立つなんて……」

李里香が手にしていたのは、かつてフロニャルドを手中に収めようとした翠樹とレッドムーンにそそのかされ、民や仲間を裏切ってまでフロニャルドを守ろうとしたミルヒがフェンリルとして使っていた宝剣だった。事件の後、ミルヒとクーベルから自らのデッキをモチーフとしたデッキが贈られたのだが、ミルヒはこれを自らの意志で入れたのだろうか……。

李里香「本当は最初っから通信がつながってたなのはちゃんとシュテルのアドバイスだったんだけどね;(苦笑」

ロージア(ユ)(^ω^#)オイ。

ともかく助かったのに変わりない。早速書斎とその周辺を探索することに。

獄卒「書斎は本が並んであるだけで何にもないね。他は……奥にまだあr」



ボソボソボソ…



獄卒「!!」


次からフラグが立ちます。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.194 )
日時: 2017/08/06 22:00
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)



ふと奥の部屋から誰かの子声が聞こえ、獄卒は動きを止める。しかし、敵がいるという理由ではないのは確信していた。ここまで来た彼のカンは奥に行けと言っている。このシチュエーション、今まで作者が見てきた逃走中ではあのミントハゲと遭遇する可能性は100%。早速全裸になり、扉を開ける。その奥の部屋にいたのは……!

獄卒「ヘーイ、タブー!一緒に全裸になって暴れようぜ!」






















タクシー運転手?「うーん、やっぱり情報は無い……ん?何?って、何全裸になってんのwww」

獄卒「」


パタン…(ドアを閉める音&衣装部屋の中は映ってません)


李里香「バルコニーには何もなかったわ。って、獄卒?どうしたのよ」

獄卒「タブー出現フラグをおっ立ててるのに遭遇した相手が服を着たタクシー運転手だった。しかも、何か調べてる」

ロージア(ユ)「は?」

流石に冗談だと思い、ロージア(ユ)も奥の部屋を覗く。タブー出現フラグをへし折ってまで出てくる相手は誰だと思うも、すぐに扉を閉めた……。

ロージア(ユ)「ネームプレート、パソコンの逆光ではっきりと【樽田】って書かれてた。多分恨みリストから私達の事探ってる」

絵里&李里香\(^o^)/

幸運(?)にも樽田さんに遭遇した。しかし、ロージア(ユ)の台詞からすると誤解されてる可能性も高い。そうでなくても暗所恐怖症2名はさっさと逃げようとするが、運悪く山積みの本を倒してしまった……!静かな書斎内に本が落ちた音が響き、結局樽田さんに見つかってしまう!

樽田さん「そこにいるのは誰ですか……?」

獄卒&ロージア(ユ)「ぎゃ『あんげりゅぃやあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』うるせぇぇぇぇぇ!!?」

奥の部屋から飛び出したのは、全体的に細身で髪は片目が隠れるほど長い黒髪、目はぎょろりとこちらを見ていて、ネームプレートには『樽田』と書かれていた……!そういやこっちのタブーは亜空の使者の最終決戦に破れて既に故人設定だったっけ。

樽田「おや?君達はさっきのワラ人形の恨みにされた……」

絵里「すいませんっ!本当にすいませんっ!マジで謝罪しますんで地獄流しだけはやめてください!」

李里香「あのホント、閻魔あいちゃんがやるようなお仕置きは勘弁してください!このドウラン塗りなら地獄にでもどこにでも落として良いんで!」

獄卒「逃走中に地獄へなんて行きたくないよ!!」

本人登場にギャースカ騒いでパニックになる中、樽田さんがある事に気づいて尋ねてきた。

樽田「ん?今、あの子の名前を言わなかったか?」

李里香「え?あ、はい……お仕置きシーンは重点的に見てたんで……」

樽田「そうだったのか。恨みリストに君達の名前が入っていたのに、君達に対する恨みが存在しなかったから、妙だと思ってたんだ」

李里香「(いや、別に地獄少女を知ってるからってそうとはいかないんじゃ……;)そうだ、精霊の泉の場所を知ってるって聞いたんですけど……」

樽田「そうか……残念だが、今は解放できない」

ロージア(ユ)「どうしてですか!?」

樽田「扉は電子式だが、今は配電室の電源が落とされている」

つまり、先に配電室の電源を入れなければクリア扱いにならない。場所は先ほど樽田さんがいた部屋の奥だというので、早速1階へ戻る。





李里香「ここだから、階段は……」

音也「確かここだね……」

李里香&音也「あ」

階段を下りる李里香チームと登音也チームがやっとの事で合流。

李里香「やっと合流でき『音也ーーーーーーー!!!』」

絵里「ホントに死ぬほど怖かったんだよ!音也がそばにいなくてホントに心配したし、色んなお化けも怖かったんだから!特にシザーマン4人衆!」

音也「もがが〜〜!?」

ジャック「解った解った。解ったから音也を話してやれ」

感動の再開のはずが、絵里が音也に抱き着いてまだ子供のように泣きわめいているせいで雰囲気がぶち壊された。しかし合流できたことに喜ぶ李里香チームは早速樽田からの情報を伝える。

ホルミー(ユ)「なるほど、地下へ行かなければならないのですね。でも、私達もざっくり1階をみたんですが、そんな怪談なんてありませんでしたよ?」

李里香「多分エレベーターでしかいけないのね。所で善子ちゃん達はどうしたの?」

ヤイバ(琴)「アイオーンと共にレジェンド・オブ・暴走だ。ここの空気がマッチしたらしく、幽霊相手に暴れている」

絵里「いやどういうこと『我らの闇の力を解き放つのだあああああああああ!!』あぁそういうこと(納得」











踊る幽霊「ただ踊っていただけなのに……OTL(銃弾で風穴だらけ」

盲目の霊「耳がいだい……(耳が良すぎる為アイオーン(琴)のホーリーアークでダメージ」

ナムボディ「ぬーーん……(手羽先よろしく丸焼き」

スカルミリオーネ「あ゛ぁ゛ぁ゛……(活け造りにされた」

ガトリング男「」←額に細切りのキュウリが……;

シザーマン「ぶっはwwwwなんじゃこりゃwww(腹筋崩壊で転げまわってる」

シザーウーマン「被害がいつの間にかwwwwww(兄に同じ」

中二病ども、完全に暴走状態でアトラクションのお化けでは止めることは不可能となってしまっていた……。つか、最後はいつの間にかいなくなった獄卒か斧男の仕業だよね?あと、シザーマン兄妹は何腹筋崩壊してんだ。
仕方なく、ここは中二病を止める班と配電室を動かす班に別れて行動するしかない。まず配電室へと行く絵里と音也とヤイバ(琴)。ホルミー(ユ)とロージア(ユ)とジャックと李里香は中二病を止めに行動していった……!





音也「さてと……」

絵里「来るわね」

ヤイバ(琴)「だな」

配電室チームがエレベーターが地下に差し掛かった時、音也と絵里がつぶやく。次の瞬間、エレベーターの天井の一部がくり抜かれる!その穴から、初代シザーマンことボビィ・バロウズが乗り込んできた!それと同時に扉が開き、転がり込むようにエレベーターから脱出する。

音也「先に配電室へ行ってきます!そっちも言った通りにお願い!」

狙いを音也に絞ったボビィはそのまま配管室へ。
配管室へ入ると同時に音也を突き刺そうとするが、避けられた鋏の凶刃は水の配管を切り裂き、中から水が噴き出してボビィを濡らす。再び鋏の凶刃が音也を狙うが、今度は壁に這ったパイプに突き刺してしまい、水を浴びながら慌てて鋏を引き抜こうとする。

ヤイバ(琴)「龍狐無想神威流の奥義を見よ!」

音也「絵里さん、お願いします!」

絵里「任せて!」

すかさずヤイバ(琴)が居合切りで排水パイプを切断。中の水がボビィの全身を更にずぶ濡れにしてしまう。
その後、絵里が配電室のワイヤーをボビィに絡ませ、直後に電源レバーを下す。次の瞬間!


バリバリバリィ!


ボビィ「ギャアアアアアアアアアア!!!」

電源が入ると同時に電流がボビィを襲い、何万ボルトもの電流が彼を襲う。不死身の身体とはいえ、凄まじい電流に耐えられず倒れてしまった。

音也「ふぅ、これで泉の扉に電源が入りましたね」

ホルミー(ユ)「この2人、どんだけコンビネーションよろしいんですか;」

ともあれこれで電源の方は解決。残るは中二病共を止める班……!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.195 )
日時: 2017/08/06 22:02
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


ロージア(ユ)「多分、もうそろそろ……来たよ!」

2階に待機している李里香、ロージア(ユ)、ホルミー(ユ)、ジャック。ルートからしてそろそろこっちへ来ると判断し、待機する。

李里香「ねぇ、本当に来るの……?」

街灯下の影「本当に解決してくれるんですか?」

李里香「@£ЖΚЖЙ∂〜〜〜〜!!」



中二病s「我らの闇の力、幽霊如きが止められると思うなあああああ!!」

ロージア(ユ)「え!?ちょ、何やってんの李里香ちゃん!?」

なんといきなり倒れた所為で厨二病共にしまったのだ!すかさず標的を見つけた中二病sが標的を定めてきた!しかも……;








獄卒「あそこに標的がいたぞおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」

斧男「私のKOKANの仇だああああああぁぁぁぁぁ!!」

ホルミー(ユ)「」

ジャック(^ω^#)

すいません、いつの間にか行方不明になってた獄卒が斧男と手を組んで中二病sの後ろを裸のライドオンで追いかけてました(爆弾投下)。
それを見たジャックはすかさず斧を手に倒れている李里香の隣に立ち……。

ジャック「いい加減にしろよ……!」












李里香「スターライトブレイカァァァァァァァァァァァ!!!」

ジャック「ワールドデストロイヤァァァァァァァァァァ!!!」

2種類の極太レーザーが中二病sと裸族を飲み込み、付き当たりの壁をふっ飛ばした。あれ?今のSLBは……?

李里香(WSなのは)「何とかなったみたいだね」

ジャック「そうだな——って、あれ?お前いつの間に憑依したんだ?」

李里香(WSなのは)「あはは……;それが、さっきのお化けで気絶しちゃったみたいなんです;」

ロージア(ユ)「あらら……;」

李里香にとって暗闇とお化けのコンボは気絶してもおかしくない;ともあれこれで問題は解決。すぐさま泉のある書斎の隠し部屋へと急ぐ……!

硫酸男「通すと思ってんのかあああああああー!!」

李里香(WSシュテル)「パイロシューター!」

硫酸男「うぉっ!」

そこに通すまいと硫酸男が硫酸の霧を放って阻止する。それを今度はWSシュテルが憑依して火炎弾を硫酸男のタンクに攻撃。

硫酸男「あっぶねー……硫酸こぼして戦闘不能を考えるとは思わなかったな。ま、これも絶対に壊れないようになってるから無駄だったがな」

李里香(WSシュテル)「なるほど。少々策に凝り過ぎたみたいですね。——早く行ってください。私が食い止めます」

硫酸男「はっ!行かせる訳無いだろ!」

李里香(WSシュテル)「それはこちらの台詞です」

ジャック「悪い、助かった!」

硫酸男が先に行こうとする挑戦者に噴霧器の先を向けるが、李里香(WSシュテル)がディザスターヒートを放って阻止。その隙に挑戦者達は書斎へと急ぐ!

ロージア(ユ)「このレバーを引くのね。けど、錆び付いてて動かない……!」

ハンマー男「させるかああああああ!」

錆び付いて動かせないレバーにてこずっていると、ハンマー男が天井から現れた!すかさずジャックがハンマー男の攻撃を防ぐ。

ジャック「早くしろよ何やってんだ!!」

ホルミー(ユ)「重くて動かせないんですよ!」

ジャック「何やってんだ!」

すぐにハンマーを弾いたジャックが2人の元に駆け寄り、斧でレバーを叩きつけた(!?)。そのショックでレバーがガタンと落ちる。

ロージア(ユ)「力づく?!」

ガゴン、という低い音とともに、精霊の泉に力が戻っていく。次第に泉も輝きだし、その光を浴びたハンマー男も苦しむようにもがき、最後は塵となって消滅した。

ホルミー(ユ)「お、終わった……?」

ロージア(ユ)「そうみたい……あ、鏡!」

ひと段落着いたところで、改めて鏡の捜索を行う。暫く捜索していると、木箱の陰に隠すようにあった鏡を見つけた。

李里香(WSなのは)「あの男が急に消えてどうなったのかと思ったけど、起動できたんだね!」

ジャック「ああ、鏡もこの通り」

絵里「良かった。あ、でも何で私達の名前が恨みのリストに……?」

樽田「それならさっき調べてみた所、彼が君達を排除する為だけに名前を入れたとさっき報告が入ったよ」

絵里「じゃあ私達、何の恨みも無いのに襲われたってこと!?」

樽田「そこは御心配なく。こっちで片付けさせて頂きますので……」

振り返った樽田の顔は、人とは思えないほどの形相だった。幽霊からの追撃も難なく逃れ、無事にアトラクションから脱出したのだった……。




ミッションクリア!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.196 )
日時: 2017/08/06 22:12
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


ステージ。


クロウ(琴)「一つ聞く。これってホラーアトラクションだよな?」

ラミネート(アインス)「ああ……」

シュウ☆ゾー(琴)「で、中二病が選ばれて更に中二病が中二病を呼び、ホラー要素が消えうせた……」

ルーナ「そうですね……」






















ロム(琴)&ヴェール(琴)&タートル(琴)「で、結果は?」

カレイド(琴葉姫)&ビードロ(オーロラ)「Sランクでーす……;」

果南「よしあいつらぶっ潰す」

結果はSランク……;こうなったのにも理由はあって、あのバカ騒ぎの間にも雑魚敵を倒し、味方攻撃のマイナスポイントを覆して高得点を叩き出したのだ。ここまでくると被害に遭ったお化けに同情する……;そんなことを思っていると、挑戦者たちが帰っていた!






アイオーン(琴)「ふっ……今宵の宴でもまた決着は着かなかったか。しかし、次なる戦いはそう遠くは「チェストォォォォォォォォォォーーーーー!!!」ごんばぁぁぁーー?!貴様ら、何をする!?」

ロム(琴)「何をするじゃねーよ!(^ω^#)ホラーアトラクションで中二病どものカオス祭りなんて誰が予想できたんだよオイコラ!」

眼蛇夢(琴)「何故我らが深紅の神眼の悪魔達からの神罰を受けなければならない!」

アイレーン(琴)「我らは同胞の力を感じ、来てみただけだ!」

クロウ(琴)「てっきり終始ホラーな雰囲気だったのに、最初っからクライマックスじゃねぇか!!つか、お前こういう類はダメじゃなかったのか!?」

シャボボン(琴)「ヤイバさんよく帰ってこれたね〜」





凛(デレマス)「お前はアホかああああああああ!!!ホラー類ダメなくせにお化け屋敷をカオス屋敷にしてんじゃねぇよ!!小梅ちゃんが助かったのは良いけど幽霊達が酷い目に遭ったのを見てあんたを恨みのこもった目で見てるんだよ!ちょっとは自重しろ堕天使!!」

蘭子「待て待て待て待て!般若の如き怒りを背負い前進と後退のエターナルはやめめめめめめめめめ(待って待って待って待って!怒った顔すごく怖いから!そんな顔で揺さぶるのはやめめめめめめめめ」

美央「しぶりんストップ!それ以上やったららんらんマジでリバースしちゃうから!」





穂乃果「うっわー;あっちもそっちも大惨事だ……;あれ?善子ちゃんは?」

ダイヤ「それなら果南さんが昇天させましたわ」

善子「」←頭がケチャップまみれ。

果南「全く、こっちの苦労も考えなさいよ……!(手にはケチャップまみれのバール」





獄卒「ちょっと待って!ちょっと待って!僕も一応被害者だよ!あと今回ユリカさんやりゅーとさんみたいに暴れてないし!」

ジャック「うっせええええええええ!!!てめぇも一緒でひどい目に遭ったって絵里が言ってたんだぞ!大体斧男も裸族だったなんて聞いてねぇよ!!」

音也「それどういうこと?(目のハイライトが消えてる」

獄卒「だからってマウントポジションで殴るのはやめでええええええええ!!!」


完全に激怒していました(当たり前だ)。ホラーアトラクションのはずなのに、蓋を開ければ完全に中二病たちによるカオス空間だった……。しかしミッションはクリア。残るミッションはあと一つ……!





助っ人(?)情報。


『樽田さん』

都市伝説に語り継がれる『地獄通信』のサイトを作った人。見た目は痩せた30代くらいのタクシー運転手。
一見すると人間だが、その正体は地獄へ橋渡しする地獄の住人。サイトに書き込んだ依頼者の元に贈られる黒いワラ人形の糸が説かれると同時に、標的を生きたまま地獄へと送っていく。しかしその代償に、依頼者は死後必ず地獄へ落ちる。
最近ではふざけ半分で依頼をする者も後を絶たず、これに対する為に、恨みの無い標的の名前を書き込んだ場合、その依頼者を地獄へ送るというルールを設定した。
彼の言う『あの子』は言うまでも無く……それと、名前の元ネタは地獄の最下層タルタロスから。







その頃……。


男「ふざけやがって……!あいつら、勝手に暴れるなんて聞いてねぇぞ……!」

車を走らせ、一人逃走する男。彼は鏡を持ち出してアトラクションに隠した張本人でもあり、ホラーアトラクションの異変の根源でもあったのだ……!だが予想以上に悪霊が暴走し、取り残された男は車を見つけ、あのように無理やり車を奪って逃走したのだ……!

男「だが、ここのアトラクションはこんなに広ったか?」

もうかれこれ30分は走らせている。流石におかしいと思い始めてくるのも無理はない。そんな時……。



















——己の業に目つむる者……。

男「!?」

——人を貶め暴利をむさぼる、業の鬼……。

男「だ、誰だ!?」

夜空の下、車を止めた男に宣告するように誰かが呟く。男は外に出て声の主を探ろうとしたが、それはできなかった。理由は……。















男「う、うわああああああああ!?」

車を覆うように、腕のような影がべったりと張り付いていたのだ。まるで男を逃がさないように……!
そして車の運転席の背後の席に、『彼』はいた……。










樽田「地獄へ……逝ってみますか?」
















男「……はっ!」

男が気が付いた時には、タクシーの客席に座っていた。外を見ると1メートル先も見えない暗闇が続き、道らしい道はタクシーが走っている道路と巨大な鳥居のみ。乗客も自分以外いない。

樽田「お客さんいけませんよ。勝手に地獄通信を使っちゃ」

男「何だと?」

樽田「地獄通信は心底恨みを持っている人に使うものであって、逆恨みや刺客みたいな感覚で使われちゃ困ります。そんな方を少しでも減らすためにルールを裁定したんです。『依頼者の標的が地獄行きに適さない、または依頼者の恨みとは全く関わりの無い者を標的にした状態でワラ人形の糸を説いた時、標的ではなく依頼者が生きたまま地獄に落ちる』って……貴方の場合は、後者ですかね」

男「わ、悪かったよ……も、もうお前たちを私用で利用したりしない。頼むから帰してくれ!」

樽田「帰す?もう手遅れですよ。だってもう地獄の入り口である鳥居を通ってしまいましたもの」

男が帰してくれというも、樽田はすでに手遅れと帰す。今通った鳥居は地獄の入り口と告げる。そういえば、15分くらい前に鳥居をくぐったような……!?

樽田「地獄へ流しましょう、この恨みを……」

そうして、タクシーは暗闇の中に溶け込むように消えていった。その後、男の行方は一向に不明だと言う事を記載する……。





『あとがき』

今回はホラー調のお化け屋敷……のはずですが、いったいどうしてこうなった(白目)。折角琴葉姫サイドのアイオーンと喜子の激闘を作ったのに、いつの間にか蘭子や琴葉姫サイドのアイレーンや眼蛇夢まで参戦して……ホラー展開を望んでいた方々、誠に申し訳ございませんでしたOTL。
敵(という名の被害者)はクロックタワーや夜廻の攻略サイトを見ました(実話)。あと、最後のはクロックタワーのエンディングの一つから。
さて、戦闘ミッションも残す所あと一つ!


ではここまで鏡に捕らわれていた人をおさらい。


第1:城ヶ崎美嘉

第2:弥冨サヤ

第3:島村卯月

第4:アナスタシア、南ことり、小原鞠莉、諸星きらり

第5:佐久間まゆ

第6:鷺沢文香

第7:白坂小梅

第8:???


『次回予告をざっくり紹介』


・3回目の異世界戦!

・ショウマ、アンリエットがツッコミに。

・翼としずる、壊れる。


武「いやホントざっくりだな!?」


感想おk。