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ミッション２は鏡を転送して賞金増加を狙うミッション！
しかしこのミッションの裏には、とんでもない事実が隠されていた……！



１３９：２９



このミッションを見た逃走者は……




ジョセフィーヌ「このままだとぬいぐるみセットを買う賞金が減ってしまうと言うの！？」



アンリエット「３人いれば元に戻るのね。だったらやっておこうかしら？」



詩乃「割と簡単そうね。まぁ、一回くらいなら大丈夫かも」



伊村「こらまたエグイのを出してきおって……しゃあない、行ったるか」



ショウマ「なるほど。だとすれば行ってみるのも悪くないかも」



個人的な理由でジョセフィーヌ、アンリエット、詩乃、伊村、ショウマが動く。
賞金が減ることを嫌い、一目散に鏡の設置場所を探す。だが、このような賞金系のミッションを見たジャックは……。


ジャック「俺はパス。これ絶対獄卒がやるだろ。最近裸族会議用の軍資金が必要とかぼやいてたし」

同僚の正確を良く知ってるのでこのミッションは他人任せ。んで、その裸族軍人はと言うと……。












獄卒「Ｆｕ☆Ｚａ☆Ｋｅ☆ｎ☆Ｎａａａａａａａａａａａａ！！！！！」

こうなりました（笑）。お前、星を加えながら全力疾走すんな。



リューズ「……人間って、汚い；」

タクト「あなたいつハーフエルフになったんですか；」


†


珪子「これは流石に誰かがやってくれますよね」

北エリアをうろつくドラゴンテイマー。彼女はピナ失踪を知らなかった里香に半ば無理矢理に参加させられたような物。すぐにでもピナを探そうと思ったが、参加した以上ベストを尽くそうとも思う。

珪子「……！ハンター……！？」


ハンター「……」

そんな時、こちらに向かってくるハンターを発見。幸いにもこちらが先に見つけていたのでハンターに発見される前に遠くへ離れて行った事で難を逃れる。

珪子「危なかった……！」





しずる「賞金が減るんだ……今回は止めよっかな？」

一方、東エリアにいる無冠の音姫。このミッションは誰かがやってくれるだろうと楽観的な憶測をしており、ミッションに参加する気は無いらしい。そんな彼女の前に……。



しずる「あら？鏡？」

なんと鏡を発見。だが、動かすにはあと一人足りない。誰かいないか探していると、茂みから少女を発見する。

しずる「エミちゃんじゃない。何やってるのこんな所で」

エミ「始まってからここに居座りっぱなしなんです；」

パシフィカ『何で？身を潜めるのも立派な作戦だよ？』

クリス『根も歯もねぇ言い訳だなオイ』

全く持ってその通りである（笑）。
だが、幸いもう一人現れた事によりこれで転送が可能となる。だが、しずるの契約キャラであるクリスは、鏡をじっと見て何か違和感を感じているように見える。

クリス『……なんだ？変に違和感を感じる……』

妙に違和感を感じて仕方が無いクリス。訝しげなままその鏡を見ていたが、ふいにキラリと光り、鏡の中が明らかになる……！

クリス『……！しずる！それを動かすな！』

しずる「え？」


ガゴンッ！


咄嗟に叫ぶが、時既に遅し。既にレバーを降ろして鏡を転送した後だった。


賞金単価１秒１０円に増加。


クリス『おま……！何やってんだあああああ！？』

しずる「え？何かまずった？」



感想まだ。

西エリア


ショウマ「この辺りか？……お。これか」

一方、ショウマも単独で鏡を発見。すぐに誰かと連絡を入れようと携帯を取り出した瞬間だった。



ドドドドドド……




ショウマ「ん？」

獄卒「僕は賞金が消えるのを何があっても阻止したいんだあああああああああああああああ！！！！！（膝蹴りを喰らったユーゴの顔で爆走」

ショウマ「おまｗｗｗお顔が必死すぎだろｗｗｗおーい、こっちにあるよー！」

すいません。裸族が必死を顔に書いたような表情で突っ込んできました。ショウマも思わず裸族の変顔に爆笑するが、笑ってる暇は無い。すぐに獄卒を呼んで鏡の転送装置を起動した。


賞金単価１秒５０円に増加。


†


一方、南エリアでは……。


シュルク「鏡って言うとこれか。丁度２人いるから早速やる？」

李里香「ＯＫ。じゃああたしがそっちやるからシュルクは——」

ＷＳなのは『……李里香ちゃんちょっと待って！』

城の中で見つけた鏡を早速転送しようとした時、李里香の契約キャラが待ったを掛けた。

李里香「ちょっとどうしたの？」

ＷＳシュテル『その鏡……ミッション２が来るまでに調べたのですが、もっとその鏡、調べてみてください……！』

李里香「は？」

彼女の契約キャラに促され、転送する前に鏡を見てみることに。彼女らの言葉からして尋常ではない気がするが、今一信用していない様子の李里香。何が起こるのかと鏡とにらめっこをしていたら……。




——け…て…。



李里香「ん？何か言った？」

シュルク「え？言ってないけど？」





——お…が……い…。



李里香「また聞こえた。どこから聞こえて——」

耳に入ってきた声に疑問符を浮かぶ。今ここにいるのはシュルクと李里香の２人（ＷＳなのはとＷＳシュテルはいるが）だけだ。
だが、その疑問は一瞬で吹っ飛んだ。













李里香「な、なんなのよこれ？！」

シュルク「まさか、ミッション２の理由ってこれ！？」

何かを知ったらしく、信じられないといわんばかりの表情になる２人。この状況を何とかしようと思い、李里香があることを思い出した。

李里香「確か、取り外すのもできるんだよね？このネジじゃないかしら？」

いきなりとんでもない秘密を知り、すぐに転送用の支柱からネジを取り、鏡をはずす。鏡は１人でも持ち運べる大きさだが、２人なら１人より、鏡を運ぶスタミナや周囲の警戒などの効率も良い。因みにここから東エリアのステージまでは東京ドーム１個弱。丁度左端の最前線の観客席から右端の最前線の観客席と同じ距離だと思えば良い。

李里香「あたしが警戒するから、シュルクは運んでって！」

シュルク「わ、解った！」

とんでもない事実を知った２人は後者の『直接東エリアに渡す』という選択を取る。これなら時間は掛かるが、うまくいけばライブをしている知り合いから話を聞けるかもしれない。
取り外した鏡はシュルクが抱え、李里香が先行して東エリアのステージへと向かって行った。




２人が気付いた……！

気付く人がいる一方、気付かない人も……；




ジョセフィーヌ「鏡はどこに……！？」

北エリアで鏡を捜索するジョセフィーヌ。彼女も賞金増加を狙う一人である。手当たり次第に鏡を探すが、今の所見つかっていない。

ジョセフィーヌ「早くしないと時間が……うぐぐ……！」

アンリエット「どうしたんですの？かなり焦ってるみたいですが」

ジョセフィーヌ「アンリエット！ええと、鏡を探していてそれで……」

アンリエット「なら丁度良かった。さっき向こうに鏡を見かけたわ。誰かいないか探していたのよ」

ジョセフィーヌ「本当！？じゃあ今すぐ案内して！」

妹であるアンリエットも賞金増加を狙っていたらしく、鏡を見つけたが相手を探していたようだ。
すぐにアンリエットに案内してもらい、そこに行く事に。そこに到着すると、お目当ての鏡があった。

ジョセフィーヌ「これね！」

早速左右のレバーを操作し、鏡を転送。これで１秒１００円となった。

アンリエット「次を探しましょう。他の方が探してるとは思えないし」

ジョセフィーヌ「となると、暫くは同行って事ね」

２人で行動すれば鏡を見つければすぐに転送できる。単独で探すより効率は良いだろう。ジョセフィーヌもそこには同意しており、暫く行動を共にするのだった。


†


一方、鏡を運ぶ李里香＆シュルクは……。

李里香「こっちは異常無いわ！あとは一直線に進めばゴールよ！」

シュルク（この鏡、一人で運べるのはいいけど以外に重い；）

鏡の秘密を知った２人は東エリアのステージ前まで来ていた。あと１０メートル弱である。周囲を確認してハンターがいないのを知らせるとシュルクに急ぐよう促す。だが、最悪な事に……。





ハンター「……！」

死角から出てきたハンターに見つかってしまった……！



李里香「早く運んで…って、ハンター！？」

シュルク「冗談じゃないって！？もう橋渡ってる所だよ！？」

最悪な事に、橋を渡ってる最中に発見されてしまった……！奥へ走る以外、逃げ道が存在しない２人にとって、捕まってしまうのも時間の問題……！

李里香＆シュルク「こんな所で捕まるなんて嫌じゃあああああああああ！！！」

このまま捕まってしまう…かと思われた。







ハンター「……」


李里香「あ、あれ？」

シュルク「スルー……して行った？」

なんと、見つけたにも拘らずハンターはそのまま去って行った。
不思議に思う２人だったが、多分ハンターは行動範囲にステージが含まれていないだろうと憶測し、ホッと一息吐く。そして改めて鏡を特定のポイントに置いて、賞金単価を上昇させた。



賞金単価：１秒１１０円に増加。



李里香「これでよし。そうだ、メールでも送っておこう。多分他の誰かもやってると思うし」

シュルク「じゃあ、まだやるの？」

李里香「当然よ！こんなの、ほっといたら被害が大きくなるわ！次行くわよ次！」

一体、２人は何を見たというのか……？
次回、鏡の真相が明らかに……？！

最後に現状を纏めました。


『現状まとめ』


・現在時間は１２５分。残り１５分でミッション２が終了し、全員コンサートホールに転送される。

・現在賞金は１秒１１０円。逃走成功時に得られる賞金は１１４万６千円。

・賞金増加に挑むのは李里香、シュルク、獄卒、アンリエット、ジョセフィーヌ、詩乃、伊村、ショウマの８人。しずるは基本やらないが、協力してくれと言われればやる。

・李里香とシュルクは何かに気付いたらしく、後者の直接運ぶ方法で賞金増加を狙う。他は気付いてないので前者の方法を使っている。


感想おｋ。