二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.93 )
日時: 2016/09/02 08:41
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: prO5lpAd)

ついに始まった戦闘ミッション。その初戦は誰だ……!


医務室前。

穂乃果「あの、にこちゃんと花陽ちゃんは……?」

シャマル「大丈夫。暫く安静にしておけば目が覚めるわ」

海未「とはいっても、なぜあんな鏡に……」






東エリアステージ。


音也(ユ)「なるほど、それでこんな状況になってるのか……」

八雲「まぁね。ひょっとしたらそっちにも出番が来るかもしれない」

遅れてやってきたST☆RISHの面々に説明する八雲。それと同時にステージではアムとフロートが実況を行っていた。

アム「ここは私達とフロートさんがミッションの司会に加わります」

フロート(江西)「それと、一回戦の舞台はここ。ウォーターアドベンチャーだ」

セシル「おぅふ……水ですか;」

モニターに映し出されたのは水をイメージしたコースター系のアトラクションだ。涼しげな水色で彩られたそこは、海中を探検するような雰囲気にさせる。
このエリアに向かう挑戦者は……。




ルーナ「朝田詩乃さん、フェイト・T・ハラオウンちゃん、黒澤ルビィちゃん、東條希さん、渡辺耀さん!」


詩乃「早速選ばれたみたいね」

フェイト「一番手……!」

ルビィ「嘘、私!?」

希「ウチが一番手なん?」

耀「うぇっ!?私も!?」



詩乃「んで、このでっかい機械にこのコインを入れるのね」

冥界の女神が指すのは全長5メートル弱はありそうな巨大なガチャガチャだった。さっき手渡されたコインを入れる穴もある。早速渡されたコインを使って、アイテムを得るのだが、中身は……。







氷雪蝶の鱗粉を3個手に入れました。


耀「何これ?」

フェイト「説明文があるよ。えーっと、『メンバー全員の氷属性の耐性を上昇、更に凍傷を防ぎます』だって」

ルビィ「氷?あそこ、どう見ても水だよね?」

疑問が残るアイテムを受け取り、サークルに入る。

シャマル「フェイトちゃん、いきなりだけど頑張ってね」

明日奈「割かしまともなのがシノのんだけだし、皆を引っ張ってってね」

千歌「ルビィちゃん、耀ちゃん、初戦だけど思いっきりぶつかっていって!」

穂乃果「希ちゃん、今回もサポートを頼んだよ。大丈夫、ファイトだよ!」

それぞれの激励を受けた挑戦者たちは笑顔を浮かべる。
そして次の瞬間、挑戦者達がウォーターアドベンチャーに転送された。





詩乃「ここは……従業員専用通路見たいね」

フェイト「正面から通れない理由でもあったのかな?」

転送されたのは従業員用の通路だった。何故に正面からではなかったのだろうと思う中、希が我先にとドアノブを握る。

希「大丈夫やて。今このチームには幸運の女神がいるからね」

元気付けるように言った後、勢い良く扉を開けた!





ビュゴォォォォォォ……——



挑戦者s「……」


パタン(静かに扉を閉めた)


耀「あの、水のアトラクションって言ってたのにさっきの光景はなんだったの?」

希「銀世界やったね。辺り一面」

詩乃「いやいや、何でこんなことになってるの?馬鹿なの?場所間違えたの?」

目の前の光景の違いに冷静すぎるほどの会話をしてしまう。その時、ホールからの通信が入る。

アム『ごめんなさい、このステージはボスの仕掛けたサークルの影響で雪と氷の世界になっているんです』

フロート(江西)『今も内部の気温はどんどん下がっている。もたもたしてたら冷凍食品になってしまうぞ』

挑戦者s「先に言ってくれる!?」

どうやらこの銀世界はボスの仕業らしい。さっき配られたアイテムもこれを見越しての事だろう。臨戦態勢を整え、改めてフィールドの中に突入した。

ルビィ「こんなに雪が降り積もるなんて、誰がやったのかな?」

希「さぁね。暑がりやからこんなことをしたとか?」

シノン「度が過ぎてるわよ暑がりにしても——待って」

耀「どうしたの?」

シノン「誰かいる」

降り積もる雪が支配する銀世界を進む中、シノンが尻目に後方を見る。どうやら誰か他にもいるらしい。気配からすると、人間。となれば、鏡を持ち去った人間かこのエリアのボス……!
警戒して振り向く5人の前に現れたのは……。











ユキ「……」

シノン「ゆ、ユキ?あなただったの?」

そこにいたのはマクスウェル部隊の隠密であり、カイトの妹であるユキだった。まさかの顔見知りの登場にシノンとフェイトも思わず構えを解く。

希「知って子なん?」

フェイト「カイトの妹。ああ見えて結構凄いんです」

耀「何でここに?迷子かな?」

すっかり警戒を解いた5人がユキに近付く。その次の瞬間だった。

ユキ「……!」


ヒュン!カカカッ!!


フェイト「え?」

ユキが氷の苦無を投げてきたのだ。氷の苦無は一番近かったシノンの頬を掠め、後ろのオブジェクトに刺さる。その直後、オブジェが氷漬けになった。

フェイト「ちょ、ちょっと!私達だよ!ほら——」

ユキ「!」

4人「ぎゃああああー!?」

説得も空しく自分達に牙を向けるユキに逃走。まさかのボスの正体に観客すら唖然となる。



まさかのボス登場。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.94 )
日時: 2016/09/02 08:51
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: prO5lpAd)



カイト「作者、説明しなければ殺す(殺意の篭った真顔」

八雲「カイトさん落ち着いてください俺でもこれ予想外です」

カイト「あいつ等、妹に何かしたらただじゃおかない……!」

クリス「目が本気なんだけど!?」





詩乃「お、驚いた……何でアイツが襲ってくるのよ!」

フェイト「本気で殺す気だった……!」

希「な、何で襲って来たん……?」

ルビィ「知ってるんじゃなかったの……?」

耀「むしろ私はあの子が殺意むき出しに襲ってくることにビックリだよ……」

?「本当、あの子があんな風に牙を向くなんて……」

シノン「本当ね。——ん?」

思わぬ相手に逃げ出してしまったが、どうやら彼女がボスである事は間違いない。
どうにか倒そうと考えていたら、別の方向からある人物が現れる。

フェイト「あかね、何でここに!?」





あかね(オ)σ(・ω・?)

八雲「いや、お前じゃない」

ダイヤ「知り合い、ですよね?」

シュルク「はい。ってか、何であんな極寒地獄と化したアトラクションで遭難してるんだ?」

ヴェール(琴)「いや、遭難って……あ、あながち間違ってないか」





あかね「それより皆、どうしてここにいるの?」

シノン「それはこっちの台詞。なんでこんな所にいるのよ」

あかね「あはは、あおいちゃんの忘れ物を捜してたんだ。前にバイトで内部を知ってて、見つけたのは良いけど、いつの間にかこうなって……」

ルビィ「それで遭難してあの子から逃げたんだね;」

あかね「うん;でも、メガネ掛けてたっけかな?」

耀「……そうだ、あかねちゃんちょっと良い?」

そしてあかねに自分達がいる状況を説明し、今ユキに追われていることを説明する。
まさか自分達の倒すボスが自分達の知り合いであり、しかも殺す気満々で襲ってきているのだ。そして悩む一行に追い討ちを掛けるかのように通信が入る。

フェイト「……もしもし?」

カイト『皆さん、元気みたいですねー。もう冷凍食品になっちゃったと思いました♪』

シノン「……何しに通信したの?」

カイト『通信も何も決まってるじゃないですか♪』









カイト『ユキに何かあったらあなた方全員血祭りにするつもりですから(一段低いトーンのドスの利いた声』

シノン&フェイト「デスヨネー」

すいません、前門に襲い掛かる妹、後門にシスコン兄の板ばさみができあがりました。因みにルビィとあかねにはこの通信は聞こえてません。
つまり、下手に傷つけたら……;

耀「下手に傷つければ虐殺と言う名のステキなパーティですね解ります(笑顔で吐血」

希「あれ……?ウチとんでもない貧乏くじ引いたんとちゃう?(顔面蒼白」




果南「あ、あのさ……本気、じゃあないよね?」

カイト「何か?(背景には拷問機具びっしり」

翔(ユ)「本気だったーーー!?お前一体どこから用意したんだよそんなに!?」

カイト「え?これから取り出しましたけど?」

ロージア(ユ)「いやいやいや明らかに死刑用に使うものも混ざってるんだけど!?」




あかね「ねぇ、何の話をしてるの?」

フェイト「何も。とはいえこの寒さをどうにかしないと……」

あかね「いっそ二手に別れたら?サークルを消すのとユキちゃんを止めるので」

フェイト「賛成。私のスピードならユキの小回りにも付いて行けるし」

あかねの意見を元に二手に分かれて行動しようとしたとき、6人の影に誰かの影が重なる。そう、言うまでも無くボスとなったユキだ……!

ユキ「氷遁:豪雪吹雪!」

両手を一つの筒の様に構えて口に当て、そこから息を吹くと同時に凄まじい吹雪が襲ってくる。

フェイト「私が抑えておく!他はサークルに回って!」

希「ウチも残っとくよ!ルビィちゃん任せた!」

すかさず攻撃をかわし、ユキとの戦闘にフェイト、希が立ち向かう。相手はスピード重視であり、忍術を甘く見ているとあっという間に倒される事もありえない話じゃない……!



Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.95 )
日時: 2016/09/02 09:04
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: prO5lpAd)


相手が相手だが、本気モードです。



BGM:Vsフリザーニャ



フェイト「ハーケンセイバー!」

希「『焔符:花火』!」

早速攻撃を仕掛けるフェイトと希。対するユキはこれを容易く回避。そして反撃に氷の針を飛ばす。

希「させへんよ!『護符:法陣』!」

そこに咄嗟に希が護符を投げて障壁を作り出し攻撃を防ぐ。防がれたのを見たユキは正面からぶつかるのは不利と判断し、一旦引き下がる。

希「逃げられた……あんなに強いなんて意外すぎやろ……」

フェイト「こっちも本気でぶつかった事がないから、あんな力があったなんて思わなかった……!忍術も使えるから、油断できない——って、また来た!」

再び現れたユキにフェイトが咄嗟に斬撃を放つ。だが、その彼女はフェイトに攻撃された途端、粉々に砕け散ってしまった。

希「うぇっ!?こ、壊れた!?」

フェイト「違う、これ雪で造った偽物だよ!」

フェイトが殴ったのはユキが作った雪だるまだった。恐らく退却する際に、いや、それよりもっと前に造ったのだろう。

希「これ、ちょっとやばいとちゃう……?」

その言葉の直後、一斉に雪だるまが2人に襲い掛かって来た。





シノン「あかね、場所は解ってるの?」

あかね「勿論だよ!こっち!」

一方、サークル班の3人はあかねの案内の元、エリアの北側に来ていた。
吹雪も初めより強くなっており、見通しも悪い。暫く走っていると、三人の人影が何かを囲うように立っているのを見つける。

シノン「忍妖アワコヒメ……なるほど、吹雪を起すのにぴったりね」

シノンも吹雪で銃が暴発を起さないようにケットシーの姿で短剣を構える。儀式を行っていたアワコヒメ達もシノンに気付き、儀式を中断して構える。

シノン「耀、アンタは戦えないから下がってて——って、あれ?」

耀に下がるよう言って振り返るが、耀の姿はもう見えなかった。目を丸くして探す間にも、アワコヒメ達が襲ってきた。




真斗「どうなってるんだ?まさか、逃げ出したのか?」

千歌「そんなはず無いよ!耀ちゃんが逃げるなんて……!」

果南「まぁでも、ダイヤや花丸と違ってまだアニマドライブを持ってないからね……おまけに戦いに不慣れなルビィちゃんがいるとなると、正直キツイかも……」

ダイヤ「ルビィ……」



その間にもシノン達とアワコヒメの戦いは続いていた。だが、吹雪の中と戦いに不慣れなルビィがいるシノン達が不利な形勢だった。アイテムを使って属性ダメージと凍傷を防ぐが効果が切れるのも時間の問題だ。


シノン「くっ……こいつら、吹雪の中から出たり入ったりしてるからどこから来るのか見当が付かない!」

あかね「お、おまけに逃げ道が塞がれてる上に寒くて身体が……こ、このままじゃ氷漬けに……って、シノンちゃん前!」

吹雪で退路を塞いだ上で吹雪の中から襲ってくる攻撃に防戦一方だ。なんとかしばければ氷漬けになってしまう……!

ルビィ「……あ、あの……一つだけ方法があります」

シノン「方法?」

ルビィ「でも、2人が近くにいると巻き込まれると思って、使うに使えなくて……」

シノン「その事?だったら思いっきりやっちゃって」

ルビィ「え?で、でも……」

シノン「巻き添え喰らうほどドジじゃないわよ」

あかね「思いっきりやっちゃって!ルビィちゃん!」

ルビィ「……うん!源皇回帰!ガイア!断崖の聖剣!」

思いっきりやれと言われたルビィも力を解放。剣を突き刺すと共に刃の様な岩石の隆起が周囲に発生。攻撃を仕掛けようとしたアワコヒメ達を巻き込んで足場の氷を砕く。

あかね「凄い!薙ぎ払った!」

シノン「オマケに儀式の中心部も見つかったわ。後は任せて!」

あかねに掴まっていたシノンが飛び降りて儀式の紋章の元に着地。儀式の紋章はコピー用紙に二重の円を描いたものだった。

シノン「確かフェイトが言ってたっけ。儀式の陣は魔力を内の円に溜めて内から外に出るように魔力を放出する。それを断つには、魔力の流を直接断ち切る!」

ナイフを使い、内と外を繋ぐ線を断つように切り裂いた。それと同時に巻き起こっていた吹雪の勢いが弱まり、視界が明るくなっていく。だが直後、シノンの背後にアワコヒメの一体が迫る……!



大ピンチ!?感想まだ

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.96 )
日時: 2016/09/02 09:06
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: prO5lpAd)


ピンチを救ったのは……!







ガタンッ!!



シノン&ルビィ&あかね「え?」

次の瞬間、3人の地面がぐらりと動き出し、攻撃を仕掛けようとしたアワコヒメも攻撃を中断する。そして次の瞬間、足元の氷に亀裂が入って砕け、大きな波が起きてアワコヒメ達を飲み込んでしまった。

シノン「な、何で波が急に……?」

耀『皆大丈夫だった?』

ルビィ「耀ちゃん?どこにいるの?」

耀『制御室。私はルビィちゃん達見たいに戦う力なんて持ってないから、こういうサポートしか出来ないけど、何とかなった?』

あかね「そりゃもう十分!それに、吹雪ももう止んでる!」

シノン「じゃあ耀はそこで待機してて。さて、フェイトの援護よ!」




レインディア(琴)「サークルを消したって事は……」

コーラル「吹雪が止んで、まともに動けるようになったって事です!」

千歌「良かった、耀ちゃん、逃げたんじゃなかった……!」

カイト「とはいえ、ユキの方はまだ厄介ですよ。奥の手を隠しているとすると」



一方、ユキの足止めを行っていたフェイトと希。雪像は耀が装置を起動して起きた波に飲まれ、残るは本体だけとなっていた。

ユキ「……」

フェイト「こ、こんなに強かったなんて……!」

希「吹雪が止んだからええけど……」

ユキが再び印を結ぶと手首から外に向かって刃が伸びる。

フェイト「氷刃纏!?」

希「何それ?」

フェイト「カイトから聞いた。ユキの奥の手だよ」

希「奥の手、か。フェイトちゃん、ちょっとウチに策があるから、時間稼ぎ頼める?」

フェイト「本気モードで追いつけるのは、これくらいだからそのつもり。ランパーフォーム!」

ユキの奥の手を見たフェイトは自分も奥の手であるランパーフォームに姿を変える。
その直後、互いに目にも留まらぬ高速でぶつかりあい、周囲に刃の痕を刻む。



リク(琴)「え?何!?早すぎて見えないんだけど!?」

カイト「そりゃまあ、普通の傭兵とかなら気付く前に仕留めるなんてこともザラですよ。スピードもフェイトと同様。確実にしとめてサッと消えるのがユキの本来の立ち回りですからね」

カイ(琴)「そのお陰でこっちにはぶつかる瞬間以外見えてないけど;」



希「よし……フェイトちゃん、終わったよ!こっちにおびき出して!」

準備を終えた希を見たフェイトが早速その地点へとユキを誘い込む。そして陽動に誘われたユキがある地点を踏んだ瞬間……!

希「『嵐符:暴レ風』!」

ユキ「!?」

フェイト「今だ!ライトニングバインド!」

突然爆風のような風が下から吹き荒れ、ユキを吹き飛ばす。崩れた体勢を見逃さず、フェイトがユキの腕と足を固定して動けなくする。これで漸く終わり、かに思えたが、シノンからの通信が入る。

シノン『2人とも、ユキの動き止めた?』

フェイト「シノン?今終わったけど……」

シノン『じゃ、後は任せて』

そう言った後、シノンはGGOモードに姿を変え、愛用のヘカートⅡを使い、ユキに狙いを定める。そして発砲し、ユキが掛けていたメガネに直撃した。

フェイト「め、メガネ……?」

シノン『目の良い筈のユキがメガネ掛けてるのがおかしいと思ってね』

そう言えばこのエリアに最初から来た時からメガネを掛けていた。もしやと思い、シノンはあえてメガネだけに狙撃したのだ。

フェイト「でも、銃弾って……;」

シノン『ゴム弾よ。ゴム弾』

そして離れていたシノン達と合流して数分後、ユキが目を覚ました。

ユキ「うぅ……はにゃっ!?何でユキバインドされてるの!?ここどこ!?降ろしてー!」

フェイト「あ、起きた。バインドを解除して……」

起きたユキをおろし、粗方落ち着かせると事情を説明する。


ユキΣ(°Д°lll)ガーン!!!

希「相当ショックみたいやね;」

ユキ「うりゅぅ……ごめんなさい……」

フェイト「で、何でここに?」

ユキ「えっと、知らないおじさんが来て、ユキに『追われてるから護ってくれ』って言ったの。でもやだって言ったら、後ろからメガネを掛けられて……」

シノン「その後から今まで記憶をなくしてるのね。そいつに特徴は?」

ユキ「うー……鏡持ってた、くらい?」

どうやらその人物が鏡を別の場所に運ぼうとしたのだろう。そこに偶然訪れたユキを利用し、今の状況になったようだ。

ユキ「ユキ、その人知ってる!ユキが捕まえてくる!」

耀「ユキちゃん、気持ちは嬉しいけどここはシノン達に任せてみたら?その人がどんな悪い人か解らな——あれ?」

説得する耀が少し目を離すと、ユキの姿が消えていた。周囲を探すも姿は無く、まさか本当に一人で捕まえに行ったと思い、急いで探そうとした時だった。



ぎゃあああああああーー!!!


突然エリア内に響く悲鳴。何事かと一行がその現場に向かうと、氷漬けにされた男と鏡を持ち上げてるユキがいた。

ユキ「取って来た!」

耀「い、一瞬で……!?」

フェイト「あ、この程度なら十分だった見たい;」

ともあれ鏡を取り返せた事により、ユキと共に脱出した。




戦闘ミッションクリア!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.97 )
日時: 2016/09/02 09:09
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: prO5lpAd)



千歌「お帰り!皆大丈夫だった!?」

耀「大丈夫だよ!ただ、ちょっと寒い思いをしたけど」

ルビィ「初戦で選ばれるなんて思っても見なかった……;」

ダイヤ「でも頑張れたのでしょう?お疲れ様」

明日奈「詩乃のんもお疲れ様。最後の最後であんなことに気付くなんて流石だよ!」

詩乃「まあね。でもあかねが気付いた事だし、ある意味アイツが一番貢献したんじゃないの?」

ビードロ(江西)「静かに。今から先程の戦闘ミッションの評価を発表する」

ミッションから帰ってきた一行を賞賛していると、ミッションの結果発表を申し渡すと言い、全員がモニターに注目する。


ビードロ(江西)「結果……クリアタイム18分14秒、連携S、ダメージ率34%、ファインプレーS、未使用アイテム有ボーナス。結果……」











ビードロ(江西)「クリアランクSにより、ハンター放出阻止成功!」

ミッション参加者「いやったー!」


戦闘ミッション1:ハンター放出阻止!


フェイト「よ、良かった……」

希「へたり込むのはゲームが終わってからにしたら?」

耀「そうそう。——ハックション!」

ルビィ「どうしたの?」

耀「さ、さっきまで氷の世界にいたから体中寒くて……;」

シノン「ならスープでも飲みにいく?私も身体が冷えちゃってさ」

あかね「じゃあ休憩は一緒に行こうよ!」

初陣を好成績で収めた挑戦者達。次の戦闘ミッションは誰が出てくる……!?




戦闘ミッション現状。


1回戦:ハンター放出阻止。城ヶ崎莉嘉救出。




ボス情報。
『紫之宮ユキ』

挑戦者紫之宮カイトの妹であり、マクスウェル部隊の隠密。契約ユニットは『夢幻の風花シラユキ』。
性格は純粋かつ人懐っこく、兄のカイトを慕っている。「うりゅ」など言動に幼さが見えるが、こう見えてフェイト達より2つ年上です(因みにこの世界のなのは、フェイト、はやて、アリサ、すずかは10歳設定です)。
むらくもの部隊に配属されていたが、ある事件をきっかけにシラユキ率いる雪女部隊に入るとその真価を開花。氷の忍術を次々と取得していった。
魔力量などは一般的な魔術師より劣るが、修行によって得た身軽さと忍術により、その気になれば某幻の6人目の如く気配と魔力をほぼゼロにして標的に近付く事も出来る。更に氷の忍術で動きを止めたり雪像で分身を作るなど応用力も高い。ただし、シラユキとの契約の魔力資質の変化により、暑さには滅法弱い。


「おまけ1」


カイト「……」

八雲「カイト、どうだった?」

カイト「どうもこうも。誰かに雇われたのと城ヶ崎莉嘉が自分の物になるって言われて従っただけだの一点張りですよ。あのロリコン野朗」

美嘉「莉嘉を自分の物にって……!?」

八雲「となると、あの鏡の転送先はロリコン野朗の様に雇われた、そのアイドルのコアなファンって可能性が高いね」

カイト「それと、特別報酬が出るからってのも聞いたし、賞金目的って線もありますが。全く、人気が出過ぎるのも困り物ですね。さっきの奴みたいなのに狙われるなんてさ」



「おまけ2」


トキヤ「沼津のスクールアイドルか。最近流行ってんのか、スクールアイドルって」

穂乃果「私達がスクールアイドルを始めた頃には、首都圏には結構いたよ」

千歌「私達の時には結構地方でもあったからね」

セシル「Aqours……水……;」

善子「セシル?興味湧いたのかしら?」

セシル「イイエ。確かに日本の文化、興味ありマス。デスガ、沼津とか築地には行きたくないデス……;」

果南「は?どういうこと?」

レン(ユ)「そういやセシルの故郷のアグナパレスは砂漠の国で、水が無くて、魚類が悪魔と恐れられてるんだ。沼津って海沿いだろ?魚も獲れるから怖くて行けないんだろうよ」

耀&果南「み、水が無い……だとっ……!?」

那月「あれ?どうしたの?」

千歌「ああ、2人とも海に関係した仕事の人が家族だからね」



BGM:追求〜魔法をかけて〜



果南「ふっざけんなあああああああ!!!沼津の海は広大で美しい景色を誇り、青天でのダイビングは絶景!泳げなくても水族館などの観光名所もある!!そんな沼津の海を悪魔の巣窟なんて言われて黙ってる訳無いでしょ!!」

セシル「NO!水は時に命の危機となり、海は台風となれば船すらひっくり返し、波は人を無慈悲に人や建物を飲み込みマス!!それに海には凶悪なサメやクラゲ、毒を持つ魚がいマス!現にサメは映画でも人を襲ってるし、実例もあるじゃないデスカ!」

耀「確かにその実例は認めるわ!海の危険な生物の存在もね!だけどね、船長の指示や操舵手達の技術を持ってすれば乗り越えられない荒波は無い!私はそんな風に乗せる人の安全を護りたいし、何より生半可な覚悟で船の船長になるつもりなんて無い!大体人間の7割を水分が占めているし、水は炊事選択掃除風呂に使われる!当然飲み水としてもね!セシルさんは水の無い生活で生きていけるの!?」



真斗「あいつ等何やってんだ;」

花丸「文化の違いを感じるずら」


感想おkです。