二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: —東方霊妖変 巫女の変異— ( No.14 )
- 日時: 2016/07/03 23:31
- 名前: 栞永稀 (ID: l/9ga28M)
【(遅くなってすみません!)】
【洞窟探索】
《旧地獄街道 洞窟前》
「これで、全員ね?」
「ああ、そうだぜ」
魔理沙は箒を担いだ状態で頷く。
魔理沙が連れてきたのは、妖夢と幽々子、アリスと早苗、白蓮、チルノと大妖精だ。
……妖精達は勝手に付いてきただけだが。
紫は、自分の式神、萃香に紅魔館の住人達だ。
「さて——行きましょうか。二つ道が別れているから、左は私と萃香、妖夢と幽々子、式神二人と、アリスと早苗で行くわ」
「了解だ。じゃあ右は、私と白蓮、パチュリーと美鈴、レミリアと咲夜、チルノと大妖精だな」
そう言いながら魔理沙は右側へ後ろ歩きをしてそう言う。他の者は少し先へ進んでいる。
紫達は特に返事をする訳でも無く、先にある暗闇へと消えていく。
向きを変えて前へ小走りして、魔理沙は付いて行った。
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《魔理沙達のチーム》
魔理沙達は暫く歩いた所で早速、狼が巨大化したような魔獣に遭遇した。
「んーここは私と白蓮、妖精でやる。先に行っといてくれ」
「ええ、分かったわ」
魔理沙がそう言うと、レミリアが返事をする。
レミリア達が先に進んだのを確認すると、魔獣に視線を向ける。
「ガアアアアアァ!!」
途端、魔獣が鋭い爪で魔理沙達を切り裂こうとする。それを避ける。
「ちょっとだけ、眠らさせて下さいね」
白蓮はそう呟くと魔人経巻を開き、無詠唱で魔法を使用する。
そして、地面を蹴る。そこに風が起こった。白蓮は相手の体を、鋼鉄よりも硬くなった拳で殴る。その時に衝撃波が起こる。もの凄い威力なのだろう。
……なのに魔獣は攻撃を受けても何の様子も見せない。
「(おかしいわ……。手応えはあるのに相手がダメージを受けているようにはとても見えない)」
白蓮が少し歯軋りをすると、相手から少し離れて、桃色の弾幕を放つ。すると、煙が発生する。
「……どうだ?」
魔理沙が様子を見に白蓮に近づく。その直後、魔獣が吠えて大きな尻尾で白蓮を薙ぎ払い吹き飛ばす。吹き飛ばされた白蓮は、近づいて来ていた魔理沙にぶつかった。魔理沙は驚いて目を見開く。
「ぐえっ……!」
そして二人共、地面に叩きつけられた。