二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: —東方霊妖変 巫女の変異— ( No.6 )
- 日時: 2016/07/03 22:53
- 名前: 栞永稀 (ID: l/9ga28M)
【巫女と魔法使いの弾幕ごっこ】
霊夢は赤と青の御札弾を放ちながら魔理沙の放つマジックミサイルをひらりと避けている。
魔理沙側は相手の攻撃を避けながら攻撃を放ち、接近している。
「じゃあ、いくぜ!」
そう叫ぶと、スペルカード【恋符「ノンディレクショナルレーザー」】の弾幕を撃つ。
「あら、吸血鬼の住む館にいる魔女の技に似ているわね」
「う、煩い!気のせいだ」
そう呟くと、魔理沙はレーザーを撃ちながら両腕を上下に振り、慌てた様子で言い返す。
「次は私。大きな弾幕よ。びっくりして腰を抜かさないようにね」
ウインクした後、少し上に移動して【宝具「陰陽飛鳥井」 】を放つ。その弾幕は言葉通り、大きい。
「本当にでっかい弾幕だなぁー。でも私を倒すにはまだまだだし、腰を抜かす事は難しいぜ?」
顔に手をかざしてそれを見ると、魔理沙は余裕な笑みを浮かべてそう言い、陰陽玉の来る場所から離れる。
そして再び霊夢の近くへ迫る。
すると、霊夢が透明になって消える。そして暫くすると霊夢が魔理沙の近くに移動して斜め下に蹴り落とそうとする。
それを魔理沙は後ろに下がって避けるとスカートの中からミニ八卦炉を取り出してニヤリと笑う。
「隙ありっ!!」
嬉しそうに叫ぶと、ミニ八卦炉を瞬間的に取り出し、【邪恋「実りやすいマスタースパーク」】を霊夢に撃つ。虹色のレーザーは霊夢を呑み込む。
「よし、どうだ……!……くそっ——」
魔理沙は目を見開いて舌打ちをする。
何故なら霊夢がいたはずの場所には赤の御札が散っていた。つまり、魔理沙が攻撃したのは霊夢のダミーだったのだ。
「あんたこそ隙あり、ね」
その声は魔理沙の背後で聞こえた。振り返って反射的腕を横に振って霊夢を攻撃しようとする。
だが、それは魔理沙にとって仇になったのだ。霊夢は魔理沙の攻撃を受け止めていた。
「これで終わりよ、みたらし団子は私の物。」
笑みを浮かべると、魔理沙が名前を付けたラストワード、【「夢想天生」】を使う。
それをもろに魔理沙は受けた。
「ぐっ……! 降参だ降参」
攻撃を受けた魔理沙がフラフラと地上に立つと同時に箒から降りて両手を上げた。
「よし、私の勝ちね」
満足そうに言うと縁側に降りて残りのみたらし団子の串を手を伸ばして、食べる。
「ぐうぅ……次こそは勝つ!」
悔しそうにして、相手を指さして言う。
「へぇ、勝てるといいわね。……う〜ん、美味しい!」
霊夢が食べている様子を見て魔理沙は羨ましそうに見ている。
暫くすると霊夢は団子を全て食べ終わっていた。