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<一話>

クロハ：毎回泊めて貰ってありがとな。

俺はクロハ、と呼ばれている。
とは言っても、コノハの分身みたいなものなんだけどなぁ。

咲夜：いいえ、泊めるのは当然だと。お嬢様が・・・・・。
クロハ：ふぅん、お嬢様、ってやつに会ってみてぇな・・・・。
咲夜：クロハさんとお嬢様は気が合うかと。

へぇ、ますます気になってきた。
確か・・・妹もいるんだっけか?

カノ：やぁ、クロハ君。相変わらずだね〜。
クロハ：あ?それはどういう意味だ?
カノ：いやぁ、何でもないよ。

はぁ、相変わらずなのは欺くのほうだろ・・・。
いつもにやけててさ。

明海：カノ君〜?
カノ：・・・・・。

明海が来たとたん、欺くは少しだけ顔を引きつらせた。
余程、明海が苦手なようだ。
んまぁ、あんだけ執着されてるしな・・・。

明海：あっ、居た居た〜！・・・・・・・・・ッチ
クロハ：あ、よ、よう・・・・・。

明海は俺のことが苦手らしい。
何でも、理由がカノといつも一緒に居るから、らしい。
・・・・ふざけた理由だよな。

明海：・・・・あ、そうだ、クロハ君、私についてきてくれない?
クロハ：は?